Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

せんねん灸にはまる

2015年05月31日 10時04分40秒 | 日記


写真は
カルチャー教室の生徒さんのもの。

先日のテーマは「手を描く」でした。

自分の左手を見ながら描いてもいいし、
私が用意した(私の手の)写真を見て描いてもいい。

で、とある生徒さんが描いた私の手の作品が
とても素敵だったので
写真を撮らせていただいた。

カルチャー教室をやっていて
「凄い傑作だ!」と思えるような絵に出会うことはよくある。
口に出しては言わないけど、
内心では「この人たち凄い」って思っている。

他のカルチャーの方たちの展覧会を観ることがあっても
うちの教室の人達の方がずっと良いじゃん、なんて思ったりして…

とにかく、必死でものと向き合って苦戦の跡が残るのも良いし
また何かポッカリと出来てしまった、というのも良い。

いつか、生徒さんたちの作品で展覧会をやりたいという
野望があります。

ところで私の左手はずっと不調のままで
とうとうせんねん灸にはまってしまった。

これは、そうとう癖になる、というか
奥が深いんですね。
せんねん灸の種類やツボの位置、時間帯などによって
組み合わせは無限大に思われます。
足の方が鈍いので、もう少し強くてもいいかも。


どんな風に効いているのかはまだ不明(笑)
今のところは趣味ですね(基本ドMなので)

ただ、眠気が差したときとか
集中できないときにはとても良いです。

7月の展覧会までは引きこもると思いますので
ひそかに、追求してみようかと思っています。

指南書はこれ
使い倒し中。

「ツボdeセルフケア」宮下正義著 (株)ほんの木 1,300円(税別)
http://www.honnoki.jp/fs/orders/tsubo_de_healthcare 


川崎大師へ。

2015年05月20日 07時56分03秒 | 日記



急性白血病を煩う友人は、
先日とても重要な手術を受けた。

手術前、一時退院したときに、本人から手術の簡単な説明を聞いたが
そんなことをして人の身体は大丈夫なの?
思わざるをえないようなラディカルな理屈だ。

珍しいはずの病気なのに
同じ病気の患者で病院は一杯だとか。
放射能の影響はないのでしょうか?

彼は小学校時代の友人で
関西弁ばりばりの転校生だった私に
とても優しくしてくれた。

家も近く、ずっと同じクラスだったので
よく一緒に学校に通った。


今私にできることは…

手術日に合わせて
川崎大師で護摩を焚いてもらうことにした。


正月はあんなに賑わうのに
普段はこんなもんです。

本堂で一休み。

お坊さんが短い講話をしてくれた。

仏教で、かしわ手を打たないのは何故か。

手と手を自然に合わせたとき
両手の中に空間ができる。
そこに仏の種が芽生えるのだそうだ。
かしわ手を打つと、その種が潰れてしまうので
手を合わせるだけで良いのだとか。
また、その種は育てることができるのだと。

今日は、その種を友人に届けに来たんですよ。





護摩を焚いていただき、
帰りはやっぱり大師散策
お腹ぺこぺこです。

珍しいカレーの店* を見つけました。
(大師を背にして参道の左側すぐ)

川崎大師カレーなんて前からあったっけ??

いや絶体に無かった

これ最近ですよ。

550円という安さにつられて店内に入ったらびっくり!

仏陀の壁画が…

圧倒されつつ席につくと
目の前には仏陀シルエット。

瞑想中ですか??(;゜ロ゜)

これ笑っても大丈夫??
いやいや場所的にはNGだろうなぁ…


カレーは淡路島のタマネギを使っているとかで
甘みがあってとても美味しかったんですけど
一気食いしてカレーの写真撮るの忘れちゃった(笑)

もともとお漬け物屋さん?のようで
付け合わせに奈良漬けと羊羹が添えてありました。
(奈良漬けと羊羹、羊羹

「とても美味しかった!」

と言ったら、100円値引き券をくれました。
また来ます(^_^)

いや、今度は友人が回復した時にお礼に来ますよ!!



*和カフェ 松山
http://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140502/14050916/


制作開始。

2015年05月13日 07時50分39秒 | 日記


抱えていた論文用イラストも終わり
制作の準備も整い
やっと絵を描き始めるところまでこぎ着けた。

イメージは4月中からずっとあって
開始できずにイライラしていた。

体調も左手以外はほぼ復活。

結局、絵を描いていなかったから不調だったのかも知れない。
わからない、どっちが先かは。

裏打ちの仕方が悪いとから教わるようにと
お世話になっている学芸員の方から日本画の作家さんを紹介された。

とても魅力のあるその作家さんの作品は
以前から知っていたので、直接話すことができて感激だ。
本人もとてもチャーミングな方だった。

2度ほどディスカッションをさせていただき
方法を全面見直すことに。

改善できたと思う。
大嫌いだった裏打ちの作業がとても楽になった。
コツもつかめたので、次はもっとうまくいくかもしれない。
いつも誰かに助けていただく。
いつもいつも感謝している。






頭の中には絵のイメージが、おぼろげだけれどハッキリあって
というか、放置している間
だんだんはっきりしてくるような気がして、それが怖かった。

妄想は膨らむのだ。

描きもせずに膨らんてしまった妄想を、
そのまま描くのは、実は大嫌い。
描きながら生まれた妄想がいい、というかそれはもう
妄想ではないのだけれど。

だから行動せずに頭ばかりが先行することは恐ろしい。
素直に行動していれば必ず頭がついてこられない事態に遭遇する。

「説明不可能な事態」あるいは「破綻」?

それはチャンス。


この「説明不可能な事態」を絵の中で説明しない。

今までは、この事態が起こるとそれは
自分が未熟なせいだと考えていたので、
そこから何とか脱しようと大暴れしていた。
結果、画面が言い訳がましさで一杯になっていたと思う。


「説明不可能な事態」は実は解決すべき問題でもないと
今なら思える。

その事態をそのまま、ありのまま画面に残すものとしたい。

また、そのなかば偶然の破綻を最初から狙って描くのも違う。
それだと仕組まれた必然になってしまう。

「世の中の偶然は全て必然なのよ」と言い放った人がいたが
なんて浅はかな、嫌な考え方だろう、と思った。


ただただ自然に描いて、出くわす問題に素直に向き合い
その偶然がそのまま画面に残るのがいいのだけど…
まあ難しいですね。

こういうことを書くと、ブログは読んでもらえないんですよ。


鍼治療、はじめてです…

2015年05月06日 12時40分46秒 | 日記


育てはじめて3年目。やっとシャクナゲが咲きました!

そして
生まれて初めて

鍼治療を受ける。

怖かったので、指圧と灸だけにするつもりだったのだが。
(どこか、必殺仕事人のイメージがある。多分)


左手、指の痺れがはじまって
3週間ほど経つ。
はじめは、指先がチリチリするだけだったが
だんだん酷くなって
いまでは感覚が少しおかしくなっている。

さすがに不安になって診てもらうことにした。

たまたま医科歯科大で
整形外科の先生の図を作っているので
ざっくり診てもらった。

テレビにも時々出ているドクターM。


「かめちゃん、ほっといていいよ。2~3ヶ月様子みよっか」

ああそうですか。

なので、同じく御茶ノ水にある
鍼灸院に行くことにした。

恒例の道迷い。
電話を入れたら
意外と近くまでたどり着いていた。

アース治療院* の宮下先生は
表に出て迎えて下さった。

宮下先生とは湯島の画廊、羽黒洞で知り合った。
もうかれこれ7~8年になるのではないでしょうか。

毎回展覧会に観に来て下さって
いつも身体の話しをさせていただく。

院内は間接照明で暗さが心地よく
良い香りがした。
レモングラスの入ったお茶をすすめられる。


 
治療


主訴は左指の痺れ
だけど、肩もめいっぱい張っているし
腰も痛い。

お任せすることにした。
「鍼」以外の全身コースで

「意外と筋肉ありますね。意外だなぁ」

筋肉褒められて、ちょっと嬉しい。

筋肉美人って呼んでくれ!

しかし、1時間ほど経ち
左腕にさしかかった時

「僕、ここ、打ちたいですね」

(;゜ロ゜)?

う~んどうしよう
「腕ならいいかなぁ、腕なら…まぁいいです」

腕の中には臓器無いからいいか。

というわけで鍼をとうとう許してしまう。

ちくっとするけど痛くはない。
ツボに入るとずーんとうずく。

ちくっ、ずーん、ちくっ、ずーん

なんだ、けっこう大丈夫じゃん。
もしかしたら好きかもしれない。

「ここもやりたいですね」

ってそこは左腰?、ひだりのおしり??

「(@_@;)いやそこはちょっと…また今度に」

(腰の奥には腎臓があるから怖い。おしりの奥には臓器無いからいいかなぁ…)

なんて考えつつ

「また今度」って言っちゃった(笑)

もしかしたら完全に気に入っているわけです。





*アース治療院
http://ww81.tiki.ne.jp/~earth-acu/


*宮下先生の著書
単にツボの話しだけではありません。
食事のこと、入浴の方法など日々の過ごし方満載です。

「ツボdeセルフケア」 1,300円(税別) (株)ほんの木
http://books.rakuten.co.jp/rb/12861695/






身土不二(しんどふじ・しんどふに)仏教用語
身体(健康)と土(食べ物)は一つで、分けることのできないもの…P.12より


秩父武甲温泉へ

2015年05月04日 06時54分50秒 | 旅行


人人会で同期の作家、渡辺つぶらさん*¹ と共に
秩父へ小旅行する。

同じく人人の作家、渡辺遮莫次郎氏*² の個展を見に行くためだ。

主人に車をだしてもらい、
まずは額縁工房へ。
額装が出来上がった。

 
「魔女の遊び」0号 2015

 
天鈿(ウズメ)」P3 2015

マルカツアートの工藤さん。
今回は手で彩色して仕上げてくれた。
写真ではわからないけれど、
わずかに塗料の溜まりや
塗りむらが美しい。
微妙に青みたかり、赤みがかり
それが「見える」という以前の、感じられる程度の主張で
五感への訴え方がみごとです。

私が欲しい(笑)

買って下さった方は、お二人とも私の大切な人です。
このような額装でお届けすることができて、とても満足です。

さて、
さもさん、こと渡辺遮莫次郎氏は
絵本からシュールな作品から多彩な作家だ。
何より、絵が本当に上手い。

こんなに上手い作家だったとは。

個展は盛況で、さもさんのところまで列ができて
話しをしようにも、なかなかたどり着けなかった。

そしてそのあと、念願の温泉
秩父の武甲温泉へ。
温泉の前には鯉のぼりの大群が泳いでいた。
びっくり!!



渡辺つぶらさんとは、
温泉中も、食事中も、車中でもずっと話しをしていた。

女同士ってすごくしゃべるもんなんですね。

霊が見えるという彼女に
体調の悪さを一応訴え、何か変なモンが憑いていないか観てもらった(笑)

なんでも笑うのがいいそうです。
大声で無理矢理でも笑うと、逃げていくんだそうです(@_@;)

悩みなんかもばんばん話しちゃった。
まぁ主には霊の話しなんだけれども(笑)

こんなに打ち明け話をしたのは久しぶり。
運転手は話しを聞きながら、時々鼻で笑っていたけど何か?
何か問題でも??



*¹ 渡辺つぶら
http://www.50agingcare.jp/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC/tsubura-watanabe/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E3%81%A4%E3%81%B6%E3%82%89-%E5%88%9D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E9%A0%83%E3%81%AE%E4%BD%9C%E5%93%81/

*² 渡辺遮莫次郎
http://www.kiryu.jp/takasin/samojiro/index.html