バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

晩ごはん (March 24, 2008)

2008年03月25日 | 家族
これ、今日のディナーのはずだったお魚。(レインボートラウト)





理由あり、で、これに化けた。




オーブンから出てきたお魚を、
真剣なまなざしで見つめるハニバニ。

何を言うのかと思いきや、

『ちょっとー。骨があるんだけど。アブナイ』

「...。」


うちには時として、大きな息子がいる(大変)。

このお魚、明日のランチで食べるしかないな。



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良い医者の条件

2008年03月25日 | アメリカde健康管理
                  
              暦の上では春。見てくれも春らしくなってきたが、ひたすら寒いNorthernバージニアだ。


前回、「こんなん、持ってるから(後半)」で、
『アメリカのお医者さんって病院以外でも対応してくれるんですね。
電話できる関係がいいなと思いました。』と、
727さんからコメントを頂いた。

今回はDr.Wangについて書いとこうと思う。

彼女は中国系アメリカ人で、年は私よりも3つだけ上だ。

アメリカでは、病気になると、まず最初に
Primary Care Doctorといって、
最初の初期状況で、この先専門家に見てもらったらいいのか、
それとも、クスリや注射程度で応対ができるのかを
見定める医者に見てもらう。

その担当医がDr.Wangだ。

私は幸いなことに、病気とはこれまで、無縁できている。
だから彼女に会うのは、年に一回の、
健康診断&子宮ガン検査&乳がん検査(触診のみ)がある
6月のみだ。

彼女とは、同じアジア系ということと、年が近い、ということから
メディカルに関係ないことも、話をする。

髪型のこととか、食べもののこととかね。

健康診断をするときに、彼女はたくさんの質問をしてくる。

最近体に変わったところはない?
ちゃんと食べてる?
しっかり寝てる?
仕事は順調?
ストレスためてない?
お通じもオッケー?
毎日楽しく過ごしてる?
幸せ?
ハニバニ君は元気?(彼女は彼の担当医でもあるのだ)

...などなど。

彼女は言う。

『そういう些細なことでも聞いとくと、
あなたが病気になったときに、何かをキャッチする
のに役にたつんだから。だから、ちゃんと答えてね。』

と、いたずらっぽく笑うのだ。

いつも笑ってしまうのが、
診察台に横になって、彼女が私のお腹のあたりを
チェックするときに、

『あ、ケイエス。今日はまだNo.2行ってないでしょう?』
(No.2、それはうんこ)

「え!どうして分かるの?!」

『ケイエスみたいな体系の、細身な人がね、横になると
腸の存在感がはっきりするからなの。』

彼女から学ぶ、ちょっとしたことっておもしろい。


とても信頼が出来る医者だが、それを本当に実感したのが、
あの乳がん検診での出来事だった。

最初に電話したのが、4時ぐらいで、病院が終わるのが
4時半だったので、多分彼女は、折り返し電話できないと思って
いた。

5時も過ぎたころから、「絶対に電話はしてきてくれない」
という確信に変わっていった。

それからは、インターネットで、乳がんのことをいろいろ
自分なりに調べては、ため息ばかりをついていたのだけど、
彼女から電話があったのが、8時過ぎていたので、
本当にびっくりした。

「Dr.Wang、もうとっくに帰ったと思ったけど?」

「病院は閉まってもね、それから一人で
やることもたくさんあるからねー。
...で、一体どうしたの?」

心が弱くなってる患者に、
彼女みたいな医者は、はっきり言って、神様に近い。

私は神様ってたまにしか頭に登場させないので
どうのこうの言えないが、
とにかく彼女が神々しく思えてならなかった。

彼女みたいな医者が増えると、
弱った気持ちが病気になる前に
助けられる患者も、増えるんじゃないだろうか。

患者はいつだって、しっかりと話を聞いてくれる
医者を必要としている。


今年も6月の検診で彼女に会いに行く。

診察が済んで、彼女は必ず言う。

『何もなければ来年また会いましょう。
Have a great Summer.(良い夏を)』




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