バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

サンタにお願い

2009年11月30日 | 猫の話
さて、後のミディ。

血尿があっという間に終わったまでは良かったが、
それで一件落着というわけにいかなかった。

今度はびっくりするぐらいに食欲が後退し、さらなることには
副作用の吐き気を催すようになった。

みなさんは経験あるだろうか。
胃に食べ物があるときに吐くことと、胃が空で吐き出すものがないときに
吐き出すのではわけが違う。

しんどそうに胃液だけを吐き出し、虚ろな目で私を見つめるミディの
顔を見たら、これ以上抗生物質を与える気にはなれなかった。

獣医も食欲後退、または吐き気を催したら薬の服用をやめるようにと
言っていたので躊躇なくあっさり薬を中止することができた。

止まった血尿が再発するのではという懸念が今でもあって
はらはらするけれど、今はとりあえず今は中止だ。

するとその日の夜から彼女の中の食欲が目を覚ましたのか、
自分から餌を求めてくるようにまでなった。

そのときをきっかけに、彼女は食欲を取り戻し、行動も活発になり、
私はかなり安心した。
食欲ってないよりはあるほうが絶対にいいよね。

ところがだ。

ケイエスの心配は尽きることがないのか、
今度はある他の事実が大変気になり始めた。

実はミディ、木曜日の夕方(病院に駆け込んだ直前)にウンチをしてから
全くウンチをする気配がない。

どんなに体の調子がおかしくても一日一回はしてたのに。

金曜日、土曜日、そして日曜日と、排便が全くない。
金曜日の朝までは抗生物質を飲ませたから、それで軟便になって普通なのに
その日も排便がなかった。

彼女がボックスへ入るたびに、私はパパラッチのごとく彼女の後を追った。

彼女が排尿すると色を確かめ、血尿がないことを確認する。
安心するが、肝心の排便がないのだ。

今日、外出中にハニバニが「クリスマスだし、欲しいものがあれば言ってね」と
優しい言葉をかけてくれた。

冗談交じりに、

「欲しいのはミディのウンチ。彼女にウンチして欲しい。」

と言ってみて、私が今必要なのはそれ以外何もないことに気がついた。

「なかなかグロテスクなお願いですが、叶うといいね。」と
ハニバニが言う。


そして。


先ほどミディが元気にモリモリとやってくれました。

願い、早くも叶ったり、だ。

うれしかったな~

排便するだけでこんなにも飼い主に喜ばれてヨシヨシされるなんて
ミディもまんざらではない様子で、嬉しそうに喉を鳴らした。

今週、念のためにミディの尿を摂取して尿検査をしてもらおうと思っている。
それで完全に血尿がなくなっていれば万々歳だ。

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感謝祭から暴食しまくっていたので
今日は運動の量を増やし、夕食を軽くしてみた。



朝食を夕食に。
簡単で、しかも胃にずんとのしかかる感じがありません。

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ミディのこと、本当にご心配おかけしました。温かい励まし、ありがとう!

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。


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感謝祭2009は救急病院にて

2009年11月27日 | 猫の話
今日はサンクスギビングデーでアメリカは祭日。
のんびり祭日を過ごす予定だったのに救急病院へ行くはめになる。

主人公はこの方。






ミディ



私は昼過ぎから七面鳥をオーブンにいれ、今夜の七面鳥ディナーの
準備をしていた。

夕方ごろになってミディがしきりに鳴いていて、何だか変だなと思ったけど
うちで鳥をローストするとオーブンからとても良い香りが広がるので
そのせいで猫が興奮して鳴き始めることはよくあることなので
あまり気にせず、焼けた七面鳥をオーブンから取り出していたところ。

ミディが大きな声で鳴いたかと思うと、昼過ぎに食べた餌を全部吐いた。

フリスキーはものすごい勢いで餌を食べることがよくあり、
そのせいで胃がびっくりして吐いてしまうことがあるのだが
ミディが吐き出すのは滅多にない。
いや、毛玉は吐き出すが、食べたものを吐くことは滅多にない。

ちょっと嫌な予感がした。

その吐瀉物を片付けていたら、床の所々にピンク色の液体が
落ちていることに気がついた。

服用している抗生物質の副作用で、まさか血を吐いているのではないかと思い
一瞬私は凍りついた。

ハニバニと一緒にそのピンクの液体が何なのか必死で考えた。

彼女が歩く後をいい年こいた人間の大人がついて歩く。
馬鹿みたいだが、その甲斐あって液体の正体がわかった。

それはまさに「血尿」であった。

彼女の性器あたりを見てみると、少しずつピンクの液体が出てくる。
膀胱炎にかかったことがある人ならわかるだろうが、
これはトイレにいっても数分でまた尿意を感じるとても辛い症状だ。

止まるどころか、頻度をまして、
しかもピンクの液体がどんどん濃くなって赤くなってきた。

そうなるともう感謝祭のディナーどころではない。
早く彼女を救急病院に連れて行って応急処置をしてもらわなければ。

ハニバニが運転する車の中で、小さくうずくまるミディを見ていたら
ボロボロと泣けてきた。

「そんなふうに泣くと、何でもないかも知れない状況が一転して
悪化してしまうように思えるから泣かないで欲しい」とハニバニに言われた。

でも何だか怖かった。

救急病院に着いたころには血尿は止まっていて、
医師に彼女がどんな状態なのか、どんな薬をとっているのか、
それから2週間ぐらい前に抜歯をしたことを説明した。

症状からして膀胱炎で(猫はこの病気によくかかる)
今軽い脱水症状を起こしているから水分を体内に入れる点滴をしましょうと
その医師は言い、私たちは待合室で待った。

待合室にはチワワを抱いた飼い主が、やはり不安そうな顔をして待っていた。
どうやら骨折したらしい。

この感謝祭に大変なことになってる動物とその飼い主って
私たちだけではないのだなと思った。

点滴を終え、別の抗生物質を貰って家に帰った。

家に帰るころにはミディは行きではなかったような活気を取り戻して
普通の彼女に戻っていた。

よかった、と思ったら急に空腹感を覚えた。

急いで感謝祭のディナーの準備をし、ミディに薬を飲ませたら
今度は大人たちが活気を取り戻す番だ。



今年も去年と同じようなものを食べて、デザートには



チェリーパイ。

数時間前のあれは何だったのよ?と聞きたくなるぐらいまで
回復したミディ。彼女とフリスキーにも七面鳥を振舞った。

もちろん味付けしてない部分だけ。

ミディは今私のPCの横に設置した枕の上でぐーぐー寝てます。

お騒がせしよってからに...
そう思いながらも、彼女が眠ってゆっくり上下するお腹を見てると
とても気分が和らいだ。

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何だか本当に多忙な毎日です。

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残業手当よりも定時で

2009年11月23日 | お仕事
そういえば先週、水曜日の話になる。

私は6日にシステムの大掛かりなアップグレードがあってからというもの
システムに何らかの異常が浮上し残業の毎日だったのだが、
酷いときになると残業して家に帰って、その夜にまた会社に行ったりとかいう
お疲れの日々をすごしていた。

水曜日は、ハニバニが昔一緒に仕事をしていた古い同僚が
仕事でDCに来ていて、もうすぐテキサスに戻るということだったから
会いにいって夕飯でも一緒にしようということになっていた。

アメリカでは夫婦同伴で参加するということがたくさんある。
これも例外ではなく、私も同伴する予定になっていた。

仕事のことを考えると何だか気が乗らなかったが、
ハニバニの面子を立てる手前、断ることはしたくなかった。

しかし仕事が気になる。

残業なんてしてたらディナーに遅れるし、
なんと言ってもDCまで出かけていくのにどうせ酷い渋滞に巻き込まれるだろうから
余裕をもって出発するべきだ。

しょうがないので、残業分の仕事はこっちに戻ってきてからちょっとやろうと
思っていた。

仕事熱心ね

とか同僚に言われることが常で、私もそれなりに

まあね

とクールに答えているが、実際のところ「まあね」と簡単に言えるような
かっちょよさは全くなく、残業しなければいずれは自分に降りかかる厄介なことが
先で起こるのを防ぐため(しょうがなしにしぶしぶ)というところだ。

レストランに行く前にハニバニの昔の同僚ビルがすんでいるアパートへと向かう。

彼はガールフレンドもちょうどDCで仕事があったとかで
一緒にこのアパートに住んでいた。

ここはDCのど真ん中のアパートメント。

部屋のなかもとてもモダンで部屋のなかからDCの町並みが
丸見え。
っつーか、窓が大きく、洋画ででてくるような、壁全体が窓ですと
いわんばかりの窓だった。

すごく都会的なリビングルーム。

ハニバニも同じようなことを考えていたか、
「ここは一ヶ月いくらで借りてるって?」とすかさず聞く。

「月60万だって。」答えるビル。

月極めアパートメントってやっぱり高いのは知っていたが、
ここはDC。やっぱりそうか...

国が借りているらしいが、月に60万とは。
DCでの快適なシティーライフをお気軽に、とは言い難い。

ビルのガールフレンドと合流し、予約してあったレストランへ行く。

毎日来たいけど、毎日来てたら確実に破産しそうなレストランであったが
料理が大変美味しかった。

(カメラ持って行ってなかったし(涙)すまぬ)

支払いは全てビルが面倒見た。
ちなみに彼は弁護士。

「ねえ、私が告訴されたら弁護してね。」と言ったら
「もちろんさ!だけど僕は高いよ。」と言われた。

アメリカ人はどんな時でもビジネスを忘れない。

楽しい時間をすごして、やっとこちらまで戻ってきたら時間は既に11pm。

はっ!仕事片付けんといけんかったんじゃった(涙)

大急ぎで職場に戻り、翌朝みんなが戻ってくる前にやっておかなければならない
仕事を片付ける。

30分程度のことだったが、デスクでそのまま眠りに落ちそうになること数回。
家に帰って寝る準備をしたらとっくに12時を過ぎていた。

ちなみにケイエス、普段の消灯時刻は10時ぐらいです。

翌朝私がゾンビみたいだったことは言うまでもない。

そんなシステムもやっと調子を戻してくれ、明日からは普通の日々に戻る予定。

残業手当は相当ついたが、はっきりいって定時で帰れるほうがよっぽど幸せだ。

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余談


これはロダン(考える人)


今日私はランチにお寿司が食べたいというハニバニのリクエストで
スーパーの寿司カウンターにいた。

どれにしようかなと考えていたら、寿司職人が出てきた。

東南アジア人らしき中年の男だ。笑顔で話しかけてきた。

男: あなた にほん?
KS: そうです。「日本」です。
男: そう、日本? 名前はなんですよ?
KS: ケイエスです。あなたは?
男: 僕は 名前は みみです。
KS: そうですか。みみさんですか。はじめまして。
男: ありがとう。うふふ。

何とも非日常的な会話であった。

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アメリカはもうすぐ感謝祭です!

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回復のチカラ (その後のミディ)

2009年11月20日 | 猫の話

ミディ、お疲れ~


月曜日に抜歯のために口内手術を受けたミディ。

結果から言うと、全てが順調に終わった月曜日。
これもDrアリシアのおかげやね。

私は朝から気が気ではなかった。

私は職場でも今とても大きなプロジェクトを抱えていて
仕事に遅れるわけにいかなかったので、ハニバニにミディを獣医まで送ってもらい
「大切なミディをお願いしますね。腕を信じてますよ」
というカードをDrアリシアに手渡してもらった。

仕事をしながらふと、やっぱり会社なんて休めばよかったと
何だか後悔した。
家にいても何も彼女のためにできることってないのだけど、
なんとなくそう思った。

するとハニバニから電話が。

「さっき無事にミディを送っていきました。カードも彼女に渡したよ。」

そう言う彼に礼を言うと、彼は続けてこう言った。

「ケイエスがとても心配してると思ったから、今日は僕は仕事は休みにしたから。

そう簡単に休みがとれる彼がうらやましかったが、
(単にミディを理由に休む口実をゲットしたのではないかとも思ったが)
とても安心した。何かあった場合、獣医から私かハニバニに連絡がつきやすい。

それにしても私は朝からばさばさと仕事をこなしながらも
考えることはミディのことばっかりで、狂おしい気持ちで一杯だった。

いつもはポジティブ思考な私も、そのときばかりは嫌なことばかり考える。

Drアリシアから職場に電話があったのは、ちょうどランチタイムが
終わるころ。

「安心して!全てスムーズに進行したから。ミディも麻酔から覚めてるよ。」

もしかして麻酔から覚めなかったらどうしようと思っていたところだったので
この一言でどんなに私が救われたか。

それから彼女は抜歯がどう行われたかとか、クスリの説明だとか、
副作用の説明とかを丁寧に説明してくれた。

「あのね、ミディが寒くないようにヒーターも入れてあげたんだ。」

そう言う彼女にとても感謝した。

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仕事の帰りに、さっそくミディを迎えに行った。
麻酔が完全に切れていたようで、目線もしっかりしていた。

ケージに手を入れたらすごい力で擦り寄ってくるミディ。
早く家に帰って、ミディをぎゅっと抱きしめたい気分に駆られる。

朝から何も食べていなかったので、食欲が旺盛で
これがまた飼い主の心配を少し和らげる。

もらってきた痛み止めと抗生物質をミディに与え、
その夜はとにかく眠ってもらおうと思った。

次の日、Drアリシアの予想通り、ミディのウンチがかなり柔らかかった。
どちらかというと、下痢状態。

これは抗生物質の副作用で、それが出た場合すぐに連絡するように言われていたので
すぐに電話し、ミディの様子を伝えた。

下痢の理由に、抗生物質、昨日からのストレス、または療養のための餌が揚げられるという。

下痢を少しでも和らげるためのサプリメントは家にあるので
それも一緒にミディに与えるように言われた。

2日目は、痛み止めのクスリの副作用もあってミディの元気がない。

痛み止めには鎮痛のほかに、眠気を誘発する作用も含まれていて
それが彼女を気だるくさせるのだと聞いた。

単に眠たいかも知れないが、この心配性の飼い主にとっては
「苦しいのではないか」という余計な想像も働いて、そんなミディを見るのが辛かった。

抜歯の前にはそれなりの心配が付きまとい、
抜歯の後はクスリの副作用への心配が付きまとう。

高齢なだけに、気をつけなければならないことがたくさんある。

彼女がどれだけ餌を食べているか
食べた後に吐かないか
飲む水の量と尿の量はどれだけか
ウンチの状態はどうか
歩くときにふらつきはないか
痛がっていないか

前回の記事でのコメントや友人からのメールでも聞かれたのが
どうやったらとても小さなことに気がついてあげられるのかということだった。

私はハニバニ同様、フルタイムで仕事をしているし
家にいても常にべったりというわけでもない。

ミディの場合はもう13年も一緒に生活しているからというのもあるが、
大切なのは、「チラ見」を頻繁に行うことだと思う。

どういう状態が普通で、どういう状態がそうでないのかは
こういうチラ見を増やすことでけっこうわかったりするものだ。

それから、動物が嫌いだという人には馬鹿げたことかも知れないが、
私やハニバニは、彼女らを「家にいる猫」というよりも
「一緒に生活する動物、それがうちの場合猫だ」という感覚で見ている。

だから姿を見かけると必ず話しかけては撫でる。
話しかけて撫でることで、彼女らがどう反応するかを認知している。

猫に対してこれといってすごい知識があるわけではないが
小さな、でもたくさんのスキンシップから学ぶことは計り知れない。

こう言っておきながら、彼女らに注ぐ情熱は自分でもすごいなと思うところもあり、
その情熱を学問に注いでいたならメディカルスクールでも卒業して、
今頃医者にでもなれていたかもしれないと、本当に思う。

今日で3日目だが、痛み止めも終了し、気だるさも抜けて
本来の元気さを取り戻した。

一番うれしいのは、食べるときに痛かった箇所の頬を引っかく動作がなくなったこと。
食べ終わった後、満足そうに顔をくるくると洗うのを見るのが
私の一日の楽しみとも言えよう。

「大丈夫だったかな?」と、心配してくださった読者のみなさん、
ご心配おかけしましたが、ミディは大丈夫です。ありがとう!

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私はミディの他に残業続きでちょっとお疲れモードです。

↓  ↓  ↓

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ため息の日々

2009年11月15日 | 猫の話

今日は彼女のお話





木曜日、仕事を終え帰宅し、いつものように真っ先に猫にエサをやる。

2匹とも朝食べたきりだから、かなり空腹らしく
ものすごい勢いでエサを食べる。

その日はちょっと違った。
ミディの食欲がいつもと違う。
朝はもっと食欲があったはずだ。

まあそんなときもあるよね、と私は大して気にもせず
「後でまたあげるから」と彼女が食べ残したお皿を片付けた。

それから夜になって、なんだか彼女の様子もどこかおかしいと思い始めた。
普段と違って、全くリラックスできないという感じ。

彼女をじっと見つめていたら、
ハニバニまでこう言った。

今夜のミディはなんかこう、表情が悲しそうじゃない?

急に不安になり、心臓がどきどきし始めた。
嫌な予感がする。

寝る前に彼女が空腹を訴えるようになったので
ああよかった、考えすぎだったか...と思い、早速エサをやる。

するとミディは勢い良く食べようとしてがっつくが
すぐに食べるのをやめて、しきりに右前足で右側の頬を引っかく動作をする。

その時点で、彼女の口の中に何らかの問題が生じているのだとすぐわかった。

翌日の朝も同じで、
食べようとするのに、食べ始めると前足で頬を触る動作をやめない。
会社から病院に電話し、予約をとった。

もう気分は100%ブルー。

夕方、かなり嫌がる彼女を連れて病院に行ってきた。

今回の担当はDrアリシア。
いつものドクターJのもとで働くもう一人の獣医。

ミディの口を大きく開け、ある一本の歯を見つめると

「これ。この歯。もう少しで見落とすところだったわ。
表面に出てる歯はなんともないんだけど、根元を見てみて。
すごく赤いでしょう?これ歯茎から下が膿んでるの。」

それを聞いてこの先Drアリシアが何を言うか予想がついた。

「月曜日にさっそく抜歯しましょう。」

私は深く落ち込んだ。泣きたいぐらいだった。

ミディは先天的に歯が弱いのは前から知っていた。
前回の抜歯で、これが最後になるようにと祈ったのに。
彼女にはもう麻酔を経験させたくなかった。

関連記事

私の落胆が絵に描いたように明らかだったのか、
Drアリシアは両手で私の手を握り、

「大丈夫よ。最近の猫の13歳なんてすごい年寄りでもないんだから。
前回よりも簡単に歯は抜歯できるし、傷口も縫わないでいいの。」

そして続ける。

「そんなことよりも、この状態を放っておくほうが危険なの。
猫ってのはたいていの痛みは無視できるのだけど、無視できない痛みの
1つがこの歯茎の病気なの。放っておくとミディは食べなくなるし、
炎症から健康に害をもたらすようになるよ。」

ミディのこの先の健康を思うと、抜歯以外に問題解決になりそうなのは
なかった。

「私が責任もってミディをケイエスのもとにかえしてあげるから。」

そう言われるとなんだか少し安心できた。

家に帰ってハニバニに全てを知らせると、彼もまた落胆したが
ミディを彼女に任せることに合意した。

とりあえずミディには痛み止めの飲み薬と
水分が多めに含まれているチキンの缶詰をもらった。

それが食べやすいのかどうかは知らないが、
急にミディに食欲が戻り、かなり空腹だったようで
今まで通り、もりもりとエサを食べてくれた。

夜にその痛み止めを飲ませると、彼女は気持ちよく眠った。
一時的にでも痛みから解放され、安心したのだろう。

そして今日、ハニバニとランチを済ませて家に帰ると
Drアリシアから留守電にメッセージが入っていた。

彼女はミディが良く眠れたかどうか、ちゃんと食べることができたかということを訊ね、
月曜日は私がちゃんと面倒みるから安心してねと言った。

ハニバニが言う。

「いいじゃん、この獣医。」

それでも私の心配は、その抜歯が終わるまでは消えそうにない。

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やっぱり私は心配のしすぎなんでしょうか?

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多忙につき

2009年11月06日 | お仕事

久々の、空の美



昨日無事に月末レポートを終了することができた。

今月は先月に比べると、夏の山場を越えてきたせいもあって
ガラスの破片みたいに尖りながらレポートをやらなくてもよかったが、
同時に明日行われる、10年に1度のシステムアップグレードの準備もあって
私は今週、多忙を極めている。

このシステムのアップグレードは、こないだみたいな会社全体のシステムではなく
うちの部署だけが管理している独自のシステムで、
それゆえに私が関与しなければならないことだらけだ。

良くも悪くも、いろんなところで必要とされる。

明日は一日がかりでシステムをシャットダウンするので
私と主任のテレサを除いては、みんな休日になる。

他の人はなんとラッキーな!って思うだろうが
その休日の裏には有休を使って休んでねという暗黙の了解もあるのだ。

私にとってはただの金曜日なので出勤することなんて屁でもない。

とにかく明日のアップグレードが順調にいってくれることと、
土曜日曜で出勤の必要がありませんようにということを祈るのみだ。


そんなこんなで、毎日ぐったり。

これに加えて毎日の運動は欠かしちゃいけませんよ!っていう
規則正しい奴と一緒に生活しているものだから
ベッドにもぐりこむ午後10時にでもなると、脳みそが完全に機能を停止する。

とにかく眠い。

こないだのワールドシリーズだって、ゲームの途中で断念して寝てしまって
結果を翌日の朝知ることばかりだったんだから。

それにしても昨日の決勝戦!!!!!!

あれは最後まで見届けたかった。
普通なら次の日にゾンビみたいになることを覚悟して見ちゃうんだけど
先週と今週はもう全くだめだった。

でもよかったねえ、世界の松井。
やっぱりひそかに誇らしく思うところなんて、私もまだまだ日本人やね
って思う。

(余談:松井っていう文字、今ここで活字にしてみて
「ああ、これってマツイって読むんだ」ってしみじみ思った)

横にいるハニバニに「おやすみ」を言って、目をつぶって
そして目を開けてみたらもう朝だ。

これって爆睡っていうのだろうか。

しかし本人は瞬きしたようなもんだから、なんだか損した気分になる。
「私って、本当に寝たのだろうか」と考えたりして。

これって私だけ?

朝は朝なりに気持ちがしゃんとしているので爆睡の効果有りということだ。
それにしても寒い。

そういえばね、

今夜はなんと家でカレーを作ってみましたの。
実に2年ぶりのCurry Rice at ケイエスんちだ。





我が家ではカレーを作るときは一緒にミニフライドチキンも作る。

疲れてるときって、やっぱりカレーで元気になれるね~!
フライドチキンも美味しかったぞ。

ハウスバーモンドカレー。
インド人の作るカレーには劣るだろうが、それでも満足であった。

今週末はドイツ料理を食べに行ってきます。


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ワールドシリーズの決勝戦、見ました?日本はお昼時でしたよね。

↓  ↓  ↓

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ハロウィーンパーティーと特別な日

2009年11月02日 | アメリカ生活
金曜からアメリカではハロウィーン気分炸裂で
職場でもハロウィーンパーティーがあった。

今回は本当のハロウィーンが土曜日だったということもあって
職場では誰も着飾る者はいなかったが、
Food Dayは必ず忘れずやる。



今回も仕事しながらたくさん食べすぎ。よって睡魔に襲われる


さて、当日の土曜日。

私たち夫婦は夕方からハニバニの職場の友達主催の
ハロウィンパーティーに招待されていたが、午前中は
うちのお嬢たちの健康診断と予防接種があったので獣医へ。

夕方になってから、出かける準備でさらに忙しかった。

ハニバニのコスチュームは



道化師


私は


オペが終わったばかりの医者


実は私のこのコスチュームは4年ほど前に職場のハロウィンパーティーで
着たものだったが、今回もこれにした。
ピンクのカツラには、特に意味はない。
ただ着用してみたかっただけだ。


パーティー会場となったハニバニの友人宅。
とにかくひたすら凝っていた。



前庭の墓地




ポーチのハゲタカ




フロント玄関




フォーマルダイニングルーム





主催者の姪たち(後で友達になった)。 左の子(サム♀)私のお気に入り 





リビングルームの骸骨



これだけにとどまらず、彼らのデコレーションは
まるで映画のセットに負けないほど素晴らしいものばかりであった。

アメリカ人はパーティーの仕方を知っているが、
ここまですごいのは初めて見たかも。


ちなみにこれがハニバニの同僚。



左から: 道化師、ヒッピー、ドラキュラ伯爵(主催者)、ゴーストバスターズ


パーティーではコスチュームの番付が投票で決まり、
ハニバニと職場の別の友達が「もっとも笑えるコスチューム」に選ばれた。

優秀賞はサムに。やっぱりね~って思ったわ。


それにしても私はアメリカのパーティーが大好きだ。
知らない人とあっという間に仲良くなり、自分の知らない世界を垣間見ることが
できるから。

(余談だが、私のピンク頭、とても好評でしたの)

最高に楽しかったパーティーだった。

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さて、10月31日といえばハロウィーンよりももっと大切な日。

Middyの13回目のバースデーだったのですよ!

12歳から13歳になるまではけっこう獣医にはお世話になったけど
なんだかんだで元気でいてくれる。

本当に本当にうれしい。
私たちの宝物。



来年も同じようにお祝いしてあげるよ。

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実は私、ヤンキースのファンでして、松井をひそかに応援してるんです。
ちなみにハニバニはフィリーズを応援しています(爆)


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いつもありがとう。
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