東大に入学する学生は大別して、合格するために経験してきた学習法は、二つに分かれます。
一つは、東大入学者数が毎年一人いるないないかの地方の高校。
他の一つは、毎年何人かの東大合格者を出す首都圏の高校。
その二つの受験観はまったく違います。
前者は、端的にに言えば「独学」の学習です。自分で時間を生み出し、長時間の学習、模試を受けるのも一人で申し込み、一人で会場へ向かう。
周りに、同じような東大をめざす人がいないからです。
後者は、東京圏出身の人たちで、多くが中学受験を経験し、東大に進むために多額の費用をかけて、有名進学塾のサポートを受けてきたのです。
志望動機は、「周りも目指していたから」との答えもしばしばです。
「東大を目指すための環境」があるのです。
大阪に住んでいると、東大進学を強く望む地域特性はありません。それよりも、京大や阪大を目指します。
そんななかで、地方から東大進学を目指す、限られた少数派は、上記の二つに大別される「受験文化」があることを知っておくのがいいです。
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