バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

嵐の後の散歩道にて

2011年04月28日 | アメリカ生活

こないだ友人のエムから竜巻の心配をしてもらったのを皮切りに、
東海岸(とくに南部地方)で竜巻が大発生している。


昨日もこちらでは竜巻警報が発令していて、
TVのお天気チャンネルを見ていても、その警報でビービーうるさいぐらいであった。


日本では地震ばかりだし、東海岸も竜巻がすごいし、
なんだか地球が機嫌悪いみたいだ。


こないだ天災で何が一番怖いか、会社の友達と話したのだが、
やっぱり地震が一番たちが悪いよね、ということで話は落ち着いた。


その理由はやはり、前もって予測ができないことや(小林朝夫はそれをやってたらしいが)
其れゆえに避難のしようがない。


突然起こるということがやっぱりいけない。


竜巻、ハリケーン、豪雪、洪水、大雨雷雨...天災はいくらでもあるが
幸いにして前もって「それ」が来るということがわかる。


避難ができる。


とは言え、竜巻も以前間近に迫ってきたことがあって地下室に避難したことがあったが、
いくら前もって避難できたとしても、どんどん迫ってくる恐怖は文章で言い表しがたい。


昨夜はほぼ一日中、竜巻警報が出されていて、夜8時ごろに解除になったように思えたが、
また新たに深夜2時まで警戒が出された。


はっきり言って、昨夜すごかったのは雷であった。


まるで頭上でドラムがドカドカ鳴ってる感じ。


それにしても真夜中に突如襲ってくるかも知れぬ竜巻。


『僕はね、ほら、耳栓して寝るじゃんか?
竜巻を知らせるサイレンが聞こえんかもじゃけ、鳴ったら起こしてね。』



と、恐ろしくのんきなハニバニ。


まるで「朝6時になったら起こしてね。」と言っているかのよう。


近くの大学から発せられるそのサイレンは、今まで試験的に鳴らされたのを聞いたことがあるが
それはそれは大きく鳴り響くのだ。


できることならば、本番であのサイレンを聞くことがないよう祈るのみである。


***************


嵐一過の今日。


昼すぎまでは雷雨注意報がでていたが、夕方私たちがウォーキングするころには
キレイに晴れ上がった。





このスカッとした爽快感が大好き。


うちのアザレアも嵐でダメになることなくしっかり花をキープ。






気持ちの良い夕方っつーのは、生ある生き物が一斉に外に飛び出すのか、
ありとあらゆる虫が飛び交っており、


ある大きなミツバチが私の周りをブンブン飛んでいて私はパニックに陥ろうとしたとき
ハニバニがこう言った。


『ミツバチは殺しちゃだめ。
何も悪いことしてないでしょう?
ミツバチはただ太っちょで、ハッピーなだけ。
絶対に殺しちゃダメよ。』



ミツバチに限らずハニバニはむやみやたらに虫を殺さない。


ハエとゴキブリは例外ですがね。


『ミツバチはただ太っちょでハッピーなだけ』


この言葉でなんだか私までハッピーになったような気がする。


なんと可愛らしい言葉であることか。


これだから私はハニバニと交わす無駄話しが好きなんだな。


あまりに気持ちの良い夕べに、ウサギもまどろむ。








そういや、いつかのこの彼女、覚えているだろうか。





ハニバニを見つけたら駆け寄ってくるどこかの家のシャムネコ。





実は彼女には同居人なる別の猫もいて、この猫もまたとてもフレンドリー。
ハニバニは彼(もしくは彼女)をブラッキーって呼んでいるんだが。





まるでうちのミディ。黒猫はとてもフレンドリーで、口数が多い(笑)。





とても素敵な夕べであった。



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私の黒い車には黄色い花粉が積もりに積もっていましたが
今朝降った大雨で車がキレイに! なんか得した気分。


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フリスキー6歳

2011年04月24日 | 猫の話

時が過ぎ行くのはとても早いもので、
うちのフリスキーもEaster Sunday
無事に6歳の誕生日を迎えることができた。





フリスキー、6歳の誕生日おめでとう!!!
日向のあなたの顔はいつもなんだかブサイクだけど
ゴロゴロっていう幸せな音が聞こえてきて、私まで幸せになるわ。

来年のラッキーセブンもこうやって幸せに祝えるように、元気でたくましい一年になるといいね!



****************


金曜日と土曜日は唯一、私とハニバニがウォーキングをお休みする日で、
日曜日から木曜日までまた過酷なウォーキングは始まる。


こないだからなんとなく、今年は何か違ったことをやってみようと
2人の間で持ち上がっていたのだが、
ウォーキングに加え、サイクリングもどうか?
という意見。


さっそく今日のウォーキングの途中で立ち寄ったウォールマートで
自転車を見てみる。


自転車に乗るのは何年ぶりだろう。


ざっと記憶をたどると、最後に自転車に乗ったのは確か
96年1月に渡米する前だからまさに



15年ぶりである。



まだ乗れるかな...という小さな疑問が浮上する。


「自転車なんてね、一回乗れたら一生忘れないの。乗れるの!」と言うハニバニであったが、
実際に自転車を一つ選び、試しに店内の通路で乗り回してみようと思い
その自転車にまたがって発進してみると...






発進してみると...






発進してみると...






発進できん(涙)





なんとケイエス、自転車に乗れなくなってしまっていた。


「うん、きっと店内の狭いところだからそれに遠慮してペダルが踏み出せないだけ。
外に出たら水を得た魚みたいにぐんぐん突進できるよ!」

と、明るくフォローしてくれた優しいハニバニであったが、私の頭ではすでに


もしかして一生乗り方を思い出せないのではと、
一抹の不安を消せなくなっていたのである。


自転車に乗れないというだけで、なんだか私が司ってきた能力の一つがダメになったような気がするから
ケイエスとは小さな人間である。

我ながら情けなく思う。


来週、他のスポーツ店で自転車を乗りやすいようにカスタマイズしてくれるところがあるらしいので
そこに行ってみることにしたが、
乗れないかもしれない自転車に高額な金額を注ぐ気は全くない。


どうなることやら...


***************


今日は低カロリーの王様、七面鳥のミンチでミートローフを作ってみた。

この暑いなか、オーブンを1時間半もフル稼働。
それゆえに、エアコンもフル稼働。



ミートローフは通常牛の挽肉を使うのでカロリーが高いが七面鳥を使うことでカロリーを抑えることができ、
しかもケチャップの代わりにトマトチャツネを使うことで糖分も控えることができる。


問題があるとすれば、「カロリー控えめだしね」とつい食べ過ぎてしまう2人、ということだろうか。


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友人のエムに教えてもらって見てみた
小林亜星の息子、朝夫のブログ。見たことありますか?
大震災を予知していたらしいんですよ。さっき興味本位で見てみたのですが、
気味が悪くなって読むの止めようと思ったらいきなりブログが終了になって、それから以降は
別のところで有料ブログを設立させてらっしゃいました。あれってどうよ?


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311以降のトラウマ

2011年04月19日 | アメリカ生活

月曜日。


家に帰って留守電をチェックすると、メッセージが一つ入っていた。


メッセージを流すと、意外にも日本語であったことにびっくりした私であったが、
それ以上に驚いたのが、その声の主が友人のエムだったこと。


彼女は滅多にうちに電話してこない。


その理由の一つにうちの電話回線のサービスが挙げられる。


日本はどうか知らないが、アメリカはテレマーケティングと呼ばれる
電話による勧誘や宣伝がとても多く、それを防止するために
テレマーケター(勧誘してくる会社や宣伝する会社)からの通話をシャットダウンするサービスを利用している。


それを利用し始めてから、その手の電話が9割減り、良かった良かったと思った反面、
日本にいる家族や友人から『通話が困難になった』とブーイングが起こるようになった。


海外から電話がかかると、電話番号が登録されていないという理由から
電話をかけた相手が自分が誰だということをあらかじめ機械に録音させて、それからうちに電話がかかり、
『〇〇という方から電話です。受け取りますか?』という感じになる。


簡単にいうと、コレクトコールのお金かからないバージョンである。


時間的にはあっという間の作業であるが、問題はその機械が流す言語が英語だということにある。


英語なんかわからんっていう人にとって、英語のメッセージ自体難関であるのに
あの冷たいメカニカルな女性の録音ボイスが何かこういかにも

外部から掛けてくるとね、書類審査があるのよ

と、突き放されているような感じも受ける。


そういう難関続きで通話を断念した人がたくさんいる。


友人エムもその一人であった。


そのエムが電話してきて、しかも留守電にメッセージを残すとは。

一体何があったんだろう。



彼女の『はろー。エムです。』というメッセージの始まりで、私の心臓は、落ちた。
それぐらい緊張したということである。


メッセージを聞き進むにつれて、「ああ、そうだったか。よかったー。」という安堵感を感じることができた。


彼女は週末、ノースカロライナとバージニアを襲った竜巻のニュースを受けて
心配して電話してきてくれたのである。


週末、あいにく天気は悪かったが、竜巻は別の場所で起こったようだ。


メールで彼女に心配してくれたお礼を言い、そして無事を伝えた。


それにしても、彼女に言われてから気がついたが
あの竜巻、すごかったらしい。


数年前に、この近所にも大接近したことがあり、地下室へ避難したことがあったのだが
生きた心地しなかったのを今でもはっきり覚えている。


竜巻もあっという間に、今まで目の前にあった生活の全てを奪ってゆくが、
東北関東大震災に比べたらまだましではないか。


なんと言っても、予知ができるし、地震に比べたら十分避難できる時間もあったりする。


ところで、気がついたことがある。


不謹慎かも知れないが、その竜巻がもたらした被害をニュースやネットで見ても、
同情心が全く心に沸いてこないのよ。


「あ。竜巻でそーいうことになったんだ。へー。」っつーかね。


竜巻の被害って凄い。
何もかも破壊して行くんだから。


それでも、心が、見慣れた絵画を見るようにただ、
「大変でしたね」と、言って、おしまい。


日本の津波の被害を目の当たりにしてから、
ちょっとやそっとのことではそれほど動揺しなくなった。


頭の中で、何かが麻痺しちゃってるんだろうか。



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仕事が相変わらず忙しく、昨夜はサラダを簡単に作って食べたが、






今日はあろうことか、時間があんまりないという中で、時間のかかる夕飯になってしまった。




しまった、こんなん作るんじゃなかったと思ったときはすでに鶏肉につめる中身の野菜を
調理し始めたときで、今更やめることが不可能だったからしょうがなく完成させたのだが
1時間かかるんだな、これ。
普段は30分以内で出来るものしか作りたくないケイエスにとって、1時間の調理時間っつーのははっきり言ってアヤマチ。


問い:なら、何故そういう夕飯にしてしまったか。


答え:調理時間がとてつもなく長いっつーことを完璧に忘れていたからさ。


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前回の記事で、ミミさんからのコメントなんですが、ちょっとコピペしました。



“震災被災者の方へ送る手紙を翻訳してくださるボランティア募集
元cnnの特派員で現在、フリーランスジャーナリストのKathlenn Kochさんが、日本の被災者のために手紙を送るというプロジェクトWords of Hope for Japanをスタートしました。彼女はミシシッピ州出身で、カトリナ台風の惨状を報道してきた人です。目標は15万通。この英語で書かれた手紙を和英翻訳するプロジェクトも同時進行で始まり、現在手紙の翻訳ボランティアを募集しております。もし、ご興味がある方は、asakoakai@gmail.com までご連絡ください。

参考までにキャサリンが立ち上げたフェイスブックのページとCNNの記事です。
http://www.facebook.com/pages/Words-of-Hope-for-Japan/194555420585250

http://www.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/04/08/iyw.letters/index.html



私が今仕事してなかったら是非やりたい。
通訳しながら自分が励まされる気分になるだろうな。

ミミさん、情報をシェアしてくれてありがとうございました。


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原発のニュース、とても減りましたね。
でもこれは現状に進歩があったというわけではないんですね(涙)


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偽りのメッセージなの?

2011年04月14日 | アメリカ生活

日本といえば3月11日からずっと『とんでもない日々』が続いているが、
このケイエスときたら、被災地で避難している大変な人でもなければ
日本にいて余震または新たな地震に怯える人でもなく、
こうして海外にいて、しかも地震の少ない東海岸にいながら、
どうもこの数日間は気持ちが虚ろだったような気がする。


だからというわけではないのだが、
なんとなくブログを更新する気が全くなく、
人のブログを見て、メールをチェックして返信し、
YouTubeのどうでもいいような、ただ見て何も考えなくていいような動画ばかりを探して見ていた。


私の家ではテレビ番組を衛星放送を使って見るのではなく、もっぱらケーブルだけである。


日本の番組が流れるのはNHKで、しかも英語版。

しかし震災後の2,3週間はTV Japanという
日本のBSで放送されている番組がリアルタイムに観れるチャンネルが無料で放送されていた。

日本人が見ているTV番組そのものが放送されて、リアルタイムに見ることができているなんて
なんだか不思議な空間であった。


4月に入ってからTVJapanは有料($19.99/月)に戻り、そのチャンネルに何も写らなくなった。


前もって『〇月〇日まで無料で放送しています』とテロップが流れていたのでそのことは知っていたが、
いきなり日本が見えなくなった。


まるで私と日本を結ぶ橋を焼かれたようだ。(たまに大げさなケイエス)


私はまだまだ日本の復旧作業やら、原発のことが知りたい。

インターネットとか、NHKの英語版(これは別料金をとられない)でニュースは知ることができるが、
なんとしても母国語で、リアルタイムに日本で起こっていることが聞きたい。


ハニバニに『このチャンネルは今や私のライフラインなんよ』と言って
納得させ、そのTV Japanを購入することになった。


ケーブル料金はハニバニが支払っているから了解がいるのだ。


購入してから気がついたが、あれだけ日本では緊急記者会見とかニュースばかりだったのに
今は普通の番組がたくさん放送されていて、私はなんだか不安になった。


数日前に福島原発事故がチェルノブイリレベルまで達し、レベル7になったと伝えられた。


私の中では、これは前代未聞の大事故だ。


なのに日本では番組は普通に放送されているようで、
ますます「日本、これでええの?大丈夫なん?もっと大騒ぎしよって普通なんじゃない?」と
少々不安になったのである。


もしかしたら日本ではアメリカとは全く違う情報が流れていて
国民が全くパニック状態になっていないからなの?とも考えたぐらいだ。


その原発の情報で、レベル7の話。


「レベル7でもチェルノブイリとは全く別物」
「放射性物質はチェルノブイリの10分の1程度」
「桁はずれの放射能物質を確認」
「新たにレベルを量る標準を見直すべきだという考えも」


もう何を信じていいのかわからない。


日本にお住まいの日本国民は毎日のそんな情報をどう受け止めているのだろう。

もしかしたらもう何も信じなくなったのかもしれないと思うようになってきた。

友人のエムなんて、怒りを通り越して、なんだか妙に冷静だ。


私は復旧作業とか、もしかしたら原発でも明るいニュースが聞けるかもと思い
TVJapanを購入したのに、ニュースは相変わらず暗い。


先が全く見えない。



今年は先が見えない、真冬で真夜中のような年



と私の星(と言うのだろうか)の位置が悪いことを教えてくれたのはここにコメントしてくれるミミさんだったが、

先が全く見えない真冬で真夜中の真っ只中にいるのは私ではなく、
日本国民全体と言って過言ではないだろう。


だからニュースを見るたびになんだか暗い気分になるので、
最近はそのせっかく購入したTVJapanも見てない。


暗い気分になるといえば、

今日本中で日本人による『風評被害』が広まっているそうで。


日本は今『一人じゃないよ』とか、『頑張ろう日本』とか

団結ムードにあるんじゃなかったか。


友人エムが

『福島から避難して来た、というだけで
関東の避難受け入れ先小学校の生徒が離れて行ったと言うんだから』


と教えてくれた。


これは悲しい。



いきなり


『一人じゃないよ』とか『頑張ろう日本』っていう熱いスローガンが


全て偽りのメッセージみたいに聞こえてくる。




地震と津波と原発と、それから風評被害の四重苦で苦しむ東北。

天災こそ人間がコントロールできないが、
風評被害は人間がコントロールできるよ。
だから防ごうよー。


少しでもダメージ失くそうよ。


もう嫌なこと、十分じゃん?






ってなわけで私は日本から遠く離れた東海岸で悶々とした日々を送っていた矢先。


今日、いつものようにIPodを聴きながら仕事をしていたら

ふらりとルイスがやって来て「ケイエス、今何聴きよん?」と私のIPodを見る。

ちょうど山下達郎の『Ride On Time』を聴いていたときだ。





そしてルイスが私にふと尋ねる。









『このおばちゃんは誰?』










もう一生笑いシワが取れなくなったんじゃないかと思うほど笑い転げた。


あの笑い、今の私には必要だったよ、ルイス。


************
さて七面鳥の挽肉で作った煮物をパスタで食べた。



「美味しいけどニンジンが一杯ぃぃぃ。」と文句言うハニバニ。
でも本当に美味しいんですよ。パスタ抜きのシチューのまま食べてもGoodです。




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2011年04月10日 | アメリカ生活

金曜日の午後の話。


週末のメンテナンスをプログラムしようと、私は会社の地下にあるコンピュータールームに行った。

コンピュータールームは広く、
フロア一杯にIBM、HPのビジネス用ハードドライブが犇いている。


私の管理するメインシステムの近くのIBMハードドライブで、人だかりがある。


そこにはうちの会社に出向しているIBMの連中が集まっており、
システムの神様ジムもいた。


「何事?」と聞くと、
「ちょっと会計のシステムがダウンしちゃってね。簡単に直せそうになくて大変なところなんです。」とジム。


福島原発もなかなか直せそうにないが、
海洋汚染とか人体に影響を及ぼすキケンレベルの故障じゃないもんなーと
その「故障した」IBMのコンピューターを、IBMの社員と眺めた。


「そういえば東京のお友達はいかがです?
放射能の影響はまだないようですか?」
とジムが聞いてくる。

「微量は東京にも到達したらしいけど、まだ健康には害がないレベルらしいよ。
でも今はそう言っててもこれが何ヶ月、何年ってことになると話も変わってくるよね。」と言うと、

「日本にはとても頭のいい人がたくさんいるのに、
問題を早急に解決できないのも、やっぱり問題が原発だからでしょうね。
それにしても優れた学者やエンジニアがいながら汚染された水を海に勝手に流しちゃうとは
日本人らしくなかったですね。」



ここまで言われて私は無性に恥ずかしくなった。


まるで私がこっそりと放射能に汚染された水を海に流していたことがバレて、
それをチクリとやられたような気分になった。


『頑張れ東北、頑張れ日本』と、海外からも大きな声援や募金を頂いて
世界のみなさん、本当にありがとう!!!と国民は有難い気持ちで一杯なのに
東電はその世界各国に報告無しで汚染水を海に流してしまった。


しかも東電の言い訳(私には言い訳としか思えない)は、
『汚染度は大変低く、今すぐ体に害が出るレベルではありません。』


今すぐ体に...のクダリ、
そう言ってる人は、聞く側が「ああ、そうですか。では安心ですね。」と、納得して頷くものと思って言っているのか。


私なんて屁理屈の女王様なので、
今すぐでなければ、数ヶ月、来年、数年後、何十年後には害がでるレベルと解釈すれば良いっつーこと?
って思ってしまう。


それとね、


もし、原発事故が仮に日本ではなくて、中国で起こったとする。

で、もし、中国が他の国に黙って汚染水を海に流しちゃったとして、言い訳が
『そんなにキケンな汚染レベルじゃないんよ。』と言ったとする。


日本は黙っていられるだろうか。


日本は中国をボロクソに言うだろう。


日本はアメリカからの食品をあまり輸入しない。
それはアメリカが使用する添加化合物が人体によくないからということが揚げられる。


アメリカのTVディナーが食べたくてしょうがない私の友人がいるが
日本はそういう外国からの「人体に悪影響があるもの」から厳しく国民を守る国だ。


良い例がBSE(狂牛病)問題だ。


その国が放射能に汚染された水を海に流してしまった。


各国に報告無しでよ?


私が初めてこのニュースを聞いたときは、さすがに自分の英語読解力を疑った。
私が聞き間違ったことを望んだ。


ジムには「恥ずかしいことをしてしまったね。」と言うと、

「でもケイエスさんが流したわけじゃないし。」
と、ジムらしい言葉が返ってきた。



私は毎日東海地震と福島原発のニュースをチェックするのが日課になってしまったが、
それは何か明るいニュースを期待してチェックするわけである。


東海地震の復旧作業には明るい兆しが増えてきたように思えて嬉しいが、
原発に関しては、去年BPがメキシコ湾に石油を流出させた事故みたいに
「ちょっと早く止めろよな」という緊迫した気持ちで毎日のニュースを追っている。


ポジティブ派のこの私でさえ、福島原発に関しては楽観視できないのが現状であるが、
それでも突然『放射線 ついにストップ まさかの奇跡に世界から喝采』などという
ミラクルな出来事もあって欲しいと願うから、ニュースはチェックしてしまうのだ。


まじ


ほんまにそういう速報とか聞きたいよね。


頭の良い日本人。


原発で作業している科学者やエンジニアの方々、


それでも私は期待しているのですよ。




********************



週末は、土曜日はランチ食べたらランチに睡眠薬が入っていたのではと
疑いたくなるような耐え難い睡魔に襲われ、仮眠とは呼びがたいほどの昼寝をして半日を潰して反省し、

日曜日は土曜日の教訓を生かし、ランチ後は運動して掃除してハニバニと洗濯した。

それが済んだら突然クッキーを焼きたくなった。

ちょうどよく材料があったもんだから実行に移す。
ソファーで仮眠とは呼べない睡眠に陥る前に実行するのだ。





張り切った様子が窺がえるほどの量。
ダイエットクッキーなので脂肪分も糖分も控えめ。
しかし、だからと言って食べすぎてしまうのが2人のダメなところ。


夜はエビチリとマーボ豆腐。




明日から1週間、また頑張ろう。


明るい日本のニュースが聞けますように。


************
日本はあと数時間で震災から1ヶ月になりますね。
なんだかすでに何ヶ月も過ぎているような気がします。
一ヶ月で起こったとは思えないほどの悪夢の数々でしたよね。
どうかこれで終わりであるように。


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ジャニーズ効果

2011年04月05日 | ALL ABOUT JAPAN


私がまだ小娘と呼ばれ、ちやほやされていた頃
ジャニーズといえば光ゲンジであったが、
それよりももっと若かった頃のジャニーズといえばたのきんトリオ
(このネーミング、他に何かなかったか)またはシブがき隊(このネーミング、(以下同様))であった。


スマップから以降はもう顔がみんな全部同じに見える。


アメリカ人が「アジア人はみんな同じ顔に見える」と言う気持ちがわかったりもする。
(ジャニーズファンの方、ごめんね)


ここのコメンテーターのSolo_Pinさんは『嵐』の大ファンで、なかでもアイバさんとおっしゃる方のファンなのだが、
最初彼女のブログで『嵐』という名前が出てきたときは、私はそれがジャニーズのグループ名だとは全く知らず、
自らが子供のころ横浜銀蠅というツッパリミュージシャンのファンで、彼女がてっきりそのリーダーの嵐(らん)さんのことを
言ってると勘違いしてずっこけ、しかも彼女の愛するその「アイバさん」をうっかり「アキバさん」と読み間違いして覚えており、先日彼女から渇を食らった。

こういうことがあって、私は嵐のアイバさんは知っているのである。




さて、私は非常に認めたくなかったが、ここで気持ちよく認めなければならないことがある。


ジャニーズ募金のことだ。


私は子供のころから、まわりの女の子がジャニーズで黄色い声を上げているなか
好きな歌手、グループはというと、横浜銀蠅だとか、YMO(特に坂本教授の化粧した顔に惚れていた)だとか
海外だとWham!とか(ジョージマイコーは今だに愛している)、ジャニーズには熱を上げたことがなかった。


熱を上げるどころか、どっちかというと卑下した目で彼らを見ていたかも知れない。


そのジャニーズが先週末の3日間で募金活動をやっていたという。

スマップに至っては、個人でも大きな募金をしたらしい。


この記事を読んで私はジャニーズに対して少し意識が変わった。


なかなかやるね、ジャニーズ。


私が上で認めなければならないことっつーのは、
ジャニーズの人気も決して無駄ではないということだ。


世の中には顔やスタイルがいいというだけですごい人気を得る人がいるが
そういう人は、こういう今でこそその人気をカタチにすべきだと思うのだ。


ジャニーズのその募金活動にしても、なかには「ジャニーズは人気が低迷してきたから
そのマーケティング作戦だろう」とか「名前を利用して募金させるのはどうかと思う」など
言われたらしいが、
私ははっきり言って彼らの行動はまさに、その名前をうまく利用した最もサクセスフルな行動だと思う。


悲しいかな、日本は経済大国の3本指に入るがゆえ、
最初は世界からの募金額も少なかったことは記憶に新しい。


どんなに日本がまだまだお金持ちでも、あの東北の被害額を想像すると
さすがの日本も世界にSOSを送るべきだと思う。


今の日本にはお金がいる。


今はまだ災害時から時間が1ヶ月も経っていないから募金活動も活発に行われているが
これがずっとずっとこの先まだずっと、続くことを祈る。


有名人はここぞとばかりに、募金活動をふまえてファンサービスしたらどうだろう。
握手だけじゃなくて『30分向かい合って話しできるチャリティーイベント』とかね。


キレイごとはもう捨てて、とにかくいろんな方法で募金を集めるといいと思う。


そんな意味を含めて、ジャニーズの募金活動は効果テキメンだったと言えよう。


今回のことで私だけでなく、ジャニーズのネームバリューのすごさを実感した人は多いのではないか。


**********************


さて、土曜日。
私とハニバニは、ハニバニの元同僚、そして今では私の友達でもある女の子の
2度目の結婚式に行ってきた。



2度目というだけに「お金をとにかく使いたくなかったんよ」という彼女。

小さな教会で親しい家族知人だけで行われた結婚式は、派手さはないものの
それでいてほのぼのとした温かい結婚式であった。


私は牛を食べたよ

実は彼女が一回目に結婚したのはずいぶん前の話。
本人曰く、若気の至りでだそうだ。

これまでもいろんな人と付き合って、プロポーズも受けてはきたが、
前回のこともあるし、なんと言っても彼女自身が、「ピンとこなかった」らしいのだ。


披露宴で彼女と旦那さんがテーブルを順に回ってきて、
私に言った彼女の言葉が印象的であった。


「すごい時間はかかったけど、彼にこうやって出会うためだったと思うとね
時間は無駄にしてなかったよ。よかったー。」



もしかして初めて結婚したんじゃない?っていうぐらいの、大きな笑顔を炸裂させていた彼女。


ジャニーズの人気も彼女が費やした時間も、結局世の中に無駄なものってないんだなと思った。


誰かが「物にはそれぞれ、ちゃんと理由があって存在するのです。」と言っていたのを思い出した。


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昨日は28度で、今日は寒い一日でした。
いよいよ春らしい狂った気候です。


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お金持ち&カンソーリ

2011年04月01日 | ALL ABOUT JAPAN

基本的に私は自分をこよなく愛しているので、
他人と自分を比べたり、他人を羨んだりすることは滅多にない。


滅多にというぐらいだから
全くないわけでなない。

ではどんなときか。



帰国する際、私はハニバニも含め、ほぼたいていの確実でエコノミークラスで日米を移動する。

空港の搭乗エリアで自分が搭乗できる順番を辛抱強く待つわけだが、
まさにこの待ってる間である。


私はハニバニが一緒にいれば

「ちぇーーーーーーーーーーーーーーー。やっぱりお金持ちがいいよね。
ファーストクラス、いや、ビジネスクラスでもええけんね、ささっと乗ってしまって
優雅にシャンペンでもどんなドリンクでもええけん、ちゃんとしたグラスで飲みたいよね。
でね、食事もプラスチックの容器やフォーク・スプーンじゃなくてさ、お互いがぶつかり合うと
『ちーん』って鳴る、あのちゃんとした食器で食べたいよね。」
(ちなみにケイエス、プラスチック製の容器またはスプーンフォークが大嫌い)

などと愚痴を炸裂させ、

一人でいると、頭の中でファーストクラス、ビジネスクラスでくつろぐ自分を想像しては

「ちぇーーーーーーーーーーーーーーー。やっぱりお金持ちがいいよね。」などとやはり思う次第である。



...。

なんと貧乏で貧相な思想であることか。




しかし最近になって悲しいかな、もうひとつ「お金持ちっていいな」とお金持ちを羨む理由が浮上してきた。


財閥や芸能人の募金の金額である。


人によっては広島市内、またはここ北バージニアでも
家が何件かまとめて買えそうな金額を募金する人がいる。


こないだ私が募金した話もまだ新しいが、
私にとっては本当にかつてない大きな金額だったわけだ。

それでも何百万、何千万、何億に比べると微々たるものである。


大金を募金できる人って、まさか自分の貯金全てを募金してるとは思えないので
きっと大金っつっても、まだお金には余裕があるわけだ。


ここ最近、ずっとね、あんなふうにまとまったお金を募金したら
あのお金が建物になったり、医療品の購入だったりと、やっぱり一人でいろいろ想像してしまう。


私が実際に募金した額でどんな役に立てるんだろう?


そう思えば思うほど、「お金持ちっていいな。」って思うわけだ。



私がする募金は微々たるものであっても
これから毎月決まった金額で募金していこうと思う。


私のような凡人にはこれぐらいでちょうどいいよね。


と、無理やり納得するケイエス。


****************


そういえば、昨夜、寝る前に見るのが日課になっているJapanTVで
あのカンソーリがフランスのサルコジ大統領と会談しているのをやっていた。


それで私がとってもとってもと~~~~~~~~~~っても残念だと思ったこと。


それは別に政治の政策とか、原発の技術的な話とか、そういう難しいことではなく、
人と話すとき、一番大切なことをカンソーリがやってなかったからだ。


それは、相手の人の目を見て話すということ。


以前からも「なんで?」って思うことがあったが、
どうして彼は話す相手の目を見て話せないんだろう。


話してる内容に自信がないから?
シャイだから?


私の勤める会社にもいろんな国の人がいるが、
部署によっては英語を使わなくても労働で仕事をやっている部署もある。


そこにいるカルロスという男性。


彼はヒスパニックで、英語もブロークンイングリッシュだ。

たまに会話が行き違うことがあっても
私は彼と話すのが大好きでしょうがない。

なぜかというと、彼が話しをするときに、ちゃんと私の目を見て
自分の言いたいことをきっちり話すし、なんと言っても
私が話してるときも、私が言ってることを聞き逃さぬようにと言う感じで
じっと私の目を見て聞いてくれている。


こんな些細なことでも、ちょっとした信頼感が生まれるかも知れないのに。


カンソーリに、このアイトゥーアイコンタクトが出来たなら
日本の政治もこれから何か変わってゆくかも知れないのに。

彼がカンソーリって言われるのもあと何ヶ月ぐらいだろう。

もう日本のソーリって名前が覚えられないし、漢字でも書けないよ。


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どうでもいいけど今夜はパスタにしてみたよ。





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