箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

教えるのではない 

2023年06月03日 07時12分00秒 | 教育・子育てあれこれ
一般的に言って、教師の仕事は児童生徒に教えることです。

今の教育観では、教えることがいきすぎて、教え込みになるのを避け、子どもが自ら学びとる授業に価値が置かれています。  

教え込みは、教師が1時間の授業のほとんどを話し、児童生徒が受身になる、学習の意欲がわかない。

そこで、主体的で対話的で、深い学びのある授業実践が必要になります。

そのときのキーワードは子どもの学習意欲です。

高い学習意欲をもち、解決する課題に深い思考力を働かせ、対話活動により自分の考えをさらに深めていく。

(とはいえ、教えることを全否定するのではなく、生徒指導などではこどもを教え諭すことはいまでも、教師の役割として大きいという側面があることは、頭の中に留めておくべきと、わたしは考えます。)

今の時代の到来をみこしてきたのかどうかはわかりませんが、ガリレイ・ガリレイは学びの本質に言及し、次の言葉を遺しています。



人にものを教えることはできない。

できることは、相手の中にすでにある力を見出すこと、その手助けである。






2 コメント

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Unknown (mi3chu-kocho )
2023-06-08 19:38:55
自分で考え、他の人の考えも聴き、またよく考える人になってほしいと思います。
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自分で調べる (サリー)
2023-06-08 07:40:07
私の小学校の先生は「自分で考えることが大切だ」「長いものに巻かれるな」ということを何度も教えてくれました。人の言ったことをそのまま覚えるのではなく、自分で考えることが意欲を高めることだと思います。その習慣は今でも続いています。大切なことだと思っています。
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