浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-02-20 00:44:47 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

  
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ
先の続き・・・

ヴァーセッタ青年は次のように言った、
「きみよ。ひとが戒律をまもり徳行を身に具えているならば、
まさにこのことによってバラモンであるのである。」
(しかし)バーラドヴァージャ青年はヴァーセッタ青年を
説得することができなかったし、
またヴァーセッタ青年はバーラドヴァージャ青年を
説得することができなかった。
そこでヴァーセッタ青年はバーラドヴァージャ青年に
告げて言った、「バーラドヴァジャよ。
シャカ族の子である〈道の人)
ゴータマ(ブッダ)は、シャカ族の家から出家して、
ここにイッチャーナンガラ〔村〕の
イッチャーナンガラ林のうちに住んでいる。
そのゴータマさまには次のような好い名声がおとずれている。

―――すなわち、かの師は、尊敬さるべき人・
目覚めた人・明知と行いとを具えた人・幸せな人・
世間を知った人・無上の人・人々を調える御者・
神々と人間との師・目覚めた人(ブッダ)・
尊き師であるといわれる。
バーラドヴァジャさん。
さあ行こうよ。
〈道の人〉ゴータマのいるところに行こう。
そこへ行ったら、〈道の人〉ゴータマにこのことがらを尋ねよう。
そうして〈道の人〉ゴータマがわれわれに解答してくれたとおりに、
われわれはそれを承認しよう。」「そうしましょう」と、
バーラドヴァジャ青年はヴァーセッタ青年に答えた。
そこでヴァーセッタ青年とバーラドヴァジャ青年とは、
師のいますところに赴いた。
そうして、師に挨拶した。
喜ばしい、思い出についての挨拶のことばを交わしたのち、
かれらは傍らに坐した。
そこでヴァーセッタ・バラモンは次の詩を以って師に
呼びかけた。―――



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