9月7日(木) 曇、時折雨
病友の雪ちゃんこと雪岡潮枝さんは、いつも前向きな介護士さん♪
金つなぎの病友で、若見えの彼女はクルマの運転も上手で、でっかい車で毎月の陶芸教室に、津市まで同乗させていただく。
今夜、わが家の前に留まったのは真っ黒なトヨタ・レクサス。 熟年男性に人気の高級車である。
「彼です♪」
雪ちゃんが嬉しそうに誇らしそうに、運転席の男性を紹介してくださった。
精悍な二枚目の彼はOkamoto氏と言い、初対面の挨拶を恥ずかしそうに返してくださった。
年齢不詳の【男前女子】の雪ちゃんは、とろけるような笑顔で車中の人になり、二人の子供(看護師の長女とJR東海東京本社勤務の長男)の母とは思えない若々しさで帰って行かれた。
恋をするって、素敵♪
時計が戻ってきた。
過日、彼女の家で目の下40㌢近くはあろうかという真鯛を捌いた折に腕時計を外し、そのまま忘れて来たのだった。
アサヒビールが創立百周年を記念して創ったBVLGARIテイストの貴重品。 当時の樋口廣太郎社長からランチにお招きいただき、新たに竣工成ったばかりの22階建てのアサヒグループ本社ビルで、頂戴した。
墨田河畔にそそり立つ、琥珀色のガラスと頭頂部の白い外壁で、泡のあふれるビールジョッキをイメージしたこのビルのガラス窓は、すべて嵌め殺し仕様なのだけれど、「ほら、ここだけ特別に開くようになってるの。 年に一度、隅田川の大花火を【聴く】ために開けたんだよ」
樋口さんは、窓から見える花火の音を、特殊窓を5㌢ほど開いて聴く、という洒脱なからくりを、少年のような面持ちで得意げに教えてくださった。
あの日の、少ししゃがれたお声が今も耳に蘇る。
言葉の一つ一つも、明瞭に!
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