夜な夜なシネマ

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『ハッピー・デス・デイ 2U』

2019年07月27日 | 映画(は行)
『ハッピー・デス・デイ 2U』(原題:Happy Death Day 2U)
監督:クリストファー・ランドン
出演:ジェシカ・ロース,イズラエル・ブルサード,スラージ・シャルマ,フィー・ヴー,
   ルビー・モディーン,サラ・ヤーキン,レイチェル・マシューズ他
 
これもフリーパスで観るはずだったのに。
封切り日以降ずっと、席数上限にひっかかってアウト。
ほかにも席数上限にひっかかった作品はありましたが、
そっちはどうでもええかと思っていたやつだったので、
タダで観られなくても全然悔しくない。
そしてこっちはお金を払ってでも観たい。
だって前作の『ハッピー・デス・デイ』があまりに面白かったから。
 
というわけで、フリーパス所持期間中だったのにタダで観るのをあきらめ、
有料鑑賞しましたよ、TOHOシネマズ梅田にて。
続編もめっちゃ面白かったうえに、泣いてしまった。
 
前作で、毎日が誕生日、そして毎日死亡というタイムループを終わらせた主人公ツリー。
ところが今度はツリーの恋人カーターのルームメイト、ライアンが死のタイムループに陥る。
 
といっても、タイムループの経験者はツリーだけ。
したがってライアンの状況を理解できるのも気持ちがわかるのもツリーだけ。
 
ライアンの話を聴いたツリーが、彼の死のループを回避しようとするうち、
またしてもツリーの誕生日のループに戻ってしまう。
タイムループの原因がライアンの研究にあると気づいたツリーは、
ライアンと一緒に研究を進めるサマールとドレに協力を求め、
タイムループを閉じようとするのだが……。

あはっ、めっちゃ面白かったと言うているわりには、
量子力学の何たるかがまったくわかっていないということが
こうして書いているとよくわかる。
タイムループを閉じるって、何が起きていて、何が問題で、
どうすれば事態を解決できるのかが理解できていないのですよね、私。(^^;
 
私と同じく理系アタマじゃない人、理解できなくても大丈夫です。
そんなところはどうでもいいと思えるほど、楽しいですから。
 
泣かされたのは、ツリーの葛藤。
ある次元には、カーターと恋人になっている自分がいる。
別の次元では、亡くなったはずの母親が生きている。
カーターとは恋仲になれなくても、大好きだった母親がいる次元がいい。
そう思うツリー。でも、いくら母親がいる次元であっても、
自分の記憶と母親が持っている記憶がちがうことに気づく。
これでいいのかと自問するツリー。
そして、悩みに悩み抜いた末に母親にお別れを言いに行くツリーの姿に涙。
 
ほんとに、観てよかった。
ホラーは苦手だという先入観のある人にお薦めしたい、笑って泣けるホラーです。

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