バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

猫ブログ

2013年01月03日 | 猫の話

はっきり言って私のブログは『労働者』ブログなんですが、
これからちょっとしばらくは『猫ブログ』になりそうです。

でもまあそれでもよろしければ、お付き合いください。



今日、ミディの再検査のために病院に行きました。



実は昨夜から今朝にかけて、彼女の呼吸がまた荒かったのと、元気がなかったことやらで
非常に悲しい気分だったのだけど、私が家に帰るとドアの前で鳴きながら待っていたり
(彼女の病状が悪くなってからこれを全く見かけなくなったので、泣きたくなるほど嬉しかったです)
食欲が今朝よりも優れていたことから、ハニバニと「やっぱり今頃になって薬が効いてきたとか?」など
言っていたのですが、


彼女に残された日々は、もうそんなに長くないと言われました。


雑音がしなくなって、薬が効き始めたんじゃないかと思っていた彼女の肺は
1週間で良好どころか、悪化していました。


肺炎かガンかという判断は、麻酔をして肺の細胞をとらなければならず、
ミディの年からして麻酔を使用することはハイリスクなのです。


ドクターが私たちに、2つの選択をくれました。


ひとつは、今日、彼女を安らかなままで眠らせること(安楽死)。


もうひとつは、ステロイドを注射して、延命させるという方法。



このステロイドの注射。詳しくはどう作用するのか素人にはよく理解できなかったのだけど、
あくまでも病気の進行を遅くさせる「延命」なので、旅立とうとしている彼女を止めることはできない。


しかも、効き目が出るのは五分五分で、効いたとしても、1ヶ月ほどだと。


超ラッキーだと、1ヶ月してまたそのステロイドを注射して延命できる猫とかいるんだって。




それからドクターは私たちを部屋に残して、どっちにするか時間をくれました。


もちろん2番目の選択肢を選びました。


今日、病院に来る前に、体調が良かったミディが、久しぶりに窓際で外の野鳥を見ていたのを
目の当たりにしたんだけど





彼女には、残された時間で、もっと日光浴やらバードウォッチングとかして欲しいし
ステロイドのもう一つの効果と言われている『食欲の増加』がミディに訪れるのももう一度見て見たい。


(この食欲の増加で糖尿病になるのもまたステロイド注射の副作用らしい)


それよりも何よりも、もう少しだけ一緒にいたいという、飼い主のわがままもあります。


ドクターは、一日の終わりにカレンダーの日付のとこに彼女の体調が良ければ「Good」のGを。
体調が悪ければ「Bad」のBを付けていって、Bが続くようなことが始まったら、
そのときはもう旅に出させてあげましょう、と。


私が泣いていたら(実はもう一週間も泣きっぱなしなんですが)、奥からドクターG(一番よくお世話になるドクター)
が駆け込んできて、私をしっかりハグしてくれて

『いい?泣くことじゃなくて、彼女と毎日を楽しくすごすことに時間を費やさないとだめよ。
だってもったいないじゃない!うちにくる飼い主さんの中にはね、
そうやって貴重な最期を一緒にすごすチャンスすらなかった人もいるんだからね。
楽しみなさい。時間を無駄にしちゃダメだよ。』

と、すごく励ましてくれました。


注射をしてもらって30分後、家についてから驚いたことには
今まで食欲が完璧じゃなかった彼女がものすごい空腹で、また残すんだろうと思って差し出したエサを
あっという間に平らげて、それでは足りない様子で、ドライフードをあげると
それも美味しそうに食べてくれたんですよ。


薬が効いてくるには早いような気もするけど、そういう食欲がある彼女を見るのは実にうれしい。
本当に目の前の奇跡みたい。


もう彼女に、辛かったお薬はありません。


ただただ、彼女が喜ぶことを提供することが、私たちに残された役目です。


そして最期の判断を下すのも私たちの役目。





楽しい時間をすごそうね。


『G』の日が少しでも続きますように。


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ハニバニも私も大丈夫だからね!
元気玉、ありがとう。



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