夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』

2023年04月06日 | 映画(な行)
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』
監督:入江悠
出演:広瀬すず,櫻井翔,江口洋介,勝地涼,中村蒼,富田望生,大島優子,上田竜也,奥平大兼,
   加藤諒,南野陽子,橋本環奈,真木よう子,魔裟斗,岡宏明,笹野高史,佐藤浩市他
 
TOHOシネマズ伊丹にて。

この日は1時間休を取っていました。健康診断で引っかかったところが若干気になって病院へ。
きっと検査に時間がかかるだろうから映画を観るのは無理かもしれないと思っていたのに、
何にも異常なしですぐに放免された勢いで『エスター ファースト・キル』を観たのでした。
で、1本で帰ればいいものを、異常なしで安心したせいか俄然元気になってこれも鑑賞。
 
2021年に日テレ系列の『日曜ドラマ』枠で放映されていたそうです。一度も観たことはありません。
総監督と脚本を担当した入江悠が劇場版でもメガホンを取る。脚本を担当するのは秦建日子
 
横浜にある探偵事務所“ネメシス”。
栗田一秋(江口洋介)が設立し、探偵を務めるのは自称天才の風真尚希(櫻井翔)、
その助手を務めるのは本当に天才の美神アンナ(広瀬すず)。
人気事務所だったはずが、ここ2カ月さっぱり仕事の依頼がなくて閑古鳥が啼いている。
経営難に陥って安いビルの屋上へと引っ越しを余儀なくされる。
 
最近アンナは同じ悪夢に悩まされている。
それは自分と親しい人が次から次へと悲惨な死を遂げる夢。
やがて、夢に出てきた謎の男“窓”(佐藤浩市)が現れて、不気味なことを告げる。
 
夢に出てくる殺人者が風真その人であることから、アンナは風間を避け気味。
避けられる理由がわからない風間がアンナの部屋を訪ねた折、
アンナの部屋に巨大な装置が仕掛けられていることに気づく。
それは決まった夢を人に見させることが可能な仕掛けで……。
 
TVドラマ版を一度も観ていないものですから、今までの経緯が全然わかりません。
ただ、アンナが世界初のゲノム編集ベビーであり、
その生みの親が今は亡き研究者(仲村トオル)であるということ、
彼は亡くなる前にゲノム編集ベビーの秘密をすべてアンナに託したことはわかる。
そしてその秘密を数多くの人が狙っていることも。
 
このキャストですもんねぇ、それほど面白くはなかったとしても、スベることはない。
わからないながらも不都合は皆無で、それなり以上にはならないそれなりの楽しさ。
 
結局、どんな科学技術も使う人と使い方次第。良いものにも悪いものにもなる。
金持ちが悪い使い方をすれば恐ろしいことが起こるのでしょうね。
 
人に狙った夢を見させる装置をつくるには百億ぐらい必要だそうです。
そこが本作でいちばん驚いたことでしょうか。
百億あればつくれるとみるか、百億も要るのかとみるか。
世界にはそのぐらいの金持ちはごろごろいるのかなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする