
4月2日(木) 曇のち雨
春のお彼岸に、ご先祖さまの墓前に詣でた。
長男一家が清掃などすべてをしてくれたのと、さくらの腰痛が火を噴き始めていたので大事を取り、山寺の風情の濃いお寺の墓所を、何気なく眺めていて石像に気が付いた。
珍しい。
近づいてみたら、太平洋戦争で逝かれた23歳の兵長さんの像である。
個人情報のからみもあり、墓石から知り得た他の情報を敢えて書かないけれど、多分ご長男でいらしたのであろう、ご遺族の悲しみはいかばかりであったろうかと思うだに胸ふさぎ、小声で般若心経のお供養をさせていただいた。
若いころからお寺巡りも好きで墓所にもたびたび詣でた経験を持ち、戒名や俗名を表記した大きな石柱は幾たびも拝見したものの、このような立像にお出会いするのは初めてのことである。
亡夫の実家の菩提寺には、これまでに幾度通ったであろう。
腰痛発作がなければ、ごく近くにあっても気づかないままであった、と思うにつけ、この石像がなにか訴えておられるような気がしてならなかった。
「あなた様は、この私に何を?」
この日は、そんなことを漠然と考えて腰痛をやり過ごした。
◆
戦で逝かれた人のことを英霊という。
評論家の西部邁さんが、生前に「(靖国)神社は「英霊(英でた霊)」を祀る場所」であり、英でた霊とは「国家に公式的な貢献をなして死んだ者の霊」であると書き残しておられることを知った。
少し意訳させていただき、この度の【新型コロナ戦争】で逝かれた全世界の皆さまは、望まぬ無念のご逝去であったとは言え、「社会に多大な貢献を為されて私たちの記憶に深く残る、英でた霊」として、明朝から毎朝の般若心経の最初の言揚げに加えさせていただこうと思う。
それにつけても。
この度の日ごとに変わる新型コロナ禍のニュースに、大都市圏の皆さまの不安の重さ大きさに思いを致し、とりわけ病友がたの不安に寄り沿いながら、いまや、水際作戦、抑え込み作戦など、世界中が臨戦態勢にあるというのに、東京では都知事が、夕方のぶら下がり取材に出てこられて、記者さん方に「密接」状態で敢えてマスクを外されたり、別の日には多くの記者さんの囲み取材の真ん中で無防備に応じておられる姿、などを拝見すると、緊張感の足りない為政者の言葉が、果たして首都圏の皆さまの心に届くのだろうか?と心配になる。
また、昨日の読売新聞は「石川県が1日に県庁で開いた新型コロナウイルスの対策本部会議には、本部長を務める谷本知事ら計16人のメンバーが出席した。約22分間の会議中、入り口ドアは閉め切り、マスク着用者はゼロ」と写真入りで伝え、「県庁職員の中には『皆に危機感が足りない』との意見も聞かれた」という。
市民に「3密不可」を呼びかけるならば、危機感・緊張感をもっていただきたい、と読売新聞の行間を読ませていただいた。
さて、皆々さま
いずれにせよ、新型コロナ戦争に勝ち抜くためには、いつも申し上げておりますように、【うがい・手洗い・歯茎磨き】の励行に加え、不要不急の外出、3密の励行、そして何より、日ごろの養生法をお忘れなく!
私たちは、「自助努力・身の丈サイズ」を標榜し、五つの理念と5つの健康法、モットーの実践を忘れず生き残ってきた、勝ち抜き・実践集団なのです。
いま、全国1623人を数える病友がたからは、新型コロナウイルス感染者の報告は届いておりません。
でも、皆さま。
今からが正念場とか。
この、負けられない戦いのため、くれぐれも、ご油断なされませんように、ね。
春のお彼岸に、ご先祖さまの墓前に詣でた。
長男一家が清掃などすべてをしてくれたのと、さくらの腰痛が火を噴き始めていたので大事を取り、山寺の風情の濃いお寺の墓所を、何気なく眺めていて石像に気が付いた。
珍しい。
近づいてみたら、太平洋戦争で逝かれた23歳の兵長さんの像である。
個人情報のからみもあり、墓石から知り得た他の情報を敢えて書かないけれど、多分ご長男でいらしたのであろう、ご遺族の悲しみはいかばかりであったろうかと思うだに胸ふさぎ、小声で般若心経のお供養をさせていただいた。
若いころからお寺巡りも好きで墓所にもたびたび詣でた経験を持ち、戒名や俗名を表記した大きな石柱は幾たびも拝見したものの、このような立像にお出会いするのは初めてのことである。
亡夫の実家の菩提寺には、これまでに幾度通ったであろう。
腰痛発作がなければ、ごく近くにあっても気づかないままであった、と思うにつけ、この石像がなにか訴えておられるような気がしてならなかった。
「あなた様は、この私に何を?」
この日は、そんなことを漠然と考えて腰痛をやり過ごした。
◆
戦で逝かれた人のことを英霊という。
評論家の西部邁さんが、生前に「(靖国)神社は「英霊(英でた霊)」を祀る場所」であり、英でた霊とは「国家に公式的な貢献をなして死んだ者の霊」であると書き残しておられることを知った。
少し意訳させていただき、この度の【新型コロナ戦争】で逝かれた全世界の皆さまは、望まぬ無念のご逝去であったとは言え、「社会に多大な貢献を為されて私たちの記憶に深く残る、英でた霊」として、明朝から毎朝の般若心経の最初の言揚げに加えさせていただこうと思う。
それにつけても。
この度の日ごとに変わる新型コロナ禍のニュースに、大都市圏の皆さまの不安の重さ大きさに思いを致し、とりわけ病友がたの不安に寄り沿いながら、いまや、水際作戦、抑え込み作戦など、世界中が臨戦態勢にあるというのに、東京では都知事が、夕方のぶら下がり取材に出てこられて、記者さん方に「密接」状態で敢えてマスクを外されたり、別の日には多くの記者さんの囲み取材の真ん中で無防備に応じておられる姿、などを拝見すると、緊張感の足りない為政者の言葉が、果たして首都圏の皆さまの心に届くのだろうか?と心配になる。
また、昨日の読売新聞は「石川県が1日に県庁で開いた新型コロナウイルスの対策本部会議には、本部長を務める谷本知事ら計16人のメンバーが出席した。約22分間の会議中、入り口ドアは閉め切り、マスク着用者はゼロ」と写真入りで伝え、「県庁職員の中には『皆に危機感が足りない』との意見も聞かれた」という。
市民に「3密不可」を呼びかけるならば、危機感・緊張感をもっていただきたい、と読売新聞の行間を読ませていただいた。
さて、皆々さま
いずれにせよ、新型コロナ戦争に勝ち抜くためには、いつも申し上げておりますように、【うがい・手洗い・歯茎磨き】の励行に加え、不要不急の外出、3密の励行、そして何より、日ごろの養生法をお忘れなく!
私たちは、「自助努力・身の丈サイズ」を標榜し、五つの理念と5つの健康法、モットーの実践を忘れず生き残ってきた、勝ち抜き・実践集団なのです。
いま、全国1623人を数える病友がたからは、新型コロナウイルス感染者の報告は届いておりません。
でも、皆さま。
今からが正念場とか。
この、負けられない戦いのため、くれぐれも、ご油断なされませんように、ね。
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