浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-10-19 00:21:43 | 明来闇去

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より

        第二章 必要なのは正しい生命観の確立

        ◆宇宙の中心から流れどおしの愛の光◆


先の続き・・・

死は実在界の側より見れば、単に古くなった衣を脱いで、
生命の源により近い実在の世界
に魂が帰っていくだけの話です。
宇宙の中心には泉のようにあふれ続ける命のエネルギー源があります。
それはこの物質の現れの世界から見れば、はるかに高次元の段階にあり、
私たちのところまで、その愛は注がれています。
この流れは遮られれば一日も生きてはいかれません。
死の心配や恐れを心にいだいていても、死期が遅くなるわけでもありません。
心にこういう思いを詰め込むと、重い心となり幸せになれません。
それよりも、惜しみなく、限りなく流れ来たって私たちに注がれている
神様の大いなる愛に対する感謝と報恩の心を常に忘れず、
喜びをもって日々の生活の中で、
神様へのお返しとしての善き行いをこの身を現わしていくほうが
大切だと思います。
それには今を生きることです。

まだ来ぬ先の心配ばかりしている方によく言います。
「生きている限り絶対に死にません」。あるいは、
「死ぬまでは間違いなしに生きています」。
これは真理です。
大安心の中に生きてこそ神様とともに生きられ、
肉体的生死を超えた永遠の生命のもとに帰ることができます。
永遠の生命とはなんでしょう。
私たちの住まわせていただいている地球は、
太陽系の中の一つです。
太陽系には太陽を中心として、
九つの惑星と三万数千個の小惑星があると言われています。
銀河系宇宙には太陽系のような星の集団が約二千億個もあるそうです。
この銀河系星雲のはるか彼方に、
また銀河系星雲のような星雲が無数に点在し、その数、
数千億個が集まって島宇宙をつくり、その島宇宙が数千億個集まり、
大宇宙がつくられていると言われています。

なんたる広大な、なんたる壮大な、なんたる荘厳な、
なんたる叡智に満ちた大宇宙であることでしょう。
この大宇宙の中心か流れ出る一つのエネルギーと数々の法則によって、
全宇宙が動かされています。
循環、生産、破壊、調和、今現在もこの大宇宙の中で
数百億年の年を経て、
自ら爆発、破壊し、宇宙の中に分散している星もあり、
この分散したガスがまた集まって新しい星が
生まれていることも事実です。
なんたる壮大なドラマでしょう。
小さくこの地球に目を移した時、
地球の大自然の中にもまったく同じ法則が働いています。
現れては消え、消えては現れる永遠不変の真理です。
私たちは人間も例外ではありません。

また、小さく原子の世界に入ってもまったく同じ法則によって
動かされています。
この大宇宙の中心から流れ出る一つのエネルギーを大生命と呼び、
愛と呼び、神と呼んでいます。
また、大宇宙の数々の法則を正法と呼んでいます。
この書の中で神という言葉が数多く出て来ますが、
この世の宗教とはいっさい関係ありません。
大宇宙の中心から流れ出るエネルギーを神と表現し、
大宇宙の数々の法則を正法と表現させていただいています。
このことをご理解の上、読んでいただければ幸いです。


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