
11月1日 (日)

今日から11月。
この頃、月日の経つのがとみに早く感じられ、歳のせいかしら?
いえ、いえ。
多分、世の中の流れが一段と早く早くなっているからだと思うよ。
速い流れに流されることなく、でも上手に流れに乗って行く暮らし方、していきたいな。
あんまり器用なほうではないから、格別の努力が必要だけれど。
ベッドの中でそんなことを考えていたら、突然どんっとみるくに飛び乗られた。
宮の上から、毎朝のようにさくらの体の上に飛び降りるのだ。
そうしておいて、さくらの胸の上でぐるるる、るるる…
寝たふりをしたりする。
さくらの、便利で重たい目覚まし時計。
ふぅ~。
ではでは、そろそろ起きましょうか!
11月の異名は、霜月、神楽月( かぐらづき )、雪待月( ゆきまちづき )、陽復( ようふく )、龍潜月( りゅうせんげつ )、他にもいろいろ。
11は、10の次にして12の前。
当たり前のことだけれど…。
BS11は、デジタルのチャンネル番号。
サッカーチームの人数。
ナトリウムの原子番号。
トランプの王子さま。
阪神タイガースの永久欠番。
故村山実さんの…。
そういえば、村山さんに取材をかけたことがある。
あれは、そう。
大阪新聞に 『 桜かすみの平成夫婦善哉 』 を連載していたころ、さくらが随分とノッテたころ。
あ、桜かすみは、私メの当時のペンネームでありましたの。
サンケイリビング新聞で営業促進部次長を拝命し、書きたい気持ちが已む無く抑えられていた当時、大阪新聞の日高一行編集局長がコラムを用意してくださったのだった。
大阪第一ホテルの吉本晴彦社長夫妻、吉本興業の中邨秀雄社長夫妻、モロゾフの松宮隆男社長夫妻、ロック・フィールドの岩田弘三社長ら経済人のほか、ダークダックスのゲタ( 喜早哲 )さん夫妻ら芸能人も…
責任を伴う仕事と夫の老親の介護、そして、大阪新聞の週一回のコラム執筆。
心身のキャパシティを超えた日々の暮らしだったのだけれど。
そんな日々に、初めてのがん( 乳がん )も顔を出したのだけれど。
村山さんに電話をし、「 野球以外の、実業家としての【 顔 】を取材させていただきたい… 」とお願いしたのだが、やり取りの中で <なんと悲観的な人生観・経営観を持ったひとなんだろう!> と、桜かすみは驚きあきれ、これでは原稿が書けないと直感し取材を諦めた。
コミック 『 巨人の星 』 の花形満は、村山さんがモデルと言われ、沢村賞3回のほか数々の栄誉を手にし、野球殿堂入りも果たされた畢生の大投手は、こののち1998年夏、直腸がんのため61歳の短い生涯を終えられた。
暗く重い言葉や物言いが、今も耳朶の奥に残っている。
図らずも、今日11月の始まりにそのことを思い返し、謹んで合掌しご冥福を祈る。
外は、未だ涙雨…。


今日から11月。
この頃、月日の経つのがとみに早く感じられ、歳のせいかしら?
いえ、いえ。
多分、世の中の流れが一段と早く早くなっているからだと思うよ。
速い流れに流されることなく、でも上手に流れに乗って行く暮らし方、していきたいな。
あんまり器用なほうではないから、格別の努力が必要だけれど。
ベッドの中でそんなことを考えていたら、突然どんっとみるくに飛び乗られた。
宮の上から、毎朝のようにさくらの体の上に飛び降りるのだ。
そうしておいて、さくらの胸の上でぐるるる、るるる…
寝たふりをしたりする。
さくらの、便利で重たい目覚まし時計。
ふぅ~。
ではでは、そろそろ起きましょうか!
11月の異名は、霜月、神楽月( かぐらづき )、雪待月( ゆきまちづき )、陽復( ようふく )、龍潜月( りゅうせんげつ )、他にもいろいろ。
11は、10の次にして12の前。
当たり前のことだけれど…。
BS11は、デジタルのチャンネル番号。
サッカーチームの人数。
ナトリウムの原子番号。
トランプの王子さま。
阪神タイガースの永久欠番。
故村山実さんの…。
そういえば、村山さんに取材をかけたことがある。
あれは、そう。
大阪新聞に 『 桜かすみの平成夫婦善哉 』 を連載していたころ、さくらが随分とノッテたころ。
あ、桜かすみは、私メの当時のペンネームでありましたの。
サンケイリビング新聞で営業促進部次長を拝命し、書きたい気持ちが已む無く抑えられていた当時、大阪新聞の日高一行編集局長がコラムを用意してくださったのだった。
大阪第一ホテルの吉本晴彦社長夫妻、吉本興業の中邨秀雄社長夫妻、モロゾフの松宮隆男社長夫妻、ロック・フィールドの岩田弘三社長ら経済人のほか、ダークダックスのゲタ( 喜早哲 )さん夫妻ら芸能人も…
責任を伴う仕事と夫の老親の介護、そして、大阪新聞の週一回のコラム執筆。
心身のキャパシティを超えた日々の暮らしだったのだけれど。
そんな日々に、初めてのがん( 乳がん )も顔を出したのだけれど。
村山さんに電話をし、「 野球以外の、実業家としての【 顔 】を取材させていただきたい… 」とお願いしたのだが、やり取りの中で <なんと悲観的な人生観・経営観を持ったひとなんだろう!> と、桜かすみは驚きあきれ、これでは原稿が書けないと直感し取材を諦めた。
コミック 『 巨人の星 』 の花形満は、村山さんがモデルと言われ、沢村賞3回のほか数々の栄誉を手にし、野球殿堂入りも果たされた畢生の大投手は、こののち1998年夏、直腸がんのため61歳の短い生涯を終えられた。
暗く重い言葉や物言いが、今も耳朶の奥に残っている。
図らずも、今日11月の始まりにそのことを思い返し、謹んで合掌しご冥福を祈る。
外は、未だ涙雨…。
さくらさんの生き方は、不器用とか器用とかに関係なく、とても一生懸命な生き方と思いますよ。みんなで後を着いて行くのですから、お体には気をつけられて頑張ってくださいね。
ご心配をおかけしています。
おかげさまで、少し重い右足をかばいながらも、日常生活がゆるゆるとこなせますので、有難いです。
このコラムに、「あなたは、なんでも乗り越えて行く器用な人なのよ」と多くの方々からレスポンスを頂戴いたしました。
「そうかなぁ?」のさくら。
自分のことは、案外わからないものですね。