Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

人人展カウントダウン

2024年03月22日 10時36分50秒 | EXHIBITION

うかうかしているうちに今年も人人展の時期になりました。
桜の開花の待ち遠しいこの時期、春めいてきてムズムズするこの時期

人人展には運営の準備にかける比重が重く
展覧会に対する思い入れも強くなってきた。
30名以上も作家がいるとホントに人それぞれで雑多感満載
よく開催できてるな~と思う。
一体団体展って何だろう?
そんなこともあり今年は図録に編集後記を書かせていただきました。


図録は会期中、東京都美術館では700円で販売されます。

さて、今年は人人展創始者の中村正義の生誕100年祭
勝負は搬入・設営当日ですので現時点ではどうなることか分かりませんが、
とにかく記念の年ではあります。
図録は中村正義の資料としても充実した内容になっていますので
是非お手に取ってご覧頂けましたら幸いです!



今回の新作は軸装に出しました。今日、職人さんが納品にいらっしゃいます。
職人さんからのさまざまな裂地のアイデア、そしてまた私からの希望と
それらがどのような形になるのかとても楽しみです。

思えば自分一人で何か形になることなんてなく、いつも沢山の方々に支えられてきました。
私の最初の試練は10年以上前になりますが、額縁の職人さんとのやりとりでした。
それまで画廊さんが間に入っていたのですが
私が直接やりとりさせていただくようになり、用語がわからず意図が通じない、という事態に陥りました。
幾度かとても失礼な言い方をしてしまい、その時きちんと叱ってくれたのは職人さんでした。
心から謝罪すること(その時は泣きながらの謝罪…)そして仕事に対して腹をくくることを
同時に教えてくれたように思います。
また後々気づいたのですが私にとってそれは、失礼なことをされたときはきちんと怒って良い、という学びでもありました。
そして相手がそれに気づき、誠心誠意の謝罪があった時は当然ですが許す、ということです。
いまでもその職人さんとは腹を割って話せる得がたい関係
私は、人との出会いには本当に恵まれていると思います。

話は脱線しましたが…

★『第47回人人展』3月25日(月)-31日(日)
9時半~17時半 東京都美術館 (上野公園内) 1階第4展示室 会期中無休 入場料500円

また同時期開催の小品展『小さな人人展』は不忍画廊で開催されます。



私は久しぶりのグリグリ目玉『キャンディ・ブルーアイズ』他、コラージュ作品を出品します。

★『小さな人人展』3月26日(火)-4月6日(土) 12時-18時/ 4月1日(月) 2日(火) 休廊
不忍画廊

展示の様子や詳細は後日お知らせ致します。
是非ともお越し下さいますよう、よろしくお願いいたします。



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