夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『風の谷のナウシカ』

2020年07月09日 | 映画(か行)
『風の谷のナウシカ』
監督:宮崎駿
声の出演:島本須美,辻村真人,京田尚子,納谷悟朗,永井一郎,松田洋治,榊原良子他
 
シネマート心斎橋で3本観てからダッシュでTOHOシネマズなんばへ移動。
その間20分、これもまた無謀なハシゴではありましたが、余裕でセーフ。
 
コロナ禍で最新作の公開スケジュールを組むのに各劇場が苦心しているなか、
「一生に一度はジブリ作品を劇場で観よう」ということで、
あちこちのシネコンで宮崎駿作品が上映されています。
『もののけ姫』(1997)と『千と千尋の神隠し』(2001)は確実に観たけれど、
1984年製作の本作は劇場では観ていないと思うのです。
 
地球壊滅後の近未来が舞台。
「火の7日間」という戦争によって文明が崩壊してから千年が経過。
大地は汚染されて「腐海」と呼ばれる菌類の森が広がっています。
菌類から放出される瘴気は、人類にとっては猛毒。
生き延びていた人々も瘴気にやられ、ひとつまたひとつと国が消えてゆきます。
 
まだ残っている風の谷を守るのは、族長の娘ナウシカ。
腐海を守る巨大な蟲、王蟲(オーム)を殲滅させようとする国が多いなか、
ナウシカは共存すべきと考えている。
人類から攻撃を受けて怒り狂う王蟲の気持ちを理解し、
王蟲をはじめとする腐海の生物たちが決して害ではないことを説きます。
 
なんと面白いのか。
35年前の作品だから、技術の面では今のほうがずっとずっと凄いはず。
でも物語そのものが面白くて心を捉えられます。
砂煙なども実際に上がってくるように思えて、
あらためて宮崎駿って凄いんだなぁと感じました。
 
この世のすべての生き物に役割があるという台詞が
それを思い出しました。
 
私たちの世代は、ナウシカと聞くと必ず思い出す安田成美の歌。
『ザ・ベストテン』で思いっきり音を外していたやつ。懐かしい。(^o^;

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『がんばれ!チョルス』 | トップ | 30回目の『ボヘミアン・ラプ... »

映画(か行)」カテゴリの最新記事