急に放任園のりんごの木伐採の話が噂されが聞こえて来た。昨年高齢で摘果、防除等が出来なくて放任園地になっていたりんご畑。隣接園地にも病害虫の被害が出来て販売出来ない果物で困っていた。特に伝染力が強いフラン病、黒星病が酷くこのままの状態が続くと今年のりんご栽培が出来ない。隣接者や出荷組合等の役員達で園主と話合い無報酬で伐採作業を行う。
理屈に合わない作業だが伐採して焼却処分をしなければ病気が蔓延して手が付けられなくなってしまう。協力者達もまだ自分の園地の剪定や枝片付けは終っていない方ばかりで忙しいが第1回目の防除の前にと伐採道具を持参して集まって来る。チエンソーやノコギリ、剪定ハサミ、焼却処分するたき付けの豆殻等を準備する。
夕方から雨、明日は本降りになって寒くなり今日は忙しい自分の仕事で勿体ない日。放射冷却で酷い晩霜で一面真っ白な景色。朝から明るい日射しで気温も段々上がって来る。前日に隣接者が数分程チエンソーで太い木は切り倒してあったのでその小枝を燃やすがなかなか火が付かず難儀する。早く燃やそうと焦ってしまうので焚き付けように豆殻や新聞紙だけ燃えて消えてしまう。炎が上がるまで時間がかかり午前の休憩時刻まで焚き付けの準備。
20アール越す園地なので3ヶ所に燃やす場所を作り伐採する。みんな顔から汗を流しながら余りの熱さで薄着に着替えしてチエンソーを使い伐採作業。今からは跡継ぎがいない農業が多くなり放任園地対策は難しい問題になって来る。
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