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さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

🎵 検査入院の夜、 息子たちを心配かけた反省文を心に刻んだけれど…

2018年04月27日 22時10分30秒 | さくら的非日常の日々
4月27日(金)  晴

昨夜は、午後9時に無呼吸症候群の検査装具を腰に巻きつけ、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)を図っていただいた。

3階の窓からは病院のネオンがくっきりと見え、なぜか安心してカーテンを引いた。

                     ◆

昨年の検査入院では、睡眠薬を服用したせいで爆睡の挙句、朝になっても起きられず、「ヒロノさん! 9時半のシャトルバスに遅れますよ」と大声で起こされ、朝食も摂らずに病室を走り出たのだった

結果、1分41秒もの間無呼吸症状が続き、しかも1時間に53回もの無呼吸状態が続くという、「レベル9の重症ですよ」と主治医の加藤貴史ドクターが心配そうに告知してくださったのだった。

その結果、CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)に取り組んで1年が1年後の現状は、さて経ち、今では通常のレベル2で推移しているさくらの現状なのだけれど、さて?

機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法が、CPAP。1998(平成10)年に健康保険適用になり、多くの患者に喜ばれ今に至っている。

20㌢ほどの平たいCPAP機器本体と、さくらの場合は4から10気圧(hPa)に設定された空気を送るチューブ、鼻に当てるマスクからなり、睡眠中はこのシリコン製の鼻マスクを密着させる。

取り立てて不都合も無く、今ではこれを装着すると入眠モードに入れるほどだ。

重症の睡眠時無呼吸症候群患者の場合、CPAP治療を行った方が明らかに長生きできたなど、多くの研究によって効果が証明されているとのことで、さくらは真面目に取り組んでいる。


                 

検査は、鼻にチューブをつなぎ腰に機器を装着し、左手の人差し指には赤いセンサーを取り付けて眠る、という内容である。

消灯後はしばらく、ぽっちりと赤い灯が見えていたけれど、程なく眠りにおちた。

息子夫婦にいたく心配をかけ、「申し訳ございませんでした!」と、心に反省文を貼り付けたけれど、あっという間に眠りにおちたのだった。

帰宅したら、きちんと謝らなければ。


              

目覚めて、院内の散歩をした。
なにぶん、朝から生来の好奇心がうずくので…

やはり、ね。
3階の廊下の突き当りから、目の下にHマークのヘリポートが見える。

心臓に関する高度医療が受けられるのね。


              

朝食は、具だくさんのお味噌汁、ひじきと大豆、しいたけ、にんじんの煮物、カリフラワーの和え物、海苔たまごのふりかけ、牛乳。

              

病室の大きな窓から、遠く掘坂山(ほっさかさん、)が見える。

伊勢平野を見下ろすこの山は、端正な風姿から伊勢富士の名で親しまれ、『掘坂山(ほっさかやま)の嶺かけて』(三重県立松阪高等学校校歌)、『掘坂の、嶺の雲白く』(同商業高等学校校歌)にも歌われる、懐かしくもうれしい山である。

高校時代から、幾たびも登ったけれど、とりわけがんを病んでから病友のムラタくん、学友の岡くん、がんめいさん、ビジネスフレンドのともちゃんらと登って、頂上で味わった涼風の甘い香りは、多分今わの際に思い出す、取って置きの風景と体験であろうと思う。




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