MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 73番札所㉔ 2017

2018年12月07日 | お遍路好き(涅槃・香川)
73番札所 出釋迦寺

曼荼羅寺から500mほど上がったところにありました。
あっけなく辿り着いた感じです。
お寺の向こう側にはなにか存在感のある山が見えます。
本堂と大師堂をお参りして納経所へ行くとそれが何かが分かりました。

捨身ヶ嶽遙拝所がそこにはあり、その山に向かってお参りできるようになっています。
この山は我拝師山といってここに奥の院があるとのこと。
そこまで登れなくても、ここでご宝号を唱え、祈願すれば同じぐらいのご利益があるのだとか。

この山にはお話しがあって、
7歳の弘法大師が「仏門に入って多くの人を救いたい、この願いが叶うならお釈迦様現れたまえ!」
といって断崖から飛び降りたのだそうです。
すると、お釈迦様と天女が現れて弘法大師を抱きとめたのだそう。。。

無茶な話ですが。。さすがです。

清水寺の舞台から飛び降りるという諺がありますが、本当に飛び降りていたという話を聞きました。
昔の人の信仰心はすごいです。。。

奥の院までは1.8kmほど急な山道を歩いて約40分ぐらいだそうです。
行ってみたかったのですが、次の機会に。。
ここでお参りして次へ向かいました。

境内を出るときに三角寺先生に会いました。
友達になった韓国の人とはぐれてしまったようです。
「こんなに近い場所だったのに間違えちゃったのかな??」と心配そうです。
次に宿泊する所も一緒のようでそこまで一緒に行く予定だったようです。
大丈夫かな???

山門


向こうに見える建物が奥の院



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ほぼ歩き遍路 72番札所㉔ 2017

2018年12月06日 | お遍路好き(涅槃・香川)
72番札所 曼荼羅寺

71番札所近くに宿泊施設もある温泉施設があり、そこに泊りました。
三角寺の先生もいました。。。お友達になった韓国の人と一緒に食事をしていました。
韓国語も喋れるようでした。。。多分。
勝手に小学校の先生かと思ってましたが、今更ですが、ちゃんと聞いていません。

71番札所の参道から72番札所への山越えの遍路道がある様でしたが、道が悪そうだったので、
急がば回れで県道48から国道11を通るルートで向かいました。

曼荼羅寺周辺にたどり着いたと思ったのですが、山門が分からず辺りを歩いていると
お遍路さんが居る様子が見えたので山門が無いタイプのお寺だと思い歩みを進めましたが、
桜並木できれいだけど、どーも裏っぽい。。引き返して山門を探しました。

仁王門をくぐり石橋を渡ると境内に入ります。
興味深かったのは「笠松大師」です。
平成14年に枯れてしまった笠松に大師さまを彫り祀っています。
その横には枯れる前の笠松の写真がありました。
とても美しく手入れされていて、資料によれば高さは4m足らずで、直径が18mほどあったようです。
この姿も見て見たかったと思いました。

仁王門を出て自撮りをしていると、
ツアーの添乗員らしき女性が「とってあげましょうか?」と言ってくれました。
お願いして撮ってもらいました(^^)v
ブログで個人でお遍路している人が団体の添乗員さんに良くない印象を抱いた事を読んでいたので、
私も構えてしまうところがあったのですが、ここまで印象の悪いことは無く、
納経所でもお一人ならと途中入れて貰えた事もあって、
添乗員さんに取ってもらったのは22番札所でもあったので2度目です。

優しくされると嬉しいですね。

73番札所はすぐ近くのようです。

出発の朝、私の感じる香川らしい風景


可憐な桜の花


桜が綺麗だったので間違えて入って行った裏門?


石橋を渡って境内へ


境内の様子


笠松大師


笠松時の写真がありました








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ほぼ歩き遍路 71番札所㉓ 2017

2018年12月05日 | お遍路好き(涅槃・香川)
71番札所 弥谷寺

70番札所から71番札所までは色々ありました。 長くなります!!
前回のブログで会ったお嬢さんに再び道で挨拶することになったことも一つです。
国道をさらに進むと要潤さんの大きな看板がありました!
これもどなたかのブログにあったのを見た覚えがありました。ここにあったんだ!!

ここは香川!うどんが食べたくなってきました♪

そういえば、お遍路の本に出ていたお店に行ってみよう!
丁度お昼時♪今日はあと71番札所だけだし♪♪
こころ躍らせ歩みを進めると、比較的交通量の多い国道を無理やり渡ってくる自転車の女性がいました。
危ないな~~と思っていると、なんとなく私をめがけてその自転車がやってきます!!
その中年女性は「お遍路ごくろさま♪」といって、
自転車の籠からペットボトルのお茶を私に差し出しました!
「あ、、ありがとうございます。」あっけにとられながらつい受け取ってしまいました。
また歩みを進めて考えると、まさかこのお茶を渡すために無茶な横断を???

本当に気を付けて貰いたいです。。無理はいけないのです。

さらに2kmほど進むとお目当てのうどん屋さんが見えてきました。
13時ごろだったと思いますが、駐車場は満車です!!
お店の写真を撮っていると、このおうどん屋さんに来たお客さんが私を待っていてくださり、
さらにお先にどうぞと待ってくださいました。
リュックを下ろしたり、お店に入る準備をしたかったので、
どうぞお先にと譲ってお店に入ると理由が分かりました。。
お店の中も満席で待っている人も数人。。

お店の旦那さんらし人が私をチラチラ怖そうな目で見ています。。。

この大荷物が迷惑なのかな??
やっとカウンターの席に案内されて行こうとするとその旦那さんが、
「荷物はここに置いておきなさい!」と言ってくれました。
席に座り、雑誌に出ていたおうどんを頂きたいと思い店内を見まわすも自信がなく、
丁度、隣の人がそれを注文していたので、「これをお願いします」と注文。

天ぷらうどんでした。しかもワンコイン!

おうどんに木の葉型の天ぷらが載ってきます。
食べ方も隣の人の見よう見まねです。
本当に美味しかった!!また訪れたいお店です♪
女性の店員の方に「歩き遍路さんですか?」と聞かれ、
「はい、ほぼ歩き遍路です。お遍路の雑誌にここのお店が載っていて食べてみたいと思っていました。」と私。
「そーですか~~」と笑顔で対応してくださり、お接待がありました。。
お店のご主人がそのようにすることにしているのだそうです。

 感謝

さらに進むとお遍路小屋がありました。
人で大変賑わっています!!
お遍路小屋にこんなに人がいるのははじめて見ました。
混んでいるのでスルーしようとすると
「お菓子とかミカンとかいろいろあるから寄っていって」と声をかけられました。
あと6kmあるしで「ごめんなさい、さっき休んだばかりで、次まで間に合わないかもしれないので」と断ると。。
「間に合うよ~~」と再び誘われるも謝ると
「これ持って行って」とお菓子やミカンの入った袋を渡してくれました。

申し訳ない!

お遍路小屋をちょっと覗くと三角寺で一緒になった先生がいました。

弥谷寺に近づくと71番の看板がありました。
把握できないほど沢山の見どころの案内でした。
とにかく行けば分かるだろうと出発です!

階段の参道も長かったですが、見どころいっぱいのお寺でした。
仁王門をくぐり長く続く階段を登りきると、お疲れ様ですと優しい姿の金剛挙菩薩が現れます。
癒されて進むと。。踊り場もなく真っすぐのびる108段の階段が現れました!

黙々と登ります。

登りきると大師堂がありますが、本堂へ向かってさらに進むと
修行大師像や美しい鐘楼堂があります。美しい石垣の上に
観音堂と十王堂があり、そこからの眺めは素晴らしく高いところまで登ってきたことを実感できます。
さらに上がると崖に掘られたさまざまな彫刻が現れそれを見ながら登ると本堂へとたどり着きます。
本堂からの眺めは格別でした!

本堂は少し岩に食い込むような形で立っています。
本堂の左側奥に小さな仏像を見つけました。
さりげなく沢山の見どころがあります。

崖に掘られた仏像で印象的だったのは阿弥陀如来像です。
子を亡くした女性が悲しみで帰れずにいると阿弥陀仏が現れ、
悲しみ振り返ってばかりいてはいけないと説いたそうです。
阿弥陀仏の現れた谷を比丘尼谷と呼ぶようになったという昔話があるそうです。

大師堂へと向かうと十王堂の辺りで三角寺で会った先生とすれ違いました。
先ほどの遍路小屋で断って行ってしまった事をとても残念がっていたよと言われました。

すみません。
先生だけに。。。怒られた気分。
しかし、足が遅いから不安なんです。。分かってください。

気を取り直して大師堂へ
とても雰囲気のある素敵なお堂でした。
靴を脱いで入ります。
こちらはほとんど岩の中です。
大師堂の奥に「獅子の岩屋」と呼ばれる奥の院があり、厳かな雰囲気です。
正座をして、ほかの方と一緒にお祈りしました。

納経所は大師堂の入り口付近にあります。
御朱印を頂き、大師堂を後にすると、バスの待ち合わせ場所が分からなくなった人が私に尋ねてきました。
下に駐車場があったのでそこかと思ったので、
108階段を差して「ここを降りると下に行けますよ」と伝えると
「ここ通ったっけ??」と躊躇しています。
赤い階段なので印象に残っていないとすると違うのかな?
歩きでバスで来ていないので分からない事を伝えるとハッとしたように思い出したのか、
本坊門の方へ行かれました。
バスの人はここまで上がって来られるのですね。
お寺のシャトルバスもあること後で知りました。

最初の案内板のあるところまで戻るとこの日最後の出来事が。
おじさんがやって来て挨拶すると、
「エセお遍路さん?」といきなり言われました。
「別に真言宗じゃないんでしょ?」
確かに。。。旦那さんの両親も含めて4人とも元を辿ると違う宗派
なので、私も特に所属ない。。。しかも神社にも行くし、
高校まではカトリックの学校だったので、こちらの宗教も学んだ。。

八百万の神々。神様仏様マリア様なのです。

「そんな訳ですが、旦那さんのお父さんは確か真言宗です」と言ってみました。
すると「この後、善通寺に行くと思うけどあそこは空海さんが生まれたところじゃないから」と
その説明を受けることに・・・別格18番札所「海岸寺」だそうです。

いつか別格二十をお参りする機会があれば行ってみたいです。

この日は3回ものお接待や様々な出会いがありました。長くなりました。。。

うどんが食べたくなった要潤さんの看板


自転車の中年女性がくれたお茶


美味しかったおうどん


薬味を載せて頂きます♪


賑わっていたお遍路小屋


お遍路小屋で頂きました。


まっすぐ伸びる道


ミモザが美しく咲いていました♪


駐車場近くにある看板! 見どころ目白押し!!


仁王門


仁王門から続く階段


癒された金剛拳菩薩


百八階段


修行大師像と美しい石垣


願掛地蔵


水場の洞窟


本堂への階段


阿弥陀仏三尊


本堂


本堂の左側奥に仏像


本堂からの景色


大師堂入り口


奥の院 獅子の岩屋


色々と盛沢山な一日でした
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ほぼ歩き遍路 70番札所㉓ 2017

2018年12月04日 | お遍路好き(涅槃・香川)
70番札所 本山寺

観音寺から川沿いをひたすら真っすぐ進むイメージです。
途中、菜の花や山の中腹に咲く桜を見ては春を感じつつ進みました。
遍路道と線路が交差するところがあり、踏切のないところ渡るとは
江ノ電みたいだと思いホームシックになっていたら横に線路をくぐる道がありそちらの方へ。
こんなに近くから線路を見上げる経験は無いなと写真に収めて進みます。

かわいい猫ちゃんが網戸越しにお迎えしてくれた家を過ぎるとお寺が現れました。
残念な事に五重塔は改修中でした。
(今も改修中ではあるようですが、周りの足場と養生は外れているようです。)
本堂と大師堂をお参りして納経所へ、すると改修中の五重塔の塔頂部に飾られる「相輪」が展示してありました。
一般的なものと違うデザインで珍しいもののようです。
100年目の解体だそうで、次回間近に見ることが出来るのは100年後だそうです。
五重塔は見られませんでしたが、貴重な経験が出来ました。
寄付を募っていたので僅かばかりですが、寄付をいたしました。

境内の方に戻ると沢山の人で賑わっていました。
杖をとりに行くと、お孫さんと参拝にいらしていた男性が
「歩き遍路ですか?」と聞いてきました。
お孫さんは小学生ぐらいだったでしょうか?
なんとなく憧れの瞳といいますか、目をきらきらさせてこちらを見ています。
正直に「ほぼ歩き遍路です。交通機関を使う事あります」
と答えると、なぁ~んだという空気が流れます。。。
やっぱり「歩き遍路」と言い切った方が楽ではあります。
嘘も方便なのか。。
いや、お経の十善戒の中にも「不妄語」嘘をつかないというのがある!
人それぞれ、それで良いという人もいるわけだし正直でいいじゃないか。

気を取り直して出発です!

次のお寺へも真っすぐ一本道を進むという印象です。
半分ぐらいは国道です。
電車を使う手もありましたが、まだ時間もありそうだったので歩いて向かうことに。
黙々と歩いていると、信号で止まった車の窓が開いたようだったので、
そちらを見ると先ほどのお孫さんのお譲さんが乗っていました。
挨拶をするとニコッと笑いかけて会釈してくださいました。

ちょっと救われました♡

次のお寺まで13Km、頑張ります♪

川の中州に菜の花が咲いていました。


真っすぐ進むと踏切のないところ渡る印象


くぐりました!線路が近い!!


ねこ様がお出迎え


仁王門があります


残念ながら改修中の五重塔


大師堂


納経所も立派です!ソテツのお庭が印象的でした


鬼瓦や飾り瓦なども展示されていました。愛嬌があります♪


「相輪」を間近に見ることが出来ました。






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