３冊目の日記

夫と始めた３冊目の交換日記は夫の日記になっている

夫の日記化したところに娘たちも書くことがはばかられるのか
私と同じで肝心なことを隠して書くことに気後れするのか

書くことは何もないけど毎日書くことが日記だからと
夫はベットの上からの日々を綴っている

私はＣａｆｅ の日記にも向かえなくなっている
忙しいからではなく相変わらず夜更かしだしＴＶは見るし
ＰＣゲームにも時間を費やしている

脳の思考や記憶域が侵されてきているのではと思えることがしばしば・・

昨夜は大変なことをしてしまったから


・・・・・・・○・・・・・・・


昨夜のこと

ベットに入って本を読んでいた
眠気に襲われ本を閉じたときに
隣でＴＶの洋画を見ていた夫が二回目のトイレに連れ行ってくれと言った

ちょうどその時は隣に住む娘がお風呂を済ませて帰ろうとしたときだったから
「お父さんをトイレへ送ってから帰って、あとで迎えに行くから」と頼んだことを今朝になって思いだした

夜中に何度か目覚めたとき隣に夫が眠っているのは確認できていた
いつものように耳を凝らしてグシュグシュという肺の音も聞いた

昨夜は遅くに夫のトイレについて行ったけれど
二度目の記憶がない
娘に頼んだのは二回目の時だった

どんなに記憶を辿っても一度しか思い出せないし
いつ眠ったのかもわからない

夫に聞けば寒いのに朝まで待っていたよなんて・・・言う
娘が夫のトイレが済むのを待ってくれていたから良かったものの
同じ布団に寝ていながらトイレから夫が戻ったことも知らなかったなんて・・・

昔から鍋を焦がしたりと注意力散漫だったけれど・・・
車イスの酸素ボンベの栓を開けずに夫をトイレに連れて行ったり
栓を閉め忘れて酸素を出しっぱなしだったり

もし医療従事者だったら
何度医療ミスを犯していたことやら

娘は「お父さん、チャンと自分で確認せんとお母さんに殺されるで～」と
ほんと・・・そうなりかねない・・・

今しようとするとが時々フッと消えてしまう・・・
これはもしかしてと・・・不安になる

大根のしっぽで連想することは

家の近くに無人野菜販売所ができた

筋向いのご主人が定年後に奥さんの実家の田畑で始めた野菜作り

それを今流行りの野菜市場で販売委託したりと本格的
そして家の近くの道端に小さな無人販売所を作って直営

営業は今のところ週に１・２回程度
商品は葉付き大根と葉付き蕪のみ代金は１本８０円

新鮮でみずみずしい葉っぱ
１本ずつ買ってきて余すとこなく料理する

大根の煮物は大好物

大根の葉っぱは細かく刻んで即席塩漬け
蕪は薄くスライスして塩で水だしして甘酢漬け
厚く剥いた大根の皮も漬物に

大根の皮を剥きながら連想的に思い出すのが母から聞いた話

・・・・・

私が幼いころ姉は名古屋市のあるお金持ちのお医者様のお家に
行儀見習いという名の今でいう住み込みのお手伝いさんに行っていた

当時の田舎娘の就職は花嫁修業を兼ねてそんなのが多かったようだ

私は姉とは異母姉妹で母が後妻ということもあって随分年が離れていた
洋裁を習っていた姉がスカートやワンピースを作ってくれた
それは昔のスタイルブックの写真のようにとてもハイカラなデザイン

その姉の勤め先の行儀見習いの先輩が嫁いだ後
生活に困って元勤め先の医院の奥様に助けを求めた時
その奥様が「これはあなたが捨てた大根のしっぽを干しておいたもの」と言って差し出したそうだ

そんな話を姉から聞いた母が野放図な私たち夫婦を戒めるために私に聞かせた話


母が亡くなった今も大根のしっぽを洗うたび頭をよぎる

散髪の後は・・・

3日後の夫の定期診察日に備えて散髪

日常の入浴もシャワーもできなくなった夫だけれど
散髪の日にはできるかぎり簡潔にシャワー
それでもかなりの疲労が残るけれど
丸椅子に座ってもらって夫の体を洗う

ところが今日はそのシャワーもできない
ベットに座っての夕食もとれない

血圧も酸素濃度も脈拍もいつもに比べて数値は良好
なのに座っていられない

体が数値の低さに慣れていて
この数値に慣れが追い付いていないのだろうか

最近の夫の体は不安定で高山を行ったり来たりのように
酸素も血圧も脈拍も上がったり下がったり

浸水

昨夜からのとにかく凄い雷雨こんなの初めて

落雷に備えて夫の酸素を外出用のボンベに変えて
外の様子を見ると水はひたひたと玄関近くまできている

まさか満潮とかさなりはしないかと不安

それに夫の薬は今日の分までしかないし
今日は半月も待ったマンモグラフィー検査の予約日

やみそうもない雷雨
PC中断して再度玄関へ

・・・・・・・・・・

遅かった床下浸水
靴がプカプカ

慌てて靴を避難させて
車を少しでも高い位置に移動して
ごみ袋の土嚢ならず水嚢を作って玄関先に並べた

有難いことに雨脚が衰え少し水が引きはじめている
前の道は流れる川
ゴミやスチロールやら樹脂製？の段差ステップなんかが流れている

このまま治まればいいのだけれど・・・



　　

??

昨日娘がズガニを五匹買って来てくれた

一か月ほど前にある道の駅で夫がそのカニを目にして子供のころの話を聞いた娘が
スーパーで手に入ったら連絡をくれる手筈をしていた

で娘は生きたモクズガニを恐る恐る買ってきてバケツに空気穴をあけたラップをして生かしていた

夜中にお母さん！カニがいない！！
と起こされた

懐中電灯を持ちだして冷蔵庫の下やら食器棚の陰やら
玄関の下足箱の下やら

探してみたけど出て来ない
ガサゴソと音すら聞こえてこない

逃亡したのは二匹
私がバケツを移動した際かぶせてあった蓋を元に戻していなかった

もう逃亡者は諦めて
煮立てたお湯にそれこそ逃亡しそうな残りの三匹のカニを無理やり蓋で押し込み塩茹でにした

一大覚悟でカニと格闘したのに夫はあまり食べたくなさそう
夕食後も三匹のカニはそのまま皿の上

心のリレー

介護の手続きを取ったものの役所の回答は月にわずか十数時間
短期入所は月5日

短期入所は要らないからそれを訪問介護にまわしてほしいと要望しても
それとこれとは違うらしくて無理だとか・・・

そんな訳で娘たちと時間のやりくり
補え切れない時間は幸いなことに
定年退職のお向かいのご主人と癌治療のために早期退職した知人が夫のようすを覗いてくれる

それに甘えてヘルパーさんの訪問を受けないでいる

巨人が王手

野球は今日の試合をニュースで確認するぐらい程度の夫が
クライマックスシリーズの楽天戦を欠かさず見て
どういう訳か日本シリーズでは日ハムを応援している

義母は大の巨人ファンだった
今年はその試合を見ることもなく逝ってしまったけれど

きっと天国でＴＶにかじりついて
いいぞ亀井！
ばんざい慎之介！
などと騒いでいる・・・かも

酢の効果

*(雨)*

食用菊のおひたしと天ぷら

いただいた花は紫
花のがくをむしるとスプレー菊のような細く巻いた花弁が簡単にバラバラにはずれる

その花びらを熱湯でゆでると紫の花が濃紫というより黒色に変色
水に曝して軽く絞り味付け

その味付けに少量の酢を加えしばらくすると鮮やかな紫に冴える
生の時の白っぽさがなくなって鮮やか

味はなんだか少しもっちりとして酢の効果でさっぱりと以外にいける
なにかに似た味なんだけれど思い出せない・・・

天ぷらはがくの付いたままの花を薄めの衣をつけて油に落とすと意外
がくを下に蕾のようにすぼまっていた花が打ち上げ花火のようにパアーっと開き楽しい

でも色は焦げ色に変色
それに味はやっぱり菊の香がして・・・

水溶きの衣でなく酢で溶いた衣だったら色も味も良くなるのだろうか・・・



*(スニーカー)*　　　*(スニーカー)*　　　*(スニーカー)*　　　*(スニーカー)*　　　*(スニーカー)*　　　　　　

久しぶりに寛平ちゃんがＴＶに現在ドイツらしい
いつもの元気な寛平ちゃんを見れて良かった～～～