Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

第62回「表装内装作品展」@東京都美術館

2019年05月21日 07時31分19秒 | EXHIBITION


第62回「表装内装作品展」@東京都美術館 に掛軸が出品されます。

この展覧会は表具の職人さんたちによる展覧会。
2月に不忍画廊さんで発表した宿墨ドローイングが吉野表具店さんの目にとまり、
このたび軸装され、出品される運びとなりました。  

現代にも受け継がれる軸装の技術はなんと千数百年の歴史を持つといわれています。
慣れ親しんだカチっとしたパネル作品とは違い、
くるくる巻いたり開いたりする掛軸には魔法のような魅力を感じます。  


東京都美術館に是非とも足をお運びいただけましたら幸いです。
★5月21日(火)~27日(月)会期中無休(最終日入場13:30まで)
東京都美術館・ロビー階第4展示室 入場無料 


★東京表具経師内装文化協会 http://www.tokyo-hyougu.jp/info.html


「奏デル盆栽」工房訪問。

2019年05月09日 08時52分59秒 | 日記


栃木県那須町に小旅行。
針金を使わずに盆栽を育てる盆栽家・加藤文子さんの工房を訪ねました。
植物を「支配しない」加藤さんの思想に以前より共感しておりました。

さて、盆栽については門外漢ですが、
人間の技術で以て植物を造形し大木の趣や景色を小さな盆の上で楽しむ、
といった感じでしょうか(もっと奥深いのだと思いますが)。

加藤さんの盆栽は少し違います。
造形は極力せずに植物の育つがままにまかせる、その個性が美しいのです。
例えばある鉢は植物独自の力関係で生成を繰り返すまるで小さな森のようになっていました。




そしてその土台となる鉢は陶芸家の小沼寛さんが作っていてこれまた独特です。
器だけでなく不思議な造形物も作ります。
用途を持たない不合理なモノを作ってしまう、それはとても人間的で尊い思考。
不合理な人間の作る小さな器の上に合理的な植物たちが生き生きと生成するさまを覗き込むのは楽しく、
不思議の国のアリスのように自分のサイズが大きくなったようなミラクルワールドでもありました。

鼻…



東京でも二人展が開催されます。針金を使わない盆栽。
皆様にも是非楽しんでいただきたいです。
★加藤文子・小沼寛 「コンニチハ Ⅳ」Healing Shop Gallery Triplet
南青山 5月 17日(金)− 28日(火)→ http://aurinkonoko.com/news.html




★加藤さんはウイークエンドギャラリーとしてごアトリエを開放しています。
http://aurinkonoko.com/gallery.html
少し遠いですが是非!!

ちなみに加藤さんとの出逢いは、友人からいただいた「奏デル盆栽ノート」↓  がきっかけです。
こちらもよろしければご覧ください。
 


令和元年、今年後半の展覧会予定

2019年05月01日 10時07分43秒 | 展覧会予告


カルチャー教室で絵具の事を語るときに
色ではなくて光だ、なんて時々言ってしまう。

キザだなぁ、と思うと同時に
でもホントにそうだよなぁとも思う(複雑)。

でも、自分が色をのせるとき
これはあきらかに「毒」だと思う時がある。

そういう色を使いたくなる。
あるいは、それしかできないのかも。

色は沢山あるだろうに
使う色が決まってしまう。
他の作家さんもそうでしょうか?

平成最後の昨日は
青い色を使って終わった。

しかも完成!
この作品、生まれたのに訳がある。
それは後日語ります。

取り急ぎ
ここ3ヶ月までの展覧会予定をお知らせ致します。

「絵と音楽と、響きあうほどに」展@ギャラリー枝香庵
6月21日~30日

「第8回座の会展」@O美術館
7月13日~24日

大急ぎで準備をしないと間に合いません(^_^;

令和になっても変わらずがんばります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!!


大急ぎでパネル作り
GWで店が開いてない、だけでなく、
意外と好きな作業です。気合い入ります!

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