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『マガディーラ 勇者転生』【完全版】

2022年10月17日 | 映画(ま行)
『マガディーラ 勇者転生』(原題:Magadheera)
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:ラーム・チャラン,カージャル・アガルワル,デヴ・ギル,スリハリ,ラオ・ラメシュ,
   サラット・バーブ,スーリヤ,スニール,サミール・ハサン,チランジーヴィ他
 
塚口サンサン劇場にて、28回目の『トップガン マーヴェリック』の次に。
これも特別音響上映です。
 
監督は“バーフバリ”シリーズのS・S・ラージャマウリ。
本作は2009年の作品で、このたび同監督の新作『RRR』が公開されるに当たってのリバイバル上映らしい。
私はずいぶん前からTSUTAYA DISCASの「そのうち観たいリスト」に載せているのですが、
インド映画ってやっぱり大画面で観るほうが面白いじゃないですか。
長尺でもあるので、家でいつでも巻き戻せる状態で観ると集中力が切れちゃいます。
 
というわけで、この機会にこれも観る。
いや~、面白かった。しかも主人公のラーム・チャランがイケメン。
ヒロインのカージャル・アガルワルも美人。
 
最初はヤバイかと思いました。あかんほうのヤバイです。
話がとてもややこしそうだったから。しかし懸念でした。
簡単に言うと、タイトルのとおり転生の物語です。
 
17世紀、1609年。ウガイダルという王国があった。
近衛軍の戦士バイラヴァは、美しきミトラ姫と相思相愛であることを王も認めている。
しかしそれを妬む軍司令官ラナデーヴは、インド全土征服を目論むシェール・カーンと手を組み、
王とバイラヴァを殺してミトラを自分の手に入れようとする。
 
400年後の2009年。
ハイデラバードに住むバイクレーサーのハルシャは、バスの脇を通過した折、
窓から手を出していた女性インドゥの指に触れ、電撃が走る。
なぜなのかはわからないが、彼女こそ運命の相手。
顔も知らぬその女性と指が触れればわかると、彼女を探しはじめる。
 
とまぁこんな感じなのですが、もっと入り組んでいて壮大で、ドラマチックで楽しい。
ハルシャは早々とインドゥを探し当てるのに、
インドゥのほうは別にハルシャのことを運命の相手だと思っちゃいないから、
ただのナンパだと思って自分がインドゥであることを明かしません。
そのうちインドゥのほうもハルシャに惚れ、あーだこーだと言いはじめます。
 
400年前の因縁で生まれ変わった彼ら。
昔に起きたことを思い出せているのは、バイラヴァの生まれ変わりであるハルシャと、
ラナデーヴの生まれ変わりであるラグビールだけ。
シェール・カーンの生まれ変わりとして登場するスリハリがめちゃくちゃ良いんです。
オイシイとこどりだよと言ってもいいほど。
 
美男美女を見て、結構笑って、最後はスーパーハッピーエンド。
10年以上前のインド作品はまだこんなに歌って踊るシーンがありました。
これこそボリウッド。めっちゃ楽しかった。

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