浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

「ブッダのことば」より。

2014-05-24 03:27:40 | 日記

          ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第二 小なる章 

               五、 スーチローマ

270、   貪欲と嫌悪とはいかなる原因から生ずるのであるか。
        好きと嫌いと身の毛のよだつこと(戦慄)とはどこから生ずるのであるか。
        諸々の妄想はどこから起こって、心を投げうつのであるか?
        ―――あたかもこどもらが鳥を投げすてるように。

271、   貪欲と嫌悪とは自身から生ずる。
        好きと嫌いと身の毛のよだつこととは、自身から生ずる。
        諸々の妄想は、自身から生じて心を投げうつ、
        ―――あたかもこどもらが鳥を投げすてるように。

272、   それらは愛執から起こり、自身から現れる。
        あたかも榕樹(バニヤン)の新しい若木が枝から生ずるようなものである。
        それらが、ひろく諸々の欲望に執着していることは、譬えば、蔓草(つるくさ)が
        林の中にはびこっているようなものである。


                ~ 感謝・合掌 ~