~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
九、ヴァーセッタ
先の続き・・・
かれらはたまたま次のような議論を始めた、
「きみよ。どうしたらバラモンとなれるのですか?」
パーラドヴァジャ青年は次のように言った。
「君よ。父方についても母方についても双方ともに生まれ
(素性)が良く、純潔な母胎にやどり、
七世の先祖に至るまで血統に関しては未だかつて爪弾きされたこと
なく、かつて非難されたことがないならば、
まさにこのことによってバラモンであるのである。」
ヴァーセッタ青年は次のように言った、
「君よ。ひとが戒律をまもり徳行を身に具えているならば、
まさにこのことによってバラモンであるのである。」