風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

這えば立て、立てば歩めの親心

2011-01-05 10:20:00 | 日記
20数年も前のこと、私が末っ子を出産のとき
我慢して!我慢して!と分娩台に上った時には陣痛が来なくて

急患で外来に行った先生を呼びに走る看護師さん
一人はお腹の中の赤ん坊を押し出そうと私に馬乗りになり
私は必死で空いきみ
一人は下から引っ張り出そうと分娩室は騒然

先生が来てやっと生まれた末っ子は泣かない
分娩台の上から覗き見た子は真紫

酸素!酸素!の声
チューブが繋がっていない!

逆さにされたり引っ叩かれたりして・・・
やっと上げた弱弱しい産声

その間どれくらいの時間だったのか分からないけれど
分娩台の上でひたすら子供の命を助けて下さいと祈り
大丈夫よ!と看護師さんに声をかけられて安堵し、オトコ・オンナどっちだったんだろうかと欲を出す

そして今まで私は何と欲の深い女かと思ってきた
実際欲張りなんだけれど・・・


娘の出産でも

予定の時間を過ぎても手術室から戻らなかったことや
孫はNICUに入院、先生から伝えられる言葉に一喜一憂し

保育器から出られて、点滴注射が外され授乳できるようになり

鼻は高いか目はどうだとか
誰に似ているのだろうかなどと話が明るくなる

昔、助けて下さいと祈ったしりから男か女かと欲を出したと思ってきたことは
娘の様子を見ているとそれは親心だったんだなあ~て

≪這えば立て、立てば歩めの親心≫なんて昔から言うのにね・・・

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