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『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』

2020年04月09日 | 映画(は行)
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(原題:Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)
監督:キャシー・ヤン
出演:マーゴット・ロビー,メアリー・エリザベス・ウィンステッド,ジャーニー・スモレット=ベル,
   ロージー・ペレス,クリス・メッシーナ,エラ・ジェイ・バスコ,ユアン・マクレガー他
 
昨日から大阪の劇場はすべて休館で、本作を観に行ったことすら懐かしい。
109シネマズ箕面にて。
 
『スーサイド・スクワッド』(2016)が面白かったのは覚えているけれど、
なにせ3年以上前のこと、内容は記憶の彼方。
DCコミックスの人気悪役キャラクターが一堂に会した作品だったのですねぇ。
 
そういえば3年以上前の公開時は、DCコミックスに詳しい人でなければ、
主人公のハーレイ・クインがジョーカーの恋人だと言われても、
ジョーカーって誰よという感じだったでしょう。
それが『ジョーカー』(2019)の想定外の大ヒットのおかげで、
みんながジョーカーのことを知っている。
とはいうものの、あれは既存のアメコミ作品とは一線を画していたから、
あのジョーカーと本作で名前の出るジョーカーとは違う気もします。
 
悪のカリスマと言われるジョーカーの恋人だったハーレイ・クイン。
破局したことをしばらくは誰にも言えずにいたが、
吹っ切るべく行動に出たところ、ふたりの別れがゴッサムシティ中に広がる。
 
ジョーカーの後ろ盾がないとわかれば、ハーレイを抹殺したい悪党うようよ。
ハーレイはあちらからもこちらからも命を狙われるようになる。
 
その中でも特にハーレイを嫌う“ブラックマスク”ことローマン・シオニス。
極悪中の極悪として名高い彼からあろうことかダイヤを盗んだ奴が。
 
犯人は凄腕の掏摸、まだ少女のカサンドラ・ケイン。
ちょうどローマンに取っ捕まったハーレイは、
カサンドラを見つけてローマンに引き渡すことを約束。
ローマンは条件を飲み、ハーレイを解放するのだが……。
 
女性の活躍する作品のなんと多いことよ。
本作も予告編でワルカワとありましたが、悪くて可愛く、めちゃ強いんです。
 
ローマン役には悪役はなかなかに珍しいユアン・マクレガー
彼に立ち向かうワルカワ女子軍団は、ハーレイ役のマーゴット・ロビーほか、
復讐に燃える暗殺者、ハントレス役のメアリー・エリザベス・ウィンステッド
人を吹っ飛ばすほどの歌声を持つブラックキャナリー役にジャーニー・スモレット=ベル。
あ、ワルカワはここまでで、あとひとり、ただのおばちゃんが(笑)。
男に手柄を横取りばかりされているおばちゃん刑事役がロージー・ペレス。ワラける。
 
小気味よくて気分爽快。
マーゴット・ロビーは、普通の女子の役よりもこんな役のほうがやはり似合う。
まだまだ続きそうなので期待します。

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