愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

名古屋城木造復元について まとめ 名古屋市中区

2016年01月11日 11時54分27秒 | 名古屋市中区
現在名古屋市では名古屋城天守閣の木造復元についてタウンミーティングが開催されています。この問題を考えるために掛川城と名古屋城を見学しましたが、私なりに考えをまとめてみました。

1 発掘調査は必要ないか。
名古屋城は、もともとは戦国時代に今川氏親が築いたとされています。その遺構を再調査する必要はないか。

2 木造復元した場合
①急な階段などが復元されるが、足の不自由な人への配慮をどうするのか。
②耐震や防火の設備が必要になるが、それらの設備が木造復元の技術と矛盾しないか。
③せっかく木造で復元するのであれば、木造の技術を見せる必要があると思うが、どのように見せるのか案はあるのか。
④最悪天守閣の中に入れないことも予想されるが、見学と復元とのバランスをどうするのか。
⑤現在天守閣が持っている博物館としての機能はどうするのか、なくすのか別につくるのか。
⑥戦後のコンクリート再建で「二度と燃えないでほしい」という名古屋市民の声があったが、特に防火という点でどうするのか。

3 天守閣以外の整備について
①現在、本丸御殿の復元工事(平成30年終了予定)、石垣の修復工事を行っているが、同時進行で天守閣の復元工事ができるのか。
②他の史跡で、二之丸庭園の整備をどうするのか。
③西之丸と本丸表門馬出の切り離しをしなくてもいいか。

しかし、タウンミーティングに参加した人の話を聞くと、木造に伴う細かいこと(私にとっては大切なことですが)は、業者の報告が出るまで分からないといって、答えないそうです。そして、市長から木造がいいという話が一方的になされるということらしいです。(もっとも木造に反対する人の話ですが)
そういったことも頭の片隅において、のぞみたいと思います。
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