おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

不味い晩飯

2011年07月28日 | スポーツ
「落とせぇぇぇぇぇ!」
 
テレビから聞こえてきた絶叫に、我が耳を疑った
 
パソコンの不具合で計画通りの作業が出来なったモヤモヤを
終業直前に降った夕立が綺麗に洗い流してくれた
 
(明日だ、明日)
 
疲れた心身をリセットし、帰路につく
 
途中、スーパーでお買い物
今夜の献立は出来合いのモノです済ます予定
居間に辿りつき、扇風機のスイッチと
テレビの電源を同時に入れる
禁酒中の身としては、傍らに置くのは冷えた麦茶
 
夕飯までの間、ゆったりと読書でもしようかと思ったが、
もっか二連勝中、今日勝てば同一カード3連勝と
貯金が1つできる試合を観戦することを選んだ
 
連日の若手の活躍で、
勝率を5割に戻し、今後の展開に希望が持てる試合にすべく、
ぜひとも今日の試合も勝ってもらいたいものだ
 
そんな、ゆっくりと流れている時間の中、
テレビから絶叫する声が洩れてきた
 
2番バッターがファーボールで出塁
3番バッターがセカンドフライを打ち上げて、
二塁手が捕球体勢に入った瞬間だった
 
「落とせぇ!」
 
老年の解説者の声だ
 
送りバントなどの場面で、わざとワンバウンドで捕球し、
ダブルプレーを狙うことはある
しかし今回の場合は、打者走者もすでに1塁付近に
到達していたんで、実況アナもこの解説者の絶叫の意図を
図りかねた様子だった
 
そのことをやんわりと問い質すと、
 
「足の遅いランナーを残したほうがええやん!」
 
俊足ランナーの2番バッターより
3番の選手がランナーの方が守り易いって理屈だそうだ
 
確かにそういう事はあるだろう
勝敗が掛かっている勝負事なら、
あらゆる手と作戦を遂行するのは大事かと思う
正々堂々と戦えとか、子どもの教育上良くない!とは
言わない
勝負事なんだから、これくらいの狡猾さは、
子どもとは言え、経験していくことも大事かも知れない
 
ただ
 
そういった事は、指導者として、
そういうこともあるよ、程度の事で
堂々と推奨するようなプレーではないと思う
しかもそれを、テレビの解説で大声で絶叫するとは・・・・
 
解説席の空気が澱んだように感じたのは
僕だけではないはず
 
晩飯がまずくなった
 
 
 


コメント
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