♪わ～い、パン屋さんがおむすび作ってるんだって！

津の「三重県がん相談」のお手伝いに行く途中、昼食におむすびを買って、人気のない車内でほおばったら…。　なんと、お米が半煮え！
包み紙にフリーダイヤルの表記があったので、ことの次第を連絡したら、夜に入って、「シキシマパンですが…」と初老の男性が尋ねてこられた。　有馬豊さん（５０歳）、奈良県郡山市からクルマをとばして、おむすび代金１０５円を届けに…

１０月１７日（火）

わたくし、決してクレーマーではありませんが、今日、たまたま買った１個のおむすびのごはんが半煮えだったので、表記されていたフリーダイヤルに連絡しただけのことで…。
その後、津に出かけて夕方に帰宅。バッグの底に食べかけのお結びを入れたまま、わたくし、すっかり忘れていたのですぅ。　

「シキシマパンですが、いま、近くのスーパーさんの駐車場まで来ています～」
午後７時すぎ、冒頭にご紹介した有馬さんは我が家に到着。　１１０円を差し出し、「つりはいらねぇ！」って感じで、決して失礼でなくニコニコと手渡し、ついでに、「コンビニで使えるＱＵＯカードです。お詫びの気持ちまでに」って。

「なんで、シキシマパンが？」「あ、おむすびはウチの系列会社で作ってるんですよ」
そっかぁ、パン屋さんがおむすびを作ってるんダ
名古屋本社の敷島製パン。　創業以来、盛田家の同族企業で、ソニー創業者の盛田昭夫や造り酒屋の盛田株式会社で知られる盛田家の分家筋にあたる。　
東海の堅実企業、クレーム処理もなかなかしっかりしてるね。

奈良・郡山の会社から来てくださった有馬さんは、「ブログに載っけてもいいですかぁ？」とカメラを向けたら、「あ、ちょっと待ってください！」と、いそいそネクタイをなおしたりして、なかなか楽しいオジさんだ。

有馬さん。５００円のＱＵＯカードは、み～んな、シキシマパンを買いますぅ。
はい。わたくしは、いたって単純な女で…、ごめんなさいね。

夜、整体の福井さん（♂）に来ていただく。
左半身が、なぜか不具合で、…歳のせい？
そうね、私の年齢になれば、大なり小なり不具合は、あって当然。　なのに、右脳に転移したかな，とか余計なネガティヴ情報に取り付かれたりするの。
「きっと良くなる、必ず良くなる！」と言い、「心を変えれば体が変わる！」と言い続けている私にして、この心弱さ。　がんを病むってことは，ことほど然様にせつないことではあります。

整体を終えて、「あ～、効くぅ」
ささやかな私の贅沢。　明日からまた、始末、始末の暮らしが始まりますぅ。
それと同時に、がんの再発・転移の不安を忘れましょう。