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『天間荘の三姉妹』

2022年11月19日 | 映画(た行)
『天間荘の三姉妹』
監督:北村龍平
出演:のん,門脇麦,大島優子,高良健吾,山谷花純,萩原利久,平山浩行,
   柳葉敏郎,中村雅俊,三田佳子,永瀬正敏,寺島しのぶ,柴咲コウ他
 
先週、母が大腸がんの手術を受けました。
手術後10日~2週間程度入院になりますと主治医から聞いていたのに、
来月92歳になる母の回復が早すぎて、1週間で退院できることに。
退院の日、さすがに晩も母のそばにいたほうがいいかなと思っていましたが、
想像していた以上に元気で、ひとりにしても大丈夫そう。
で、「何かあったらすぐ電話してや~」と言い残して109シネマズ箕面へ。
 
原作は高橋ツトムの人気コミック『スカイハイ』のスピンオフなのだそうです。
これまた長尺の151分、2時間半もあるじゃあないか。(T_T)
 
事故に遭って臨死状態の小川たまえ(のん)がイズコ(柴咲コウ)なる女性に案内された先は、
天界と地上の間の街、三ツ瀬にある老舗旅館“天間荘”。
ここはたまえ同様の状態にある人々が、生きるか死ぬかを決めるために過ごす宿。
 
宿を切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)とその妹であるかなえ(門脇麦)。
姉妹の母親で女将の天間恵子(寺島しのぶ)は、毎日飲んだくれているだけ。
たまえはのぞみとかなえの異母妹で、いずれも父親は行方不明の小川清志(永瀬正敏)。
恵子は、逃げた夫がよそでつくった娘のたまえを今さら押しつけられることに立腹している。
 
たまえは客として宿にやってきたわけだが、
恵子からタダで飲み食いするなんてと咎められ、宿の仕事を手伝うようになるのだが……。
 
客として宿を訪れたたまえや財前玲子(三田佳子)、芹崎優那(山谷花純)は臨死状態にありますが、
それ以外の、宿を含む三ツ瀬の町の住人はみな死人。
なんで死んじゃったのかしらと思っていたら、えーっ、また震災がらみですか。(--;
 
これがわかるのはずいぶん先になってからなのですが、
わかったときには「またかよ」と思って気分ダダ下がり。
そもそも、のんの演技はどの作品に出演しているときも同じように感じてしまう。
嫌いじゃないですよ、でも、あれもこれも基本的に同じ演技だよなぁって。
 
最後だけはちょっと涙ぐみそうになりました。
中村雅俊が友情出演していたりして、まぁ、楽しいキャストです。
水族館のイルカショーも見どころいっぱい。
素直な人向けの作品だと思います。
寺島しのぶに関しては、『あちらにいる鬼』よりこの役のほうが断然イイ。

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