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緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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2025年06月30日 | 男子新体操
今年3月に高松で開催され、私も観に行った新体操の選抜についてはブログにも記事をあげましたが、優勝した井原高校の演技がYouTubeでアップされ、バズっています。

アップされて1か月ほどで22万再生、コメントも世界各国から。



これ、何語か分かりますか?
調べて見ると、上のコメントがブルガリア語、下のコメントがオランダ語でした。
そしてGoogle翻訳で意味を見ると以下のようなもの。


どんな演技だったか、演技動画もリンクしておきますね。


世界各地から寄せられる賛辞、嬉しくなります。

日本という国、日本国内で良いものを良いと評価することができません。
大昔は浮世絵、現代ではマンガやアニメ。
日本国内では長い間、劣った卑しいものとされていました。
よくも悪しくも外国からの評価で認識を変えます。
だから国外からの賛辞は重要なんです。

男子新体操が日本発祥のスポーツだということも、ヨーロッパ発祥の女子の新体操とはまるで異なるスポーツだということも、知っている人は少ないです。
それどころか「えっ!? 男子にも新体操ってあるの」と言われます。
存在自体が知られていない・・・。

去年の12月、井原高校のある井原市に新体操のイベント「井原フェスティバル」を観に行き、帰りに『えっ!!??』という経験をしました。

帰りの電車の中、同じ井原から乗車した初対面のシニア女性二人と話をしました。
お二人は岡山市在住で、井原市には井原市出身の彫刻家である平櫛田中美術館を観に行ったそうです。
「それであなたは?」と聞かれたので「井原フェスティバルを観に」と答えたのですが、二人とも井原高校の男子新体操が有名だということはむろんのこと、日本に男子新体操というスポーツがあるということもご存知ありませんでした。

そこで私は縷々説明。
そして返ってきた言葉は「それで、美少年なのね」
ずっこけそうになりました。
それが新体操のイメージなのですね。

選手たちは岡山県立井原高校の現役高校生です。
アイドルではなく、男子新体操という芸術スポーツのアスリートであり、アーティストなのです。
顔やスタイルではなく、彼らの演技が美しいのです。
でも、アイドルとしてでも良いから応援してあげてほしいです。

というのも、日本の男子新体操はスポーツ界の絶滅危惧種だからです。
極東の島国である日本に生まれ、独自の発展を遂げた、極度に美しい、でもいつ滅んでもおかしくない絶滅危惧種のスポーツです。
井原高校も含め日本の少子化はこのスポーツに大きなダメージを与えています。

今回の動画がバズることで、世界中で認知度が少しでも上がり、結果、関心をもって見てもらえたら絶滅から遠ざかることになり、私はとても嬉しいのです。