箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

第一印象の大切さ

2021年06月15日 07時17分00秒 | 教育・子育てあれこれ
箕面市では、例年11月に青少年弁論大会を行なっていました。(今年から、英語のスピーチコンテストに一本化になります。)

わたしは、出場する自校生徒を指導していました。

そのとき、しばしば言っていたことは、

第一印象を与えるチャンスは、一度しかない。

ということです。

日本語で、4分の制限時間内で、思い思いのテーマで弁論をするのですが、審査員は初対面の人ばかりです。

第一印象は非常に大切です。

弁論の切り出しで、相手の心をつかむ工夫を入れるようにアドバイスしました。

たとえば、演劇部の生徒がその活動の意義をスピーチするときには、実際の劇の中での自分のセリフを開口一番に語る。

外国生活を経験して、日本の学校の文化とのちがいについて話す生徒には、最初に歯切れのいい英語を話すなどです。

これらは、第一印象をインパクトのあるものにする技術です。

さらに、服装にも気をつかうように指導しました。

何も着飾る必要はありません。

制服をきちんと着こなすように言いました。

実は、メーラビアンの法則というものがあって、人の第一印象は7割程度までは、視覚情報が影響するということがあります。

良くも悪くも、「見た目」で他者は、どんな生徒かを判断するというものです。

もちろん、その生徒とずっとつきあっていくと、第一印象が変わり、その子の人がらや長所がわかってきます。

しかし、弁論大会はわずか4分しか、自分を知ってもらう時間がないのです。

だから、「見た目」でも好印象を与えるように、服装にも気をつかうように言いました。

出場した生徒たちは、いい経験を積んだと思います。


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