Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

おすすめ展覧会 7

2013年11月30日 09時13分06秒 | おすすめ展覧会



中田朝乃 展
2013年12月2日(月)~12月7日(土)
11:00~18:30 最終日 17:00まで
ギャラリーなつか 
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka/natsuka/2013/nakada_asano13.html




阿部清子 展
2013年11月28日(木)~12月7日(土)
11:00~18:30 日曜休廊
ギャラリー広岡美術
http://www.gallery-hirooka.co.jp/




コノキ・ミクオ 展 IRON BRUTES
2013年11月25日(月)~12月8日(日)
11:30~22:00
パークホテル東京
http://www.parkhoteltokyo.com/cms/storage/1/1-271-d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e.html


もうすぐ12月
今年も、もうあと少し。
思えば転んだり、風邪をこじらせたり…

調子の良いときもあれば
悪いときもある。
めぐりめぐるように思います。

友人である作家さんも
まだ出会っていない作家さんも
皆、日々制作し
発表し…
そのうねりの中に自分の居場所があると思えば
またがんばれます。

3つの展覧会、超おすすめです。
一人でも多くの人に見ていただきたいです。


是非!!


風邪をこじらせる 2

2013年11月26日 07時46分52秒 | 日記


風邪をこじらせるのはもう何年ぶりか。

20代の頃は、アスピリンとユンケルで
むりやり汗をかいて
むりやり熱を下げていたが
いまは、とてもそんな体力はない。

いろいろなことに気がつく。

風邪とは
まず、頭部全体に膿がまわったような状態になる。
膿カプセルがすっぽりと、頭部を覆うような感じ。

鼻と のどの痛み
左右の下顎の付け根も腫れる
熱っぽいってそれは頭部にのみ感じられて
手足先端は冷たいまま
臍から下にエネルギーが流れない。
膿もエネルギーも頭に集中して、
頭部は戦場さながらだ。

それでも料理はしなくてはならないので
毎日、継ぎ足し鍋でしのぐが
なんと嗅覚が死んでいる。

臭いが全くしないんですよ。
これには驚いた。

鍋にたっぷりとニンニクをいれたはずなのに
臭わないので主人に
「ニンニク、臭わなくて良かったね」

「臭ってるよ!!」

そういえば
私が加湿器の側を通ると
加湿器のにおいセンサーが
すごい勢いで作動する。

嗅覚と味覚は関係してるらしい。
自分の嗅覚がいかれたと気づいてから
味覚も鈍くなっているような気がする。
っていうか、ニンニクの味がしないから。

「ニンニク、味しないね」

「してるよ!!」

って言われると思う、多分。

嗅覚がいかれるのは、
視覚や聴覚がいかれることに比べれば
どうってことないような気もするが
何か燃えている、とかガスくさいとか
嗅覚はようするに
危険を察知することに繋がる
動物としての野生の部分に近い気がする。

今日もまだ嗅覚がもどっていない
野生をもぎとられたようで、腹が立つ。




*1,*2 東博・東洋館 3Fより 
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=hall&hid=13


風邪をこじらせる

2013年11月25日 08時33分38秒 | 日記


風邪をこじらせてしまった

ちょうど一週間前から のどの痛みが始まったのだが
ただの風邪だからとナメていた。

ところが、熱はいっこうに下がらず
週末には、とうとう38度超えをした。
つらい!!


先週金曜にどうしても断れない用事が入り、むりやり人と会う。
「なんだ、元気そうじゃないか」って エーッ (@_@;)!!

げぼげぼ やってるじゃない。
軽く イジメかと思った。

普段から 展覧会まわりなどの時、
歩き疲れてしんどくて、さぞかしヒドイ顔をしているだろうと
トイレで鏡を見ると
しゃら~とした顔の女がそこにいる。
私?
疲れが顔に出てないじゃん!

顔で損をしている。

か弱くて、支えてあげたくなるようなキャラになりたい。

とりあえず現在、お世話になっている薬は
天海祐希氏の顔付「ルルアタック」…これも強そうな顔で
そして 養命酒と
背景には(関係ないけど)秋山祐徳太子氏*¹ デザインのてぬぐい

このてぬぐいは以前 平賀敬美術館*² を訪れたとき
平賀先生の奥様からいただいたもの。

気分を上げたいときには
ぴったりの一品
かなり気に入っています。

風邪をひいても
食欲が落ちないのが救いです。
また、風邪をひいて良いと思われる点は
薬のせいで眠り続け
普段の寝不足が完全に解消される、ということでしょうか。

要するにそれは、「食べる」と「寝る」の繰り返しで
ある危険な場所へと続く 一本道かもしれません…


*1 秋山祐徳太子 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E7%A5%90%E5%BE%B3%E5%A4%AA%E5%AD%90
*2 平賀敬美術館 http://www.hiraga-key-museum.com/


歓びは他者が運ぶ

2013年11月20日 07時52分22秒 | 日記


とても大きなポインセチアをいただいた。
少しピンクがかっていて
本当に美しい


3年間、秋だけ限定で
とある水彩画の講座を受け持っていた。
今年でこの契約も終了
とてもやりがいのある講座で大好きだった。
このお花は最終日に受講生の方々からいただいたもの。

私は、彼らの絵の大ファンだった。

今まで、
絵を教えてお花をもらったことなんてなかったけど
こんなに嬉しいことだとは思わなかった。
感無量です。

亡くなった父からもらったポインセチアは枯らしてしまったので
今度は注意深く育ててみよう。

そしてこの日、もう一ついただきものをした。

ヴィロン* のフランスパン

これは3年前、
この講座を始めた時に
指導に慣れないでいる私とランチを共にしてくれた友人から。

そのランチの時、パン屋の面接を受けると言っていた友人
今ではその希望のパン屋に就職して立派に職人の道を歩んでいる。
何だか、賞ももらったそうだ。

講座の最終日、なんとそのお店のパンを持ってきてくれた!!
泣いちゃうよ~

そして

BS日テレ「ホテルの窓から」スペシャル
パークホテル東京の紹介の時
背景にばっちり「九尾狐曼荼羅」映していただきました。
本当にありがとうございます。

嬉しい事は
決まって他者が運んでくれる
私も次に渡します。



*ヴィロン 渋谷 http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13004626/
       丸の内 http://www.marunouchi.com/shop/detail/3018


大英博物館にて春画展

2013年11月06日 07時15分28秒 | 日記


現在、大英博物館で春画展*¹ が開催されている。
このニュースは日本国内で、どれだけ知られているだろう?
美術関係者の間ではたびたび話題に上っていたので
当然知っているとしても
それ以外のどれだけの人が知っているかな?

一度、テレビで見た気がする。
あるいは、インターネットの動画だったかもしれない。

春画展が開催されるのは
決まって海外ばかりで
日本ではありえない。
もともと日本の文化なのに
どうしてだろう??

現代日本社会の 隠蔽体質と重なる。

春画からは当時の日本のいろいろな情報を得ることが出来る。
部屋の小物、ファッション
配色のセンス、人間関係やユーモア…

本当に感嘆してしまう。

ロンドンに行くことはできないので
せめてカタログ*² を取り寄せた。
面表紙は鳥居清長*³
裏表紙は歌麿*⁴

かっこいいです。


一部、中国の春画との対比も書かれているようで
写真は載せませんが、女性はやはり纏足をはいて描かれています。

そういえば香港に行った時、
骨董屋に、かつて使われていた古い纏足が展示されていた。
刺繍が凝っていてかわいいのだが、
想像以上に小さくて恐ろしかった。
以前、纏足によって骨が奇妙に折れ曲がった
足のレントゲン写真を見たことがあるので 
なおさら怖かったのかも知れない。

絶体はけないって!!





さて
カタログは400点のカラー図版が収録されていて
大満足です。

そのうちの1点

歌麿の「歌まくら」より
”海女と河童”

妖怪が出てくるとわくわくします。

一人の海女の見つめる波間には
2匹の河童に襲われる仲間の海女の姿がある。
だがそれだけでは終わらない。
よくよく見ると二人の海女はそっくりで
同一人物のようにも見える。
そこに気がつくと、
これは一人の海女の性的妄想かも知れない、と
別の見方が展開できる。
波間をじっと見つめながら
自分が河童に襲われるシーンを想像する、
そんな女性心理を男性が描けるなんて…
いや男性だからこそ、
こんなに上品に描けたのかもしれません。







日本文化つながりでもう一つ。
中高時代の同級生が地唄舞の教室を開きました。
ここにお知らせいたします。
http://tsurujo.jp/
地唄舞についてはまた
改めてご紹介いたします。



*1 British Museum http://www.britishmuseum.org/whats_on/exhibitions/shunga.aspx
*2 アマゾン http://www.amazon.co.jp/Shunga-Sex-Pleasure-Japanese-Art/dp/0714124761/ref=sr_1_1?s=english-books&ie=UTF8&qid=1383645623&sr=1-1&keywords=Shunga%3A+Sex+and+Pleasure+in+Japanese+Art+%28%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC%29
*3  鳥居清長(1752-1815) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E5%B1%85%E6%B8%85%E9%95%B7
*4  喜多川歌麿(-1806) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%9C%E5%A4%9A%E5%B7%9D%E6%AD%8C%E9%BA%BF


カタログはアマゾンで購入。値段が少しずつ上がっています。