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『ファイナル・デッドコースター』

2020年05月12日 | 映画(は行)
『ファイナル・デッドコースター』(原題:Final Destination 3)
監督:ジェームズ・ウォン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド,ライアン・メリマン,クリスタル・ロウ,
   シャーラン・シモンズ,クリス・レムシュ,サム・イーストン,アマンダ・クルー他
 
Amazonプライムビデオは見放題作品の本数を非公開にしているそうですが、
いったいどんだけあるんでしょうね。
そしておそらくどこよりも多い膨大な数の中から、
私におすすめとして表示される謂れはない!と言いたくなるものもいろいろ。
本作もどちらかといえば「謂れはない」と言いたいけれど、
んー、そうでもないかなぁ。こんなホラーはわりと好きかも(笑)。
 
2006年のアメリカ作品。ジャンルでいうとサスペンスホラー。
“ファイナル・デスティネーション”シリーズの第1弾だった、
『ファイナル・デスティネーション』(2000)は観た記憶があります。
人気TVドラマ“X-ファイル”シリーズや“ミレニアム”シリーズの脚本家、
ジェームズ・ウォンの劇場映画監督デビュー作でした。
 
“ファイナル・デスティネーション”シリーズは第5弾まで作られていて、
いずれも「事故を予知して避けた人間も結局死ぬ」っちゅう嫌な話(笑)。
第1弾は飛行機、第2弾は高速道路、そして第3弾が本作で遊園地
ちなみに第4弾はサーキット、第5弾は吊り橋だそうで。怖すぎる。(^^;
なお、ジェームズ・ウォンがメガホンを取ったのは第1弾と第3弾です。
第4弾と第5弾は別の監督ですが、3Dなんですと。怖っ!
 
これだけ書いたらもう本作のあらすじ要らんでしょうが、自分の備忘録として一応。
 
高校の卒業式を前に、クラスメートたちと遊園地を訪れたウェンディ。
ここでの写真も卒業アルバムに盛り込もうと、撮影を担当している。
 
楽しいはずの遊園地で写真を撮るとき、しばしば不吉な予感を抱き、
思い過ごしに違いないと考えようとするウェンディだったが、
みんなでジェットコースターに乗り込んだとき、
脱線して凄惨な事故に遭う予知夢を見てパニックに陥る。
 
自分が降りた後もみんなに降車を促すウェンディを見て、
ウェンディの恋人の友人ケヴィンを含む何名かが降車。
その後も騒ぎ立てるウェンディが係員によって取り押さえられたとき、
発車したジェットコースターは本当に脱線して乗客は悲惨な死を迎える。
 
恋人も親友も失って自分を責め続ける日々を送っていたウェンディは、
ある日、ケヴィンから信じがたい話を聞かされる。
かつて起きた飛行機事故で、ウェンディと同じように予知した者がいたらしい。
飛行機に乗るのをやめた人々はそのときは死を免れたが、
結局はその後に次々と事故に遭い、亡くなってしまったと。
しかも事故に遭った順番は、飛行機の座席順だったという。
 
およそ信じられない話だと苦笑いして突き放すが、
ジェットコースターに乗り込んだときの席順に
事故を免れたクラスメートたちが次々と死んで行き……。
 
ホラー映画らしく、すんごい死に方をします。
体ごと焼ける、アタマ潰れる、顔に釘刺さりまくる、などなど。
来そうやなと思う頃から画面を直視しないようにしましたが、
それでも割と突然来るので手遅れだったりも(笑)。
 
B級にしては主役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドがとても可愛く、
凄惨なシーンで直視を避けられれば面白い作品です。
と思ったら、メアリーはやはり活躍していますね、今も。
あんな可愛い女子高生役だった彼女が、こんな凄腕の殺し屋役を演じる女優になっているとは。
10年以上前の旧作を観ると、そのときの役者が今どうなっているのかもわかって楽しいですね。
 
ジェットコースターが故障して死にそうな目に遭った友人がいるので、
ちょっと笑えない部分もありますが、そんな目に遭った友人は、
「でも二度と乗りたくないとは思わへんねんなぁ」と言っていました。
「結婚に失敗しても、また結婚したいと思うのと同じ」と後に続けるから、
なんだか含蓄のある言葉だなぁと思っています。
そのふたつが同じなのかどうか、私にはわかりませんけれども。
 
第5弾の『ファイナル・デッドブリッジ』も怖いもの見たさで気になります。
と思ったけれど、プライム会員フリーじゃないのか。299円払って観るか迷う。

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