Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

大泣きの爆弾

2010年11月04日 08時15分18秒 | 日記

巨大ローズヒップ。。。だと思う。
確か薔薇のはずだが…大きすぎて自信がない。
白い大きな薔薇の茂みにあった果物みたいなローズヒップ。こんな大きいの初めて見ました。

父が亡くなって10日ほど経つ。
何も変わらない日々が続く。離れて暮らしていたのだから当然かもしれないが。
私の記憶の父は、何人かいる感じだ。若い頃のお兄さんのような父、齢をとって家で飲んだくれている父、闘病で木のようにやせ細った父…。
正直とても同じ一人の人とは思えない。
ただ、姿はどうあれ常に私の頭の中に父は在る。

葬儀の後、私をほっとかなかった友人達に感謝している。

絵の提出日を告げて「描け」と言ってくれた羽黒洞の方々。
いつものように飲み屋でおかしな話を展開する太極拳の仲間。
引っ越しに私をこき使ってくれた日本画の恩師。
毎日を淡々と共に過ごしてくれる主人。すべての人に感謝している。

ところで、私はまだ泣いていない。
大泣きの爆弾が胸のあたりにあるのは感じている。何かが詰まっている感じだ。
この爆弾はいつ、どこで爆発するのだろう。
私は「不発がいい。泣くは嫌だな。なんだかこわい」って言うと、ある友人は「自然にまかせるのがいいのよ」って言ってくれた。

本当に、優しい人ばかりである。


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