Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

キュ~~ン。

2010-07-19 11:04:13 | オートバイ

 それは、先週のツーリングでのこと…。

 前を走る夫に続いて 短い隧道を抜けた時、私は 夫の姿越しに ある生き物を発見しました。

 その生き物は 舗装された道路から左側の森へ、ピョン!と跳びはねて入ってゆきます。

 そう、それは 鹿さんでした。

 まだ仔鹿なのでしょうか…身体に白い斑点が見えます。

 お尻の辺りの毛が白くて、ほわほわしています。

 まるで絵に描いた様な “ バンビ ” です。

 バンビは森の中へ数歩行くと 立ち止まって、こちらをジッと見ています。

 さらに 数m奥に もう一頭、一回り大きな鹿さんが居ます。

 夫がオートバイを停めましたので、私もオートバイを停めて降り、鞄からカメラを取り出しました。

 240kg程もある重たい車体なので、いつもは スタンドをシッカリ出して慎重に停めているのですけれども、その時は 早く撮影したい気持ちで 慌ててしまったのでしょう…。

 スタンドの掛け方が甘かったのか、カメラをケースから出した途端、オートバイがゆっくりと倒れてゆくではありませんか!

 急いで支えるも、腕力の無い私が一人で支えられるはずもなく…。

 空しく横たわる喜代松号…。

 吃驚して、ピョンピョン跳びはね、崖を登ってゆく鹿さん達…。

 大きな故障も怪我も無かったのは幸いですけれども、ちょっぴり気持ちが凹みました。

 ごめんね、喜代松号…。

 夫に引き起こしてもらった後、森を見ると もう 鹿さん達の姿はありませんでした。

 でも、崖の上の方から 「 キュ~~ン 」 「 キュンッ!」 という鳴き声が聴こえています。

 お馬鹿な私を笑っているのでしょうか?

 それとも、仲間に 「 危険だよ!」 と知らせているのでしょうか?

 いえいえ、きっと 「 運転に気を付けて お帰りよ。」 と言ってくれているのでしょう。

 …前向き…。

 せっかくなので、鹿さん達が上って行った森の崖をパチリ

 撮影している間も、ずっと 「 キュ~~ン 」 という鳴き声が響いていました…。

 いつか鹿さんの姿を撮れるとイイな♪

 

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