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『SEOBOK/ソボク』

2021年07月19日 | 映画(さ行)
『SEOBOK/ソボク』(英題:Soebok)
監督:イ・ヨンジュ
出演:コン・ユ,パク・ボゴム,チョ・ウジン,パク・ビョンウン,
   チャン・ヨンナム,ヨン・ジェウク他
 
 封切り日だった先週の金曜日、109シネマズ箕面にて。
 
主演は韓国の鳥谷敬(笑)、コン・ユ
どうでもいいことなんですが、私、まぶたがバリバリ一重なんです。
コン・ユの顔を見ていると、二重じゃなくても人気俳優になれるんだなぁと嬉しくなります。
でもまぁ二重に生まれたかった気はするけど。
 
さて、ご存じでしたか、本作の由来になっている古代中国の人物「徐福」を。
私は全然知りませんでした。
徐福は不老不死の妙薬を探し当てた人物として、日本でも知られているそうです。
ハングルにすると「徐福」が「ソボク」なんですかね。
知らんけど、そういうことのようです。
 
脳腫瘍で余命わずかの宣告を受けた国家情報院の元エージェント、ミン・ギホン。
とっくに引退した彼のもとへ、元上司のアン・ブジャンから連絡があり、
新たに頼みたい任務があるという。
 
それは、国家の極秘プロジェクトで誕生した人類初のクローン人間“ソボク”の護衛。
ソボクの細胞があれば人類は不死になる。ギホンの病も治療可能。
ソボクを守ることはギホン自身が死ななくて済むということ。
 
護衛を引き受けたギホンは、ソボクを研究所から移動させるように命じられるが、
護送車が何者かの襲撃を受け、ギホンとソボクはその場から逃走せざるを得なくなる。
ソボクを抹殺しようと動いている複数の組織があるらしく、誰も信じられない。
ギホンとソボクの逃避行が始まるのだが……。
 
韓流スター、特に若い子ってどうしてみんな唇が赤いのでしょう。
そういえば、若い子に限らず、ヒョンビンの唇も赤かった。
唇の赤い人を見ると、私は池田理代子の『おにいさまへ…』を思い出してしまうのですが、
賛同してくれる人はそうそういないだろうなぁ(笑)。
唇を噛むんです、血がにじむほど。血色よくなって綺麗に見えますかね。(^^;
 
そんな唇の赤いソボク役のパク・ボゴム、めちゃめちゃ可愛いです。
10代と言っても通るほどの容貌ですが、もう28歳。
実験体としてこの世に生まれ、眠ることを知らないソボク。
でも人間のように感情は持っている。
人間の不死を叶えるためにつくり出された彼の切ない表情といったら。
 
家族を喪った科学者が家族のクローンをつくる『レプリカズ』(2017)よりはるかに面白いけれど、
最後はまるでスティーヴン・キングの世界。
『キャリー』(1976)か、いや、『フューリー』(1978)か、『炎の少女チャーリー』(1984)か。
もっと控えめに終わってくれてもよかったのになぁ。
超能力全開のエンディングにはちょっと唖然としてしまいました。
おかげで切なさが微妙に減った気がしなくもない。
 
ところでアン部長役のチョ・ウジンって、橋下徹氏に似てません?
どうでもえっか。(^^;
ま、コン・ユあるいはパク・ボゴムファンの方はは是非ご覧ください。
 
生きたいのか、死にたくないだけなのか、どっちなんだって聞かれたら、答えられないかも。

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