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『名も無き世界のエンドロール』

2021年02月19日 | 映画(な行)
『名も無き世界のエンドロール』
監督:佐藤祐市
出演:岩田剛典,新田真剣佑,山田杏奈,中村アン,石丸謙二郎,大友康平,柄本明他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて2本ハシゴの1本目。
 
原作は行成薫の第25回小説すばる新人賞受賞作なのだそうです。
新人賞と聞いてつい若い作家を想像しましたが、1979年生まれとのこと。
40過ぎてるのかと思ったら、受賞は2012年。じゅうぶん若いときですね。
好きな作家として藤沢周平と伊坂幸太郎を挙げていらっしゃいます。
私の父が大好きなんです、藤沢周平。
 
と、何の関係もない話はさておき。
 
複雑な家庭環境で育ったキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)、
ヨッチ(山田杏奈)の3人は幼なじみで、小・中・高校とずっと一緒。
 
卒業後、キダとマコトが勤める自動車修理工場に、
高級スポーツカーをぶつけたというモデルのリサ(中村アン)が現れる。
彼女は巨大な力を持つ政治家(石丸謙二郎)の娘。
どうすればリサとつきあえるようになるだろうかとキダに問いかけたのち、
マコトはある日突然姿を消す。
 
それから時が経ち、マコトの居場所を探すも見つけられないまま。
閉鎖に追い込まれた自動車修理工場の社長・宮澤(大友康平)は、
キダにある東京の会社を紹介。
そこならマコトの行方も突き止められるだろうと。
 
紹介された会社の社長・川畑(柄本明)に面会すると、
あれほど探しても見つけられなかったマコトの情報を即座に渡される。
金のないキダは、支払いの代わりに川畑のもとで働くことに。
 
マコトに会いに行くと、彼はリサと交際すべく着々と計画を進行中。
キダもその計画に手を貸す約束をするのだが……。
 
どこから書いてもネタバレになりそうで。
中村アン演じるリサがめちゃくちゃ高飛車で嫌な女なので、
この復讐劇はスカッとします(笑)。全然気の毒じゃない。
 
こういった事件の揉み消しって、権力者には本当にありがちなことなのか。
まったく嫌な話です。
「ラスト20分の真実」は煽りすぎの感がなきにしもあらずだけれど、
人気俳優が出演していることがウリの作品の中では面白かった。
 
ところで4千万円どうやって貯めたのか教えてくれんのかいっ!

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