さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪「父は、最後の日に20回も【心停止と蘇生】を繰り返して逝きました」とご長男が…」

2014年10月21日 22時14分25秒 | さくら的非日常の日々
10月21日(火) 晴

昨日のお通夜の雨模様が嘘のような、日本晴れだ。
お通夜だけで田中さんとお別れするのが残念で、大阪泊まりと決めて、ご葬儀にも参列させていただいた。

昨日に続き、葬儀委員長のキンチョー会長・上山英介さんがお疲れも見せず凛としたお姿で最前列に座っておられる。

少し遅れて、大阪マルビルの吉本晴彦さんが、しっかりとした足取りで会場に入られた。
「吉本名誉会長♪、お元気がうれしいです」、「おぉ、広野さん。 こんなところで会いたくは無いなぁ」、「田中先生、もったいないですぅ。 名誉会長、長生きしてくださいね!」

短いご挨拶に思いをこめた。

お二方は最後の立礼にも立たれ、ご参列の皆さまを愛惜の短い言葉で見送られた。


             

真っ白な花で飾られた祭壇の田中さんは、いつものようににこやかな笑顔で迎えてくださる。
「田中先生! …早過ぎますやんか!」

享年78歳。
77歳のお誕生日をご家族と病院でお祝いされて、その翌日のご逝去である。


             

切ないなぁ。
残念やねぇ。

奥歯を噛み締めて、お焼香の列に並ぶ。


              

ご長男の祥宏さんが、「父は仕事熱心で、異業種交流会・船場経済倶楽部の創設から企画・運営まで、飛びぬけた調整力や行動力で守り立ててきました。 笑顔の爽やかなダンディでありました。1年近くの入院中には、必要な会合にも出席し、院内で仕事の決済などもこなし、何よりも自分の終焉の日のことを、死出の旅装のスーツやワイシャツに至るまでこだわって、言い置いて逝きました。 今日の出棺の葬送曲は、旧知の稲葉和裕さんにお願いし、それも父の意思にしたがいました」、「最後の日の父は、私たち家族の呼びかけに応えて、20回も【心停止と蘇生】を繰り返して逝きました」と、喪主のご挨拶で話された。

言葉の端々に、父上を尊敬し愛しておられるご様子が伺われて、家庭人としても田中さんはご立派だったのだなぁ…、と、改めて在りし日の田中さんのお姿を思い浮かべている。


              

ブルーグラス・ランブルのギター&ボーカル・稲葉和裕さんとお仲間が、『聖者の行進』を演奏されるなか、多くの皆さまが田中さんの新たな門出を見送られた。

稲葉さんの晴れやかな歌声は、文化の振興にも理解が深く、応援を惜しまなかった田中さんに、まことにふさわしく思われた。

「田中先生♪ 次の世でもまたご縁をいただいて、色々教えてくださいませ。 再びお会い出来ますその日まで、先生、ひとまず、さようなら」




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