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映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ゾンビーワールドへようこそ』

2020年05月14日 | 映画(さ行)
『ゾンビーワールドへようこそ』(原題:Scouts Guide to the Zombie Apocalypse)
監督:クリストファー・ランドン
出演:タイ・シェリダン,ローガン・ミラー,ジョーイ・モーガン,セーラ・デュモント,
   デヴィッド・ケックナー,パトリック・シュワルツェネッガー他
 
Amazonプライムビデオにて。プライム会員フリーです。
 
私はゾンビものが好きなのだと自分で思っていました。
だけど正確には「ゾンビもののコメディ作品」が好きみたい。
そりゃそうですよね、もともとホラーが苦手なんだから、
おどろおどろしいゾンビはやっぱり怖い。
 
本作は2015年のアメリカ作品。
ゾンビもののコメディ全部が全部面白いわけじゃないけれど、これは太鼓判。
こんな面白い作品を劇場で観逃していたなんて不覚。
と思ったら、日本では劇場未公開じゃないですか。なんともったいない。
 
いろいろ調べてみたら、監督はクリストファー・ランドン。
去年私がいたく気に入った『ハッピー・デス・デイ』(2017)と
ついでに、大好きだった『ディスタービア』(2007)の原案と脚本を担当したのもこの人。
道理で面白いはずなのです。
ゾンビ好きはネットかDVDでぜひ観るべし。
 
ボーイスカウトに所属している高校生、ベン、カーター、オギー。
デブでオタクのオギーはボーイスカウト命だが、
女子と遊ぶ時間がほしいカーターは早く脱退したい。
幼なじみで今も親友の3人だから、どちらと行動を共にすべきか悩むベン。
 
イケてない代名詞のようにいわれるボーイスカウト。
ロジャース隊長と3人は新たな入隊者を募るが、今年度も希望者はゼロ。
がっかりしながらも、その夜は4人でキャンプをする約束をして別れる。
 
キャンプの時間まで一緒に過ごすことになったベンとカーターは、
街へ向かう途中、カーターの姉ケンドルとその恋人ジェフに会う。
ケンドルに密かに想いを寄せているベンはドキドキ。
カーターはジェフから秘密のパーティーへの招待を受けて有頂天に。
 
ベンとカーターはキャンプに戻ってオギーと合流。
オギーが眠ったのを見計らってキャンプを脱出、パーティーに向かう。
しかしそれに気づいたオギーがふたりを裏切り者呼ばわり。
口論となって後味悪いままパーティーに向かうふたり。
 
車を運転するベンは、街の様子に異変を感じる。
金曜の夜だというのに、人っ子一人歩いていない。
ストリップクラブの入口にいかつい用心棒がいないのを見て、
今こそ入るチャンスと喜んで入店。
 
音楽だけが流れる店の中、現れたのはゾンビとなったストリッパー
驚くベンとカーターを救ったのは、店の美人ウェイトレス、デニースで……。
 
ボーイスカウトのモテない3人というと、
見た目もイケてない3人を想像しがちでしょうが、少なくともベンはそうじゃない。
カーターに誘われてつきあってはいるものの、真面目で誠実、優しい。
ボーイスカウトを辞めたいというのも本意ではないのに、
流されかけている自分に嫌悪感を持っています。
タイ・シェリダンがそんなベンを演じて、好感度大。
 
ダサいとからかわれ続けてきた3人が、
ボーイスカウトならではの技を使ってゾンビを撃退、街を救う。
武器を作るためにDIY店へ乗り込むときからしてカッコイイ。
デニースの活躍ぶりにも目が釘付け、ステキです。
 
本作のゾンビは歩くやつ、走るやつ、四つ足で駆けるやつ、いろいろ。
ゾンビが着ているTシャツを見て、オギーが歌ったらゾンビも歌うとか、
トランポリンするゾンビとか、抱腹絶倒でした。
ゾンビでも、アソコを引っ張られると痛いらしい。最後はちぎれます(笑)。
グロいシーンてんこ盛りですから、それが駄目じゃない人には超オススメ。
 
ボーイスカウトをナメんなよ。

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