夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『PとJK』

2017年04月08日 | 映画(は行)
『PとJK』
監督:廣木隆一
出演:亀梨和也,土屋太鳳,高杉真宙,玉城ティナ,西畑大吾,江口のりこ,
   川瀬陽太,村上淳,ともさかりえ,大政絢,田口トモロヲ他

前述の『ムーンライト』の後、もう1本、同じくTOHOシネマズ二条にて。
まったく食指が動かなくて観るつもりはなかったのですが、
やはり観なきゃ文句も言えませんから、1,100円ならばええかと。
結果、無理むりムリ〜っ!
もうそろそろ私は廣木隆一監督とはお別れしようかと(笑)。

16歳、高校1年生の歌子(かこ)(土屋太鳳)は、
同級生で親友の三門(みかど)(玉城ティナ)に誘われて、あるパーティーへと出向く。
ただのパーティーかと思いきや、それはなんと合コンパーティー。
ドタキャンした人の代わりとして、22歳と偽って参加させられる。

フリードリンクだけど、さすがにお酒は飲めない。
参加者の男性からアルコールを強要されて困っていたところ、
助けてくれたのは同じく参加者の26歳、功太(亀梨和也)だった。

一緒に帰ることになった歌子と功太。
功太からまた会いたいと言われて舞い上がった歌子は、
話の途中でついつい16歳だと口をすべらせてしまう。

それを聞いた功太は突然怒り出す。
あまりの剣幕に恐れをなしてその場を駆け去ったところ、
たむろしていた不良にからまれて歌子は震え上がる。

そこへ現れたのが功太。彼が実は警察官だと知る歌子。
功太はとっとと不良どもを片付けるが、
不良連中のなかにいた歌子の同級生・平助(高杉真宙)が
功太の背中から殴りかかろうとする。
とっさに功太をかばった歌子が平助の襲撃を受ける形になり、
負傷して気を失った歌子は病院へ。

目が覚めた歌子に、功太はこう言う。
警察官が女子高生とつきあうなんてもってのほか。
ならば君と僕がつきあえる方法はひとつしかない。
結婚しよう、と。

なんとか歌子の両親(村上淳ともさかりえ)を説得した功太。
さすがに学校には報告できないから、打ち明けるのは三門にだけ。
歌子の父親から「卒業までは妊娠なんてことがないように」と釘をさされ、
ふたりの清い結婚生活がはじまるのだが……。

いや〜、ないわ〜。
あまりの展開に恥ずかしくて恥ずかしくて、直視できません。
最初のほうはニタニタ笑ってもいたのですが、あほくさ(笑)。

だいたい真面目で融通の利かないのがウリの警察官が
あんなに軽いノリの合コンになんか参加しますかね!?
まぁ10歳差ぐらいたいして珍しくもないでしょうが、
16歳の子とつきあおうとする26歳って、やっぱりロリコンなのでは。
女子中高生でほぼ満席。みんなこんな恋に憧れるのか。ないっ!

功太がもともと暮らしている家で新婚生活が始まるのですが、
26歳独身男性がこんな住宅街の一軒家、
しかもチリひとつない片付いてオサレな家に住んでるって、逆にキモい。
そこにぬいぐるみをいくつも持ち込む歌子にもドン引き。
もうおママごと以外のなにものでもないやん。

と言いつつ、泣いたシーンがひとつ。
亀梨くんと太鳳ちゃんがいくら熱演して涙を流そうとも、
まったく感動しませんでしたけれども、
高杉くんが涙をこらえるシーンでやられました(笑)。
この子、どこかで見たことあると思ったら、彼も仮面ライダー上がりだったのか。
『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』(2014)で見ていましたねぇ。
高杉くんと、歌子の同級生でちょっとカマっぽい西畑大吾くんが良かったです。
そうですか、彼は関ジャニJr.のメンバーなのですか。知らなんだ。

交番勤務の亀梨くんの上司に田口トモロヲ、同僚の婦人警官大政絢
高杉くんの母親役に江口のりこ、その恋人のろくでなしに川瀬陽太
たった1シーンの登場だというのに、亀梨くんの姉役の河井青葉が清冽な印象を残しています。

んで、この最後のミュージカルもどきのシーンは何ですか。
最後まで恥ずかしい。もうええっちゅうの。

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