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バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

その笑顔、工事中につき

2008年03月06日 | 歯列矯正
                   

金曜日に会社で写真撮影がある。

別にそんなかしこまった感じのものではなくて。

職場ごとの集合写真で、どういう人がその職場にいるのかってことを掲示するための写真だ。

会社で撮る集合写真なんて、最後に撮ったのはいつだろう。

思い出したら、去年の秋だった。

ウォーレンバフェットが会社にやって来て、演説をしてから、その後で、一緒に記念写真を撮ったのだ。

今回撮る集合写真では、私はおもいっきり歯の矯正をしていて、笑顔なんてなんだか悲惨だ。

でも、私はもともと、大口でがはははは、と笑うような人間で、口元を隠しながら品良く笑う日本人の女の子とは、ほど遠い。

こんな口元になって、少しは遠慮すればいいのに、やっぱり大口で笑ってしまう。

今は、そのブレーシスだけではなくて、歯を4本も抜いているから、大穴が開いている(もちろん、まだ塞がってない)。

誰とも会わずに、会話もせずに生きていけたら...と思うのは抜歯をした数日間のみで、
素が人間好きで、話も好きで、笑うのはもっと好きなので、隠せない。

こんな口元を見せられても怯まないのは、こういうものを見慣れているアメリカ人ならでは、なのか。

これが日本なら、うぶな若い女の子なんて、みんな裸足で逃げ出すところだろう。

アメリカで矯正できて、よかったよ。




そういえば、矯正を始めたころ、うれしくて母に、「今度その写真を見せてあげるよ。」と言ったところ、

「うわ。嫌。やめて。」

と、ばっさり斬られてしまった。

むかついたので、「ブログを始めてね、いろんな写真入りだから。猫の写真満載よ。」と適当に誘っといた。
母はまさか、ここで娘のブレーシス着用の写真やら、抜歯したその歯とか、抜き打ちで見せられることになるとは、思うまい。




さて、矯正中でも写真写りを、それなりに見せるコツってあるのだろうか。

鏡を見て、さりげなく、美しく微笑む練習をしている。

...いや、ダメだ。口を閉じたままで、微笑むなんて、不自然だ。
まして、どんどん前の方に出始めてるブレーシスが邪魔して、口を閉じるのもなんだか困難だ。

やっぱり、口を開けて笑ってやろう。
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スクールバスから学んだこと

2008年03月05日 | アメリカ生活
昨日の朝、してはいけないことをしました。



って、書き出しからなんだか太宰治みたいだけれど、してはいけないことをしたことは確かだ。

私は朝6:45に出勤し、3:30に家路に急ぐ。

この時間帯、スクールバスが子供たちをピックアップ、ドロップオフ(送り迎えだね)する時間帯のピークなのだ。

アメリカにはこのスクールバスに関して、厳しい掟がある。

バスが止まって、子供たちの乗り降りの際には、やたらまぶしい、目に付くライトを点滅させて、バスの左側には『STOP』というサインが自動に出てくる。


(左側に出てる「STOP」サインが見えるだろうか)

その際、後ろを走ってる車や、対向車線を走ってる車でさえ、完全に止まらなければいけない。

どんなに急いでいても、だ。

これを住宅街のブロックごとにやっている。


(子供が出てくるぞ)


この間は、どんなに急いでいても、我慢、我慢、我慢...。

家に帰るときのはまだいいとして、これに朝出くわすと、
しまった。こんなことなら早起きして早く出かけるのだった。と後悔することになる。

とにかくすごい時間のロスなのだ。

で、ただでさえ短気で、時間を無駄にすることが大嫌いな私は、昨日の朝、そのライト点滅、STOPサインが出てて、子供が乗り込んでいるときに、








アクセル踏んでね、そのバスをね、追い越してしまったわけだよ。

そしたら、そのバスの運転手、両親の敵でもとるかのごとく、クラクションをこれでもか!これでもか!

くらえ!!!!!

みたいに鳴らしてきたので、もう私、すっ飛んで逃げました。



その日一日中、罪悪感で気分が悪かったな。やっぱりね、良心が痛んだ。

で、家に帰ってから、ハニバニに言ったら、案の定、怒られてしまった。

「そんなことして、人の子でも轢いたらどうするつもりだったん?!バカ(怒)!!」

...はい。反省してます。本当です。もうしません。



で、本気で反省した出来事は今朝起こった。

やはり、朝、私みたいなバカが短気を起して、待てなかった。
それは高校の男子生徒が運転する車だった。

最悪にも、彼は、バスへと急いで走ってきた子供を撥ねてしまった。

(ニュースでやってた)





...。

カミサマゴメンナサイ。

してはいけないことって、ちゃんと理由があるから禁止されてるわけで。

私も一歩間違っていたら、大変なことを起していたかもしれない。

あれから本当に決まりは守ってます。

(でもスクールバスの後ろを走るの嫌だ)
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Made In China をめぐって

2008年03月01日 | アメリカ生活
                   




数日前に母に話して、彼女を驚愕させた話。

私はスーパーで、一週間分の食料品を日曜日にまとめてする。

月曜日の夕飯の献立に魚料理を入れていたので、なにかいい魚はないかと、シーフードデパートメントに立ち寄った。

アメリカのスーパーの魚売り場って、日本のに比べて本当に小さいし、鮮度も全く違う。
それだけアメリカ人には魚介類ってポピュラーでないのか。

ちょうどその日、新鮮そうな魚がなかったので、冷凍の魚の切り身を買って帰った。

そして、月曜日、ちょうどよく解凍されたその魚を料理して、ハニバニと食べていたときのことだ。

「うぇ!骨がある!これ、普通のフィレ(切り身)だったら骨って抜いてない?」と夫。
「そうだよね。ちょっとパッケージ見てみる。なんか骨の注意書きってあるかも。」と、パッケージをチェックしたところで、
信じられないものを見た。

その箱には、

Product of USA/CHINA

と記入されたあったのだが、私が「信じられない」と言ったのは、Chinaの文字ではないのだ。食品に中国製の物が使われているのは、アメリカではしょっちゅうなのだから。

私が信じられなかったことは、そのCHINAの部分だけ、黒いごっついマーカーか何かで、塗りつぶされていたことだった。

これって日本では「改ざん」って言われる行為じゃなかったっけ?
それを堂々と、マーカーでやっている。なんと原始的なことか。

日本のワイドショーが食いついてきそうな出来事だ。

でもどうしてそんなことをしなければいけなかったのだろう?誰が?

最近はアメリカでも「China Free」(中国製ではありません)を掲げるお店があるとか。

上の挿絵はネットで見つけたのだけど、『中国は粗悪品を作る。アメリカ製を(買おう)!!』というものだ。

食べ物、品物が「Made In China」だと、顔をしかめる人は、日本はもちろん、アメリカにも増えてきた。
だからあの改ざんは、Chinaと言う文字が、あまり良い影響を与えないからということ故の行為だったのか。

でもねー、マーカーで消していても、十分読めるよ...。

その話を聞いた母はびっくりして、メールで「まさかあんた、その魚、食べんかったでしょうね!」と送ってきたが、

...完食しました。


日本では、毒入り餃子事件以来、消費者はパッケージに記されている「○○産」という文字を必ず確かめる人が増えたそうだ。
私はそういうことに、きわめて疎い、というか、落ちこぼれな主婦というか、あんまり気にしてない部分はあった。

それにしても、ここアメリカで暮らしていて、中国産でないものを買うのはけっこう大変だ。

品物だと、ちゃんと「Made In XXXX」と記されているけど、食べ物は詳しく書かれてない物が多いと思う。

神経質になるだけ、疲れてしまうような気がするのだ(やっぱり主婦落ちこぼれか)。

しかも、アメリカには中国人が作る「Chinese Food」が、ものすごくたくさんある。
アメリカ人はチャイニーズフードが大好きだ。

この落ちこぼれ主婦も、実はそうなのである。

チャイニーズフードは忙しい主婦たちの見方なのだよ。

中国製を嫌っていても、チャイニーズフードは別の話...というのが、矛盾していて、それでいて面白い。


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