今日も地球を歩いてます

前と後ろにバックパック担いでました。そんな頃も今は昔。今は日本で定住!専業主婦!笑

村訪問

2012年02月23日 | オセアニア編12年1月~2月

南国フィジー            パイン50セント
といえば

ビーチリゾート

フィジーのメインの島から移動して
離島できれいな海でのんびり

なんてこと、
海に興味の薄いワタシがするわけもなく

滞在していたラウトカから東へ
Matawailevaという村へ

ここにいる協力隊員Mr.Taipeiを紹介してもらったので
(現役隊員でないのに
 こんなに現地の隊員ネットワークに入り込んでるワタシ
 みんな優しいなぁ!)

                
まずは
ちょうどラウトカに来てたMr.Taipeiと
バスに乗ってBaという町へ
30分ほど、2フィジードルの距離


 Meguさんの職場 ボードが芸術的になってる

ここの隊員Meguさんとお茶して
マーケットでカバという植物を仕入れる
                          

カバ
この木の根っこが地元ではお酒ヤンゴナになるのです

このヤンゴナという飲み物
トンガでも飲まれてて飲んでみたかったけど
「女性は飲んだらダメ」
という作法のため
お酌しかできず

フィジーで体験できることを心待ちにしてたのです
ついにこの日が!

カバ、少し前より値上がりしてるとのことで
1キロ30ドル



またバスに乗って
ラキラキLakilakiという町へ

1時間5.5ドル
            

ここでフィジー料理のランチです

インドのカレーかフィジアン中華料理
こういうレストランばっかのフィジーだけども
フィジアン料理の店もあるのです

           
             実は1ヶ月前に大洪水に襲われた町なのです

ラキラキのマーケットからANZの銀行正面の道を進んで
橋を渡ってすぐ左手
教会のマークのあるレストラン

           

ココナッツ煮込みの魚を
キャッサバが付いて5ドル
いつもはあるはずの青野菜は、ちょうど今は切れてるとのこと

手で食べるのです

「目で味わって
 手で味わって
 下で味わう」

フィジーも手食文化圏です

更にバスに乗って
1時間ほど
                

典型的なフィジーのおばちゃんの髪型を見つつ
(ボールペンをこう刺すのは初めて見た)
のどかな風景                  
海から離れたり近づいたりする道


               

首都のスバまで続いている、とのこと
着いた、Matawailevaの村!

            

ここは保守的な価値観がまだ残る村なので
村に入るときや
村を歩くときは
女性はスルと呼ばれる巻きスカートの着用が求められる

ま、
とりあえず何かの布を巻いてひざ下の丈であればいいようで
人によってはどっかのホテルからもらったような
ホテル名の入った布を巻いてたりする

村ではMr.Taipeiの住んでる家におじゃま

          
そして
村のトップ、ルシーにお願いして
ヤンゴナの作り方を教えてもらう

  

金属製のこのフィジー版、杵と臼で
こうするのです
           

この学校のチャイムのような金属音が
よく村で聞こえる
つまり
よくヤンゴナが作られ飲まれている、ということなのです

「フィジー人は稼いだお金をヤンゴナにつぎ込む」
と言われるほどの大衆ドリンク
大人限定
         この子たちにはまだ早い

   
            見事にここまで粉になる

どうやって飲むかと言うと
その日の夜
早速ヤンゴナの会
            

Mr.Taipeiの家のテラスに人が集まってきて
カバの粉を布の袋に入れて
水を注いで
布を絞りながらカバの粉末を溶かす



            
            
「泥水みたい」

と言われても否定できない色のドリンク・ヤンゴナが完成

科学的にはノンアルコールだけど
胡椒科の植物からできているので
喉が少しぴりりとして
飲めば飲むほどボーっとしてくるのです
幻覚作用まではないけども
酔っ払った感じになるドリンク

「健康的」なものなのではなく
肝臓に負担がかかるらしいです


フィジー人大好き
特に男性が、ね

ヤンゴナの飲み方にも作法があって
作り手がココナッツの殻で作ったコップにヤンゴナを注いで渡し
渡された人は1回手を叩いてそれを受け取って
他の人が3回手を叩いてから飲み干す
飲んだら3回手を叩いて杯を返し
作り手はまた杯にヤンゴナを注いで別の人へ
次は2回手が叩かれ
その間、飲み手は1回手を叩いて飲む

飲み手の順番は決まってて
ゲストや目上の人からの順番
毎ラウンド、順番は変わらず

これの繰り返し
それはもう、エンドレスかと思われるほど

ヤンゴナが大きなボウルからなくなったら
再び粉が用意されて作られて
また飲まれる

いつ会が終わるのかというと
手持ちのカバの粉がなくなったら

しかも
誰かの家にあったりすると
もらいに行ったりするのです

この日は3時間で終了
会によっては5時間続くこともあり、
今回は短い方らしい

ヤンゴナで酔うまではいかなかったけど
味に飽きて途中からはチェイサー代わりにサトウキビをかじる

                 

隣の家の庭先にあったサトウキビを
途中で刈りに行ったのです

いいなぁ、こうやって
サトウキビやらマンゴーやらココナッツやら、
食べ物が家の周りにあるのって

   
              途中から折り紙教室も開講

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