夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ハッピー・デス・デイ』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の15本目@梅田)

2019年07月12日 | 映画(は行)
『ハッピー・デス・デイ』(原題:Happy Death Day)
監督:クリストファー・ランドン
出演:ジェシカ・ロース,イズラエル・ブルサード,ルビー・モディーン,
   レイチェル・マシューズ,チャールズ・エイトキン他
 
平日に有休を取り、大阪駅で昼飲みランチしたのは、
私が20歳の大学生だったときに10歳の小学生だったふたり。
あれから30年以上経ってこうして一緒に飲めるのが嬉しい。
 
アイドルタイムのない店なのをいいことに、
開店時刻の11時に入店して14時半まで3時間半。
目の前にワイングラスが並ぶ並ぶ。
〆にグラッパまでいただいて解散。
私はTOHOシネマズ梅田が入るナビオへと向かい、
コーヒーで酔いを覚ましながらバイオレンスな本(笑)を読む。
 
夕方から2本ハシゴの1本目に観たのが本作。
製作は『スプリット』(2017)や『ゲット・アウト』(2017)を手がけるブラムハウス・プロダクションズ。
冒頭に流れる製作・配給会社の映像が超コワイのがこのブラムハウス。
これだけでじゅうぶんホラーです。
 
ホラーの苦手意識を克服したどころか、最近は観たいホラーが多い私。
これも好奇心に勝てずに観に行ったら、めっちゃオモロイやんか!
監督は誰かと思えば『ディスターピア』(2007)の脚本家クリストファー・ランドン。
どうりで面白い&私が好きなわけだ。
 
女子大生のツリーは、美人だが高飛車な尻軽女。
その日も酔っぱらって目が覚めると、知らない男子学生のベッドの上。
いかにも真面目そうな彼はカーターと名乗ってツリーを気遣うが、
ビッチなツリーはろくに話もせずに退出。
 
女子寮に戻り、ルームメイトのロリにもいつも同様冷たい態度。
ツリーの誕生日のためにロリが手製のカップケーキを差し出すと、
礼も言わずにゴミ箱に投げ入れるツリー。
 
そんなツリーに天罰が下ったのか、
晩にパーティーに出かけようとしたところ、何者かにつけ狙われる。
逃げても逃げても追いつかれ、結局殺されてしまったツリー。
 
ところがそこで目が覚める。殺されたのは夢だったのか。
しかしそこにはカーターがいて、前日と同じように名乗る。
何もかも前日と同じで、狐につままれたような気持ちに。
 
夜になるとまた襲われて殺される。
起きるとやはり自分の誕生日。
こうして恐怖の誕生日が毎日繰り返され、抜け出せなくなるのだが……。
 
ツリー役のジェシカ・ロースのフィルモグラフィーを見ると、
これまでに彼女の出演作を見ているはず。
でも全然記憶にない。こんな美人なのに。
性格悪い役が似合いそうな彼女だから、本作のヒロインがピッタリ。
少しずついい子になって行って、終盤はホロリとまでさせられます。
 
タイムループというと思い出すのは当然『恋はデジャ・ブ』(1993)。
ハッピーなエンディングでカーターが「『恋はデジャ・ブ』みたいだね」と言うとツリーが「何それ」。
「えっ!?知らないの? ビル・マーレイを!? 『ゴーストバスターズ』も!?」に笑いました。
ビル・マーレーのこと、若い子はもはや知らないのか。アンマリだ(笑)。
 
せっかくのハッピーエンドなのに、続編あるってか。
こんなタイムループは嫌だけど、そら観ますよ、面白かったもん。

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