日本でも今の平和がアタリマエだと思っては生けません。
人類は老子が生きた二千数百年前と、「まだ」変わらないようです。
⇒ 精神世界ランキング
40位台?=ランク一覧の中から再度【ミロク文明】を押してね
私の大和ごころを志しての旅は「ミロク文明」ミロクの世を地の上に現す方向性。
・老子「道徳経と伊勢白山道」 道経
第十九章 *老子を英訳 http://mage8.com/magetan/roushi02.html
・原文 「書き下し文
絶聖棄智、民利百倍。「聖を絶(た)ち智を棄(す)つれば、民の利は百倍す。
絶仁棄義、民復孝慈。「 仁を絶ち義を棄つれば、民は孝慈に復す。
絶巧棄利、盗賊無有。「 巧を絶ち利を棄つれば、盗賊有ることなし。
此三者、以爲文不足、故令有所屬。「この三者、もって文足らずと為(な)す。故(ゆえ)に属(つ)ぐ所あらしめん。
見素抱樸、少私寡欲。「素を見(あらわ)し樸(ぼく)を抱(いだ)き、私(わたくし)を少なくして欲を寡(すくな)くす。
現代語訳
美徳を断ち切って知恵を捨てれば、人々の利益は百倍にもなるだろう。
仁愛を断ち切って正義の心を捨てれば、人々は本来の真心に立ち返るだろう。
小手先の技術を断ち切って便利な道具を捨てれば、盗賊など居なくなるだろう。
この様な事を言葉で理解するのは難しいだろうから、手本とすべき例を挙げよう。
生まれ持った心を素直に表して切り出したばかりの丸太の様な純朴さを内に秘めよ、利己心を少なくして欲望を少なくせよ。
英訳文
If people give up virtues and wisdom, they will gain a hundred times benefit. If people give up benevolence and justice, they will regain sincerity. If people give up technique and convenience, there will be no thief. I know that these words are too difficult to understand. So let me give teachings. Express your bare mind and hold honesty like a raw wood. Reduce your selfishness and desire.
*原点を忘れるな 2012-10-07
伊勢ー白山道 記事全文 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121007
老子の言葉 第十九章
(独自の超訳)
(1)変なプライドを捨ててアホに成れば、私たちは今よりも100倍は稼ぐことが出来るでしょう。
(2)無理な他者への道徳や礼節に縛られなければ、人は自然と家族を大切にし、他者との親睦を持てるでしょう。
(3)便利な文明や貨幣制度も無くしてしまえば、そこに盗賊が存在することもありません。
以上の3つの文章では説明不足なので、分かりやすく別の言い方をしましょう。
要は人間は、
(4)素直に成り、
(5)純朴さを大切にして、
(6)自我(ワレヨシ)を少なくして、
(7)欲望を追い求めないことが大切なのです。
原文
「絶聖棄智、民利百倍。絶仁棄義、民復孝慈。
絶巧棄利、盗賊無有。此三者、以爲文不足、故令有所屬。
見素抱樸、少私寡欲。」
(感想)
この老子の文章を読みまして、その先見性・予言性に驚きました。
学者が訳しますと、上記の3番の突飛な文章が混ざることに違和感と不自然さに困ることでしょう。
しかし3番は、そのまま現代文明が面している根本的な問題なのです。
3番のために今でも戦争が発生して、多くの人命が失われ子どもたちもゴミのように死んで逝っています。
一体なんのための文明であり、金銭なのでしょうか?
それは人間の幸福のために存在するのでしょうが、しかしその結果は大量殺戮が現代でも起こっているのです。
老子が生きた二千年以上前でも近隣同士での国盗り合戦が絶えず、街(文化)がキレイに発展すれば、それを奪うために他者が襲来することを繰り返したのです。
老子は多くの子どもたちの死体を見詰めながら、
「いったい何のための文化だ。何のための富なのだ。」
と、そもそもの原点のことを言いたかったのです。
そのために子どもや住民が死んでしまうならば、もう要らないと言いたかったのです。
そして、人間は最後の4行が大切だと老子は示されています。
私が愛用する石鹸の生産地であるシリアのアレッポの近隣では、今でも毎日のように女性や子どもたちが戦禍のために死んで逝っています。
私は石鹸を触るたびに同じ地球上でありながら、その違いに思いを馳せます。
しかし、日本でも今の平和がアタリマエだと思っては生けません。
人類は老子が生きた二千数百年前と、「まだ」変わらないようです。
老子が言われる4~7番を守りながら、生活できることに感謝をして生きましょう。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
老子 第十五章 第十六章 第十七章 第十八章 道徳経
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*伊勢白山道 老子の言葉 記事一覧
*「柔訳 老子の言葉」が完成しました 2013-04-03 伊勢白山道
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*「老子の言葉 写真集 上・下巻」 2013-11-22 伊勢白山道
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・原文 「書き下し文
絶聖棄智、民利百倍。「聖を絶(た)ち智を棄(す)つれば、民の利は百倍す。
絶仁棄義、民復孝慈。「 仁を絶ち義を棄つれば、民は孝慈に復す。
絶巧棄利、盗賊無有。「 巧を絶ち利を棄つれば、盗賊有ることなし。
此三者、以爲文不足、故令有所屬。「この三者、もって文足らずと為(な)す。故(ゆえ)に属(つ)ぐ所あらしめん。
見素抱樸、少私寡欲。「素を見(あらわ)し樸(ぼく)を抱(いだ)き、私(わたくし)を少なくして欲を寡(すくな)くす。
現代語訳
美徳を断ち切って知恵を捨てれば、人々の利益は百倍にもなるだろう。
仁愛を断ち切って正義の心を捨てれば、人々は本来の真心に立ち返るだろう。
小手先の技術を断ち切って便利な道具を捨てれば、盗賊など居なくなるだろう。
この様な事を言葉で理解するのは難しいだろうから、手本とすべき例を挙げよう。
生まれ持った心を素直に表して切り出したばかりの丸太の様な純朴さを内に秘めよ、利己心を少なくして欲望を少なくせよ。
英訳文
If people give up virtues and wisdom, they will gain a hundred times benefit. If people give up benevolence and justice, they will regain sincerity. If people give up technique and convenience, there will be no thief. I know that these words are too difficult to understand. So let me give teachings. Express your bare mind and hold honesty like a raw wood. Reduce your selfishness and desire.
*原点を忘れるな 2012-10-07
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老子の言葉 第十九章
(独自の超訳)
(1)変なプライドを捨ててアホに成れば、私たちは今よりも100倍は稼ぐことが出来るでしょう。
(2)無理な他者への道徳や礼節に縛られなければ、人は自然と家族を大切にし、他者との親睦を持てるでしょう。
(3)便利な文明や貨幣制度も無くしてしまえば、そこに盗賊が存在することもありません。
以上の3つの文章では説明不足なので、分かりやすく別の言い方をしましょう。
要は人間は、
(4)素直に成り、
(5)純朴さを大切にして、
(6)自我(ワレヨシ)を少なくして、
(7)欲望を追い求めないことが大切なのです。
原文
「絶聖棄智、民利百倍。絶仁棄義、民復孝慈。
絶巧棄利、盗賊無有。此三者、以爲文不足、故令有所屬。
見素抱樸、少私寡欲。」
(感想)
この老子の文章を読みまして、その先見性・予言性に驚きました。
学者が訳しますと、上記の3番の突飛な文章が混ざることに違和感と不自然さに困ることでしょう。
しかし3番は、そのまま現代文明が面している根本的な問題なのです。
3番のために今でも戦争が発生して、多くの人命が失われ子どもたちもゴミのように死んで逝っています。
一体なんのための文明であり、金銭なのでしょうか?
それは人間の幸福のために存在するのでしょうが、しかしその結果は大量殺戮が現代でも起こっているのです。
老子が生きた二千年以上前でも近隣同士での国盗り合戦が絶えず、街(文化)がキレイに発展すれば、それを奪うために他者が襲来することを繰り返したのです。
老子は多くの子どもたちの死体を見詰めながら、
「いったい何のための文化だ。何のための富なのだ。」
と、そもそもの原点のことを言いたかったのです。
そのために子どもや住民が死んでしまうならば、もう要らないと言いたかったのです。
そして、人間は最後の4行が大切だと老子は示されています。
私が愛用する石鹸の生産地であるシリアのアレッポの近隣では、今でも毎日のように女性や子どもたちが戦禍のために死んで逝っています。
私は石鹸を触るたびに同じ地球上でありながら、その違いに思いを馳せます。
しかし、日本でも今の平和がアタリマエだと思っては生けません。
人類は老子が生きた二千数百年前と、「まだ」変わらないようです。
老子が言われる4~7番を守りながら、生活できることに感謝をして生きましょう。
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