「 僕、ルドルフです。
僕は、トナカイです。」
「 僕、皆とちょっと違ってるんです…。」
赤いの…。」
「 だから、いつもに皆に笑われてるんです。」
笑うぜ。」
「 真っ赤っ赤~♪」
「 ……。」
「 赤くなきゃねぇ…。」
「 ……。」
オビ蔵兄貴!」
気付くかな?」
気付かねぇよ。」
「 そうッスね!」
ボク松さん。
何してるんですか?」
何もしてねぇよ!」
「 あっち行って
赤っ鼻でも
磨きやがれ!」
ちょっと待ちな。」
「 ? 」
「 俺達のソリの最後尾を お前が走ってるのは、何でだと思う?」
「 さぁ…。」
「 それはな、お前の赤っ鼻がテールランプ代わりだからよ!」
「 なるほど、他のソリからの追突防止に役立ってるって訳だ。」
オビ蔵!ボク松!」
「「 リーダーッ!」」
ルドルフをからかうのは
止せ!」
「「 ハイィッ!」」
「「 ハッ!」」
「 はい。」