Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

小さな人人展  展覧会案内

2012年02月28日 16時50分02秒 | EXHIBITION



3月に2つのグループ展に参加いたします。

一つは毎年参加させていただいている
「小さな人人展」

私の作品を取り扱って下さっている画廊、羽黒洞は
人人会の創設作家、中村正義ゆかりの画廊である。

そのご縁でこの会に参加させていただいて
もう5年は経つ。

初めは、全くわけがわからず
おたおたしているうちに終わってしまうという
嵐のようなこの展覧会だったのだが、
回を重ねるうち、メンバーの作家さんとも親しくなり
ともに生きる、絆のようなものも感じられるようになった。

今では私にとって、とても大切な場となり、
そして参加される作家さんたちも
私にとって、全員がとても特別な存在だ。

毎年3月のこの時期に行われる展覧会、
昨年は地震とみごとに重なった。
現在制作の中、何となく弱い揺れを感じると
昨年のことを身体が思い出して不安がよぎる。

以下羽黒洞のHPより。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


小さな人人展
2012年3月14日(火)~3月24日(土)
日曜祝日休廊
11:00am-6:30pm
出品予定作家
阿部清子、猪瀬辰男、大野俊治、大野泰雄、岡田慶隆、奥津幸浩、小野なな、亀井三千代、久保俊寛、
郡司宏、古茂田杏子、佐々木誠、高橋美子、田上允克、田端麻子、内藤瑶子、長尾春枝、並木鏡吾、
成田朱希、西田弘英、尾藤敏彦、ヘンリー市川、松三郎、美濃瓢吾、山崎美佐子、吉田佑子、米田昌功、
LUNE、渡辺遮莫次郎、渡辺つぶら、大島哲以、佐熊桂一郎、中村正義、星野眞吾、山下菊ニ


中村正義 「顔」


詳しくは羽黒洞 http://www.hagurodo.jp/ まで

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なお、中村正義の展覧会は現在練馬区立美術館で開催されている。

http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/


また、この希有な作家(作家活動だけでなく、都美術館を広く都民に開放することに尽力した)

詳細、全資料を現代美術センターの笹木繁男氏が
大変な取材の末、1冊の本にまとめられた。
これを読むと、一人の思想家としての生きざまが浮かんでくる。


羽黒洞で取り扱っていると思います。

桜にはまだ早いでしょうが、
暖かい日に、是非お立ち寄りください。

もう一つの展覧会詳細は
後日お知らせ申し上げます。


春のきざし

2012年02月19日 21時24分48秒 | 日記


知らなかった
メキャベツがこんなだったとは。
鈴みたい…
鈴生りだ!!


ベランダで栽培できるのかしら??

これは とあるスーパーマーケットに陳列されていた。
わざわざ置いてあったのだから
珍しいものなのかもしれない。

まだまだ寒いのだけど、
気がつくとベランダでは
春のきざし


木瓜のつぼみも



ブルーベリーも

まだ かたい蕾だけど
春に向かって少しずつ膨らむ。

これを見ちゃうと
この季節、
寒いけど悪くない。

春はもうすぐそこだ。







60号の絵を1枚描くのだが、
構想を考えすぎてしまって
スタートが遅れた。

…というか
ごくごく自然に開始できたので
制作的には悪い状況ではないのだが
でも出遅れていることには変わりがないので、
まずい気はしている…

私はまたまた
修羅場をむかえてしまうのかもしれない。



下図の転写がすんだので
これから毎日死ぬ気で描きます…

終了したら春を愛でます
日本酒で。


グリーン・ネックレス Senecio rowleyanus


勉強中

2012年02月11日 12時55分10秒 | 日記


先日古本市で見つけた。
画集2冊で2千円もしない!
ものすごい値引きだ。

しかも、時間が遅かったのか
画集コーナーで残っていたのがこの2冊。

抽象表現主義とセザンヌ

今ちょうどこれらに興味を持ち、
いろいろ本を読み始めていた。

どうしてこんなピンポイントな偶然に遭遇するんだろう。

現在読んでいるF.ベーコンについて書かれたテキスト*¹ には、
抽象とセザンヌについて 多くを割いて書かれている。
これらの立場をふまえながら
ベーコンが語られるところが興味深い。



このテキストを読む限りだが
絵を描くことは
画家のたんなるエゴでは決してない。

新価値の提案として
大がかりで マニュアルのないプレゼンのような、
あるいは
長年かけた研究を発表することに似ている。

しかも、それをしたからといって
結果や価値が目に見えるかたちで
即座に反映するわけでもない。
妥協のない探究心と自己犠牲だ。

それだけ大がかりな自己犠牲だから
やる前によほど、
何がしたいか見極めておかないと危なすぎる。

その段階で、まだ私はまごついている。

勉強中です…
(それはさておき、ベーコンはやはりとてつもなく魅力的だ)

近美でジャクソンポロックが始まり、
もうすぐセザンヌも来るでしょう?

早く見に行きたいな。





3月にグループ展*² があります。
人人展*³の小品展です。

詳細は後日お知らせいたします。



*1 「感覚の論理-画家フランシス・ベーコン論」 ジルドゥルーズ 法政大学出版局 2004
*2 羽黒洞 http://www.hagurodo.jp/

*3 人人会 http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/frame-hito-hito.htm


だるい…

2012年02月09日 13時21分07秒 | 日記


芋類をいれておく冷暗所を掃除したら
不気味なことになっていた。。。

ジャガイモ!?

これは私がだらしがないから?

芋の部分はぶよぶよで
先っちょは 何となく開きそうに見える。

花とか咲くのかしら…


付け根の部分は沢山の突起が
四方八方に
伸び出そうとしている。

何となく、動物の皮膚を連想させられる。
これは毒ですよね、どう見たって。






ところで
またまた裏打ちをしなくてはならないのだが

ものすごくかったるい。

このだるさは何だろう?


身体が動かないので、
動かない原因を考えてみた。

何故ゆえ裏打ちがかったるいのか。

いくつか思い当たる。

まず、昨年の裏打ちは大抵夜中行っており、
たらたらやるので
大抵 徹夜になってしまい
翌日廃人化することがつらかった。

床に這いつくばる体勢で行うので
足腰にこたえる。
肩もこる。

そこかしこが
糊でべたべたになり
後片付けがめんどくさい。

うまくいかず、しわになることが多い。

なるほど4つもあった。
…というわけで、
改善案


まず、夜中やらない。
午前中に糊を作って夕方には終わらせよう。
明るい中でやるのだ。

這いつくばらないよう、
リビングのテーブルをうまく利用しよう。

そこかしこのべたべたは…
まあ仕方がないか。

しわの問題は単純にテクニックなので
慎重に行なえばよい。

というわけで がんばりますけど、
絵を描いている限り
私はこれを永遠にやるのかしら…


今飲んでいるのはこれ。
夜これを飲むのを楽しみにがんばろう。

最大の改善案は
自分にご褒美をもたらすことだ。