Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

二人展に参加いたします。

2014年08月28日 08時24分33秒 | EXHIBITION


写真は「ペルソナ」日本画 F6
額装されて戻ってきました。

額装した若い職人とは、出会って8年

いつの間にか、大切なパートナーになっていた。

依頼の時、額縁の相談の前に、参加する展覧会について質問攻めにあう。
どんな展覧会か、メンバーは?テーマは?それに対して私は何をするのか、したいのか。

私も、ただ描いているわけではないので
今回のアイデアや作品について、誠実に語らせていただくが
矢のような熱いツッコミが入ることもあるので
ひやひやすることもある(^_^;

それは、
絵に通じる人間関係の中でも特殊な関係であることに気がついた。


私は絵を描き
当然完成にいくわけだけど
額縁は、その剥き出しを包み、守り
その世界を決して壊すことなく、魅力を引き出してくれる
作品と連続した肉体だと感じるようになった。

絵もそれを待っている…?

数ミリの違いで世界は変わる
それは絵も同じ。

額縁は絵の周辺の狭い部分に、
実寸以上の
大きな空間を作ろうとする作業なのだと知る。

木の素材や色、どんな方法があるのか
教えていただきながらイメージを…
イメージを引き出すのではなくて、

ふくらますのでもなくて

イメージはいつも意外で、
対話の中から突然現れる
雲みたい

日々額についての研究を怠らないその人とともに
私も精進していきます。





展覧会は9月8日から あらかわ画廊にて
「創造の箱舟」というとても素敵なタイトルです。

齋藤賢司先生とは全く初めてですが
同じ舟にのせていただき光栄です。
この船旅にどんな創造の世界が展開するのか
皆さま、どうぞお越し下さい。




*あらかわ画廊
03-3566-5213


夏休み

2014年08月26日 15時05分28秒 | 日記


上野から湯島界隈に遊びに出る。

これが唯一、今年の私の夏休みだ。
友人に会って、話をして、バカな話に笑って美味しく食事をした。
ネコの居るその家は、ものすごく居心地が良い。

そういえば、私はネコを飼いたいが主人はイヌ派なので
いつまでたっても行動に移せない。

30度越えのこの日、暑いけど蓮がきれいだった。




セミの大合唱にふと京都を思い出す。

子供の頃、京都に住んでいた。
遊び場は神社だった。
近くに鷺森神社* という神社があって、
ほとんど毎日そこに居た。

夏はそこで大量のセミを捕獲して遊んだ。

アブラゼミを大量に採っては
家まで持ち帰って庭で逃がした。

なにがそんなに面白かったんだろう…

今思うに、もしかしたら、ものすごくうるさいセミ達を
小さな虫かごにギュッとつめて
大音量のそれを持ち歩くのが楽しかったのかもしれない。

アブラゼミ独特の臭いが
暑い夏そのものの感じがする。
別に好きでもないけど懐かしい。

今、鷺森神社で検索すると
ちゃんと出てくる。
これらの写真のような立派な感じではなかったなぁ。
もっと古びて暗く、うっそうとしていたはずだけど。

歳をとったら京都に帰りたい(暮らしたい)

きっとネコを飼っている


* 鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)
http://everkyoto.web.fc2.com/report201.html
http://www.marutake-ebisu.com/shrine/saginomori-jinjya.html


暑中見舞いに

2014年08月15日 07時38分26秒 | 日記



先日、双子の玉子に遭遇して
あ、呼ばれてる!!と思った。
身重の友人にむちゃくちゃ会いたくなって連絡を入れてみた。

「遊びに行ってもいい?」

「いいよ~」

というわけで、訪ねることにしました。

おならとか、笑ってできちゃう仲がいいですね。

手土産に、
自家製きんちゃくを作ることにしました。

冬の方がむいてるかも…

調味料は久原本家 茅乃舎の減塩だしと、無添加醤油、塩のみです。

土鍋にたっぷりの水とだし昆布2枚、
たまねぎ、キャベツ、人参、しめじ、ショウガをいれて火にかけ、
沸騰したら上の調味料を入れて煮ます。
…というか、別に何を入れて煮たっていいです。

煮ている間にきんちゃくの準備をします。

きんちゃくの中身は
鶏もも挽肉、木綿豆腐、ひじき、エノキダケ、タマネギみじん切り、玉子、すりおろしショウガ
を練り合わせたもの。
…というかこちらも、別に何を入れたっていいです(笑)

我が家だけで食べるときは
鶏の軟骨(ヤゲン)を入れるときもあります。

熱湯にひたしておいた油揚げを半分に切り、
スプーンで中身を詰めて、楊枝でとめます。

で、それを土鍋の中に入れていくだけ。

あとは調味料が味を付けてくれます。

自分で言うのもなんですが、
けっこう美味しいと思うんです。
で、そのわけは きっと
だしにあると思います。

茅乃舎* のだしは、
化学調味料、保存料一切無添加
以前友人にいただいてから

くせになりました。
もうこれしか使えません。

コレド室町3にお店が入っています。
だし汁の試飲もできます、是非!


今年は梅干しも漬けました。
しそは使わずに白いままの梅干しです。
ころころ、ぷよぷよしてかわいいのですが

味はすんごい、しょっぱい!!(@_@;)
強烈なほてりを感じます。
やばい食品であることに間違いありませんが、
でも不思議とクセになり…
今、ついつい食べてしまうのを抑えてる状態。

友人にあげたりしてるんだけど、
犯罪かもしれません。

*久原本家 茅乃舎
http://www.dashiya.jp/


おすすめ展覧会 8

2014年08月04日 08時53分23秒 | おすすめ展覧会



8月6日から日本橋高島屋にて
多摩美出身の日本画家6名による展覧会が開催されます。

私に日本画を…というより絵画を教えてくれている
山田宴三氏も参加されます。

「絵画を教わる」のと同時に
描いて生きるには、その生き方を
常に議論してきたような気もしますが
まあ、それはとても しんどいことです。

現在上海在住ゆえ、
日本で作品を観るのは本当に久しぶり

振り返れば
「教える」「教わる」ということは なま易しいことではなく
ずんと胸が重くなることの方が多い。
肯定されたこともほとんどないので
ずっと山田先生と戦ってきた、今も戦いながら描いているのだと思います。

ありがたいです。



ただ、
教える方、その本人も今を生きる作家として、
非常にしんどい道を歩いているわけで…

皆同じですね。
この展覧会が、良い形で注目されることを祈っています。

展覧会は3か所を巡回いたします。

東京展  8月 6日-12日   日本橋高島屋 6階美術画廊
横浜展 10月22日-28日 横浜高島屋 7階美術画廊
新宿展 11月5日-17日   新宿高島屋 10階美術画廊