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『RRR』

2022年10月30日 | 映画(あ行)
『RRR』(原題:RRR)
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:N・T・ラーマ・ラオ・Jr.,ラーム・チャラン,アジャイ・デーヴガン,アーリヤー・バット,
   サムドラカニ,レイ・スティーヴンソン,アリソン・ドゥーディ,オリヴィア・モリス他
 
最初に言います。サイコーです。(^O^)
 
“バーフバリ”シリーズのS・S・ラージャマウリ監督作品。
インド映画史上最高の製作費を投じて撮り上げたという超大作です。
本作の公開記念に上映されていた『マガディーラ 勇者転生』(2009)を先日観たばかり。
その主役ラーム・チャランのどれだけカッコよかったことか。
彼がまた出演しているのが嬉しくてウキウキしながら109シネマズ大阪エキスポシティへ。
 
どこまでも3時間までしかサービスしてくれない箕面。
エキスポシティは6時間サービスしてくれます。箕面なんとかしてよ。
 
専制君主のスコット・バクストンとその妻キャサリンは、ゴーンド族の村を訪れたさい、
美しい歌声を持つ少女マッリを気に入って、母親から奪い取る。
宮廷でマッリを暖炉の上に飾る置物のごとく扱って皆に見せびらかすためだ。
娘を連れて行かないでくれと懇願する母親を撃ち殺そうとする護衛に、
スコットは「銃弾がもったいない。ほかの方法で殺せ」と言う。
 
嘆き悲しむゴーンド族の人々。
必ずマッリを連れ戻すと誓った不屈の男コムラム・ビームは、仲間数名と共にデリーに入る。
ビームがアクタルと名乗ってムスリムを装い、宮廷に忍び込むタイミングを図っていたある日、
舟で川に漕ぎ出た少年が事故に巻き込まれそうになっているところに遭遇。
そのとき、同様に少年を見つけて助ける方法を考えていたのがラーマ・ラージュ。
アクタルとラーマは協力して少年を見事助け出し、やがて親友となる。
 
しかしラーマは実は英国政府の下で働く警察官。
出世のために政府の極秘任務に就き、マッリを探しに来るであろうゴーンド族の村の者を追いかけていた。
アクタルの正体を知らぬラーマ、ラーマの職業を知らないアクタルだったが……。
 
ビーム(アクタル)役にN・T・ラーマ・ラオ・Jr.、ラーマ役にラーム・チャラン。
ボリウッドがいいのは、ハッピーエンドが待っているから。
冷酷な鬼軍曹のようなラーマが最後までそうであるはずはなく、
敵対する仲となってしまったふたりが、そのうち手を組むのだと思っていました。
ところがそのときがなかなか来ない。
えーっ、このままってことはないよねと思っていたら……来ました!!!
 
警察官の制服を着たラーム・チャランは、濃いぃ八字ひげが似合っていなくて格好良くない。
これって本当に『マガディーラ』と同じ俳優なの?とテンション下がりましたが、
そうじゃないときの彼、どんだけカッコイイか。
一方のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.は、ラームに比べると三枚目の要素も入ってきますが、
ふたりが踊るシーンなんて、もうアゲアゲです。めちゃくちゃ楽しい。
 
ライオンや虎、そのほか多くの動物が登場しての殺戮シーンは、動物愛護団体から訴えられそう
また、大英帝国のお役人たちが悪人すぎて、イギリスからクレームが来ないか心配になります。
こんな役を引き受けた白人俳優、責められるんじゃないかとも思ったりして。(^^;
 
たっぷり3時間の長尺ですが、このところ睡眠不足の私がまったく睡魔に襲われず。
早くももう一度観たくなっています。
こんなボリウッド、大好き!

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