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浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2019-07-11 00:57:49 | 日記

添付の小生が描いた絵で「明来闇去」と記載されているものはすべて
恩師「長尾弘」先生のご生前中の折、浄心庵「心の道場」にて光を入れて戴いたものです。
光を入れて戴いたオリジナルの絵は二十数枚あります。
これらの絵をさらに編集をしたものを加えれば沢山あります。
このブログでも徐々にこれらの絵を掲載させて戴きたく思っております。
絵そのものには価値がありませんが、恩師に光をいれて戴いたことに
価値があろうかと思います。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

33.悪魔パーピマンがいった、
   「子のある者は子について喜び、
   また牛のある者は牛について喜ぶ。
  人間の執着するもとのものは喜びである。
  執着するもののない人は、実に喜ぶことはない。」

        
34.師は答えた、
   「子のある者は子について憂い、
   また牛のある者は牛について憂う。
   実に人間の憂いは執着するもとのものである。
   執着するもとのもののない人は、憂うることがない。」




明来闇去

2019-07-10 03:57:55 | 日記

添付のお写真は浄心庵の正門に光が差し込んでいる光景を
学びの友のお方がカメラに収めたものです。

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

30.忽ちに大雲が現れて、雨を降らし、低地と丘とをみたした。
   神が雨を降らすのを聞いて、ダニヤは次のことを語った。
        
31.「われらは尊き師にお目にかかりましたが、
   われらの得たところは実に大きいのです。
   眼ある方よ。
   われらはあなたに帰依いたします。
   あなたはわれらの師となってください。
   大いなる聖者よ。

32.妻もわたしもともに従順であります。
   幸せな人(ブッダ)のもとで清らかな修行を行いましょう。
   生死の彼岸に達して、苦しみを滅ぼしましょう。」



明来闇去

2019-07-09 00:38:43 | 日記

添付のお写真はお釈迦様が好んで「法」をお説きになられた
インドの霊鷲山(りょうじゅせん)から見た朝日が昇る少し前の光景です。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

28.牛飼いダニヤがいった、
   「牛を繋ぐ杭は、しっかり打ち込まれていて揺るがない。
   ムンジャ草でつくった新しい縄はよくなわれている。
   仔牛もこれを断つことはできないであろう。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

29.師は答えた、
   「牡牛のように結縛(むすびいましめ)を断ち、
   くさい臭いのする蔓草(つるくさ)を象のように踏みにじり、
   わたくしはもはや母胎に入ることはないであろう。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


明来闇去

2019-07-08 00:08:01 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

26.牛飼いダニヤがいった、
   「未だ馴らされていない牛もいるし、乳を飲む仔牛もいる。
   孕んだ牝牛もいるし、交尾を欲する牝牛もいる。
   牝牛どもの主である牡牛もいる。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

27.師は答えた、
   「未だ馴らされていない牛もいないし、
   乳を飲む仔牛もいない。
   孕んだ牝牛もいないし、交尾を欲する牝牛もいない。
   牝牛どもの主である牡牛もここにはいない。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


明来闇去

2019-07-07 00:31:14 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

24.牛飼いダニヤがいった、
   「わたしは自活しみずから養うものである。
   わが子らはみなともに住んで健やかである。
   かれらにいかなる悪のあるのをも聞いたことはない。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

25.師は答えた、
   「わたくしは何びとの傭(やと)い人でもない。
   みずから得たものによって全世界を歩む。
   他人に傭われる必要はない。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


明来闇去

2019-07-06 00:28:30 | 日記

添付のお写真はインドのナーランダ大学仏教遺跡にあるお釈迦様の
十大弟子の一人で智慧第一と云われた舎利子(シャーリプトラ)のストゥーパです。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       二、ダニヤ

22.牛飼いダニヤがいった、
       
   「わが牧婦(=妻)は従順であり、貪ることがない。
   久しくともに住んできたが、わが意(こころ)に適っている。
   かの女にいかなる悪のあるのをも聞いたことがない。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

23.師は答えた、
   「わが心は従順であり、解脱している。
   永いあいだ修養したので、よくととのえられている。
   わたくしにはいかなる悪も存在しない。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


明来闇去

2019-07-05 01:03:23 | 日記

添付のお写真は、その昔、お釈迦様が六年間の肉体行の末、肉体行では悟れないことを
お悟りになられ、ブッダガヤの菩提樹の木の下で瞑想・禅定され、やがて大悟されました。
その後、七日づつ七ケ所場所を変えられてお悟りの法悦を楽しまれたと云われているその
同じ場所で瞑想されている恩師「長尾弘」先生です。

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


            二、ダニヤ

20.牛飼いダニヤがいった、
   「蚊の虻もいないし、牛どもは泥地に茂った草を食んで歩み、
   雨が降ってきても、かれらは堪え忍ぶであろう。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

21.師は答えた、
   「わが筏はすでに組まれて、よくつくられていたが、
   激流を克服して、すでに渡りおわり、彼岸に到着している。
   もはや筏の必要はない。
   神よ雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」



明来闇去

2019-07-04 01:15:36 | 日記

添付のお写真はインドのお釈迦様の時代より少し後に建造された
ナーランダ仏教大学遺跡です。
中国へ沢山経典を持ち帰った高僧玄奘三蔵もここで五年間ほど学んだ
と云われています。

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       一、蛇

17.五つの蓋(おお)いを捨て、悩みなく、疑惑を超え、
   苦悩の矢を抜き去られた修行者は、
   この世とかの世とをともに捨て去る。
   ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。
 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

        第一 蛇の章

        二、ダニヤ

18.牛飼いダニヤがいった、
   「わたしはもう飯を炊き、乳を搾ってしまった。
   マヒー河の岸のほとりに、わたしは(妻子と)ともに
   住んでいます。
   わが小舎の屋根は葺かれ、火は点されている。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

19.師は答えた、
   「わたくしは怒ることなく、心の頑迷さを離れている。
   マヒ―河のほとりに一夜の宿りをなす。
   わが小舎(すなわち自身)はあばかれ、(欲情の)
   火は消えた。
   神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」



明来闇去

2019-07-03 00:38:35 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       一、蛇

14.悪い習性がいささかも存することなく、
   悪の根を抜き取った修行者は、
   この世とかの世とをともに捨て去る。
   ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

15.この世に還り来る縁となる〈煩悩から生ずるもの〉を
   いささかももたない修行者は、
   この世かの世をともに捨て去る。
   ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

16.ひとを生存に縛りつける原因となる〈妄執から生ずるもの〉
   をいささかももたない修行者は、
   この世かの世をともに捨て去る。
   ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


明来闇去

2019-07-02 00:13:38 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       一、蛇

11.走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、
   「一切のものは虚妄である」と知って愛欲を離れた修行者は、
   この世とかの世とをともに捨て去る。
   ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

12.走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、
   「一切のものは虚妄である」と知って憎悪を離れた修行者は、
   この世かの世をともに捨て去る。
   ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

13.走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、
   「一切のものは虚妄である」と知って迷妄を離れた修行者は、
   この世かの世をともに捨て去る。
   ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。



明来闇去

2019-07-01 00:14:30 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       一、蛇

8.  走っても疾(はや)過ぎることなく、また遅れることもなく、
    すべてこの妄想をのり超えた修行者は、
    この世とかの世とをともに捨て去る。
     ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

9.  走っても疾(はや)過ぎることなく、また遅れることもなく、
    「世間における一切のものは虚妄である」と知っている修行者は、
    この世かの世をともに捨て去る。
     ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

10. 走っても疾(はや)過ぎることなく、また遅れることもなく、
    「一切のものは虚妄である」と知って貪りを離れた修行者は、
    この世かの世をともに捨て去る。
     ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


明来闇去

2019-06-30 00:15:53 | 日記

 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       一、蛇

5.無花果(いちじく)の樹の林の中に花を探し求めても得られないように、
  諸々の生存状態のうちに堅固なものを見出さない修行者は
  この世とかの世とをともに捨て去る。
  ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

6.内に怒ることなく、世の栄枯盛衰を超越した修行者は、
  この世とかの世とをともに捨て去る。
  ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

7.想念を焼き尽くして余すことなく、心の内がよく整えられた修行者は
  この世かの世をともに捨て去る。
  ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

明来闇去

2019-06-29 00:24:28 | 日記

 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


      第一 蛇の章

       一、蛇

3.奔り流れる妄執の水流を涸らし尽くして余すことのない修行者は、
    この世とかの世とをともに捨て去る。
    ――蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

4.激流が弱々しい葦の橋を壊すように、すっかり驕慢を滅した
    修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。
     ――蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


明来闇去

2019-06-28 00:31:01 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


  かの尊き師、尊き人、覚った人に礼したてまつる。

      第一 蛇の章

       一、蛇

1.蛇の毒が(身体のすみずみまでに)ひろがるのを
    薬で制するように、怒りが怒ったのを制する修行者(比丘)は、
    この世とかの世とをともに捨て去る。
    蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

2.池に生える蓮華を、水にもぐって折り取るように、
     すっかり愛慾を断ってしまった修行者は、
     この世とかの世とをともに捨て去る。
     蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


明来闇去

2019-06-27 00:29:09 | 日記

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」 より


不浄なる肉の身があってこそ悟らせてもらえる
古来、肉体は不浄なるものを詰め込んだ
皮袋にたとえられました。

目からは目糞、耳から耳糞、鼻から鼻糞、
歯から歯糞、皮膚から汗、アカ、
下からは大小の排泄物というふうに汚い
ものがこの皮袋に詰め込まれているのですが、
この不浄なる肉体があってこそ
私たちは悟らさせていただけます。

肉体を持ちながら、
その肉体や五感にとらわれないということは
心がそれだけ自由自在であり、
泥に汚れることのないあの蓮の花と同じだと思います。

そうして、はじめて本当の神に近づけます。
つまり、自分を犠牲にし、燃え上がらせ、
人様の喜びのために肉体を動かし、
しかも嫌いな人をつくらず、
平等に愛する心です。
太陽のような意識です。