さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ 「先日お忘れになった時計、お届けに行きますが、ご在宅ですか?」と連絡があって、 彼氏さんと一緒に‼ 

2023年09月07日 22時16分54秒 | さくら的非日常の日々
9月7日(木)    曇、時折雨

病友の雪ちゃんこと雪岡潮枝さんは、いつも前向きな介護士さん♪
金つなぎの病友で、若見えの彼女はクルマの運転も上手で、でっかい車で毎月の陶芸教室に、津市まで同乗させていただく。

今夜、わが家の前に留まったのは真っ黒なトヨタ・レクサス。 熟年男性に人気の高級車である。
「彼です♪」
雪ちゃんが嬉しそうに誇らしそうに、運転席の男性を紹介してくださった。

精悍な二枚目の彼はOkamoto氏と言い、初対面の挨拶を恥ずかしそうに返してくださった。

年齢不詳の【男前女子】の雪ちゃんは、とろけるような笑顔で車中の人になり、二人の子供(看護師の長女とJR東海東京本社勤務の長男)の母とは思えない若々しさで帰って行かれた。

恋をするって、素敵♪                        
                     
時計が戻ってきた。

過日、彼女の家で目の下40㌢近くはあろうかという真鯛を捌いた折に腕時計を外し、そのまま忘れて来たのだった。

アサヒビールが創立百周年を記念して創ったBVLGARIテイストの貴重品。 当時の樋口廣太郎社長からランチにお招きいただき、新たに竣工成ったばかりの22階建てのアサヒグループ本社ビルで、頂戴した。

墨田河畔にそそり立つ、琥珀色のガラスと頭頂部の白い外壁で、泡のあふれるビールジョッキをイメージしたこのビルのガラス窓は、すべて嵌め殺し仕様なのだけれど、「ほら、ここだけ特別に開くようになってるの。 年に一度、隅田川の大花火を【聴く】ために開けたんだよ」

樋口さんは、窓から見える花火の音を、特殊窓を5㌢ほど開いて聴く、という洒脱なからくりを、少年のような面持ちで得意げに教えてくださった。

あの日の、少ししゃがれたお声が今も耳に蘇る。
言葉の一つ一つも、明瞭に!

                        
                     

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